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カテゴリ:観劇・映画関連話
3月8日(土)、彩の国さいたま芸術劇場へ「身毒丸 復活」を観てきました。
以前から、『藤原竜也さんの舞台を一度観てみたい』と思っていたのですが、今回、藤原さんの舞台デビュー作である「身毒丸(しんとくまる)」の復活公演があるというので、思い切ってチケットを購入しました。 千秋楽は、4月10日。これから実際に観に行かれる方は、以下の記事を読まない方がいいかも知れません・・・ そういえば前回ココに来た時は、大雪の日だったなぁ・・・ 「身毒丸」という作品は1978年、脚本を共同執筆された寺山修司さんと岸田理生さんが当時所属されていた演劇実験室「天井桟敷」で初演されたそうです。 その後、岸田理生さんが脚本を改訂し、蜷川幸雄さんの演出、武田真治さんの主演で上演されたのが1995年。この時から既に撫子役は白石加代子さんでしたが、実はこの時に劇中音楽を作曲されたのが、あの、宮川彬良さんでした。 その後、オーディションで選ばれた新人・藤原竜也さん(当時15歳)の主演で、国内のみならず海外でも大成功を収めたのが1997年。「身毒丸 ファイナル」が2002年。この年の公演をもって、「主演:藤原竜也、白石加代子」での「身毒丸」は終わる予定だったそうですが・・・ 2008年、米国・ワシントンD.C.のジョン・F・ケネディ・メモリアル舞台芸術センターでのフェスティバル招聘作品として上演が決定。 「主演:藤原竜也、白石加代子」で、今回の“復活”公演が決まったのだそうです。 初めて「身毒丸」を演じてからおよそ10年の歳月が流れ、『25歳の藤原さんが演じる、“10代の少年役(劇中の設定は、15~17歳?)”って、どんなんだろう?』と思っていたんですが・・・ まるで高校の制服の様な、白いワイシャツと黒いスラックスを身にまとっていた藤原さん、全く違和感はありませんでした。 藤原竜也さんをテレビ、映画等で拝見する度に私は思うんですが・・・ 独特の雰囲気、オーラをお持ちの俳優さんですよね。今回そのオーラを直接目の当たりにする事ができた訳ですが、私はその迫力、魅力に圧倒されっ放しでした。 白石加代子さんの演技を、私は今回始めて観たんですが・・・ こちらも“独特”だと思いました。 亡くなった実母の代わりに“買われて”家へ入ってきた、という、非日常的な境遇の継母・撫子を、(いい意味で)怪演されていたと思います。 実母への愛情を抱き続けて継母に全く寄り付かない身毒丸と、身毒丸が自分に心を開かない事を悲しみ訝る撫子。そして次第に両者の感情は歪に膨らみ、爆発し・・・ 互いへの不信感、恨み、そして、禁断の愛情。さまざまな感情が2人の間に交錯します。それはもう・・・ “おどろおどろしい”としか、私は形容できません。 私は今回初めて寺山修二さんの作品に触れたんですが・・・ 非常に衝撃的でした。 脚本は岸田理生さんとの共同執筆だそうですが・・・ その“世界”に驚くしかありませんでした。 そしてそれを演出されたのが、蜷川幸雄さん・・・ 改めて私が言うのもおこがましいですが、とても素晴らしい舞台でした。 これからもこのお三方の作品は(寺山修二さんと岸田理生さんは既に鬼籍に入っていらっしゃいますが)、注目していきたいと思っています。 そして、藤原竜也さん。どうしても女性ファンの方が多いので、その出演作品を観に行くのは私にとって、ある種の勇気が要りますが・・・ 機会を見つけて、また観に行きたいと思っているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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