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先週の記事で、今日（12日（水））発売の教授のニューアルバムの話をしましたが、映画の方がどうしても気になり、レンタルショップでDVDを借りて、トニー滝谷、観てみました。


・トニー滝谷 ／ 坂本龍一

　　

・トニー滝谷 プレミアム・エディション(DVD)

　　


・・・とても寂しく、悲しく、切ないストーリーだ、と私は思いました。
映画全体を包んでいる、独特の孤独感。でも、変な言い方かも知れませんが、この孤独感、私は共感が持てました。何となく、井上靖の小説に流れている雰囲気と共通するものを感じました。

イッセー尾形さん、あの、何ともいえない存在感がこの映画でも発揮されています。この存在感は、一人芝居の舞台で培われたものなんでしょうね。
宮沢りえさん、特にファンという訳ではないんですが、出演されている映画などを見る度、『あー、素敵な女優さんだなー』と、しみじみ感じさせられます。

そんな映画に、教授のピアノがさり気なく花を添えています。ある時は、主人公の束の間の幸せを祝福する様に。ある時は、孤独な主人公を傍観する様に・・・

普段私はあまり、借りてまでDVDを観ないんですが、この作品は観てよかった、と思いました。


＜追伸＞
実は、今日（12日（水））発売の教授のニューアルバムって、他にもあるんです。来週は、そのお話をするかも・・・（？）