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カテゴリ:観劇・映画関連話
(5月30日(金)の“その2”の続きです)
それでは今回は、当日の「鎌倉三代記」の演目のあらすじと、その私個人の感想について書いてみたいと思います。 (あらすじ) 影武者を使い、鎌倉方の目を欺き続ける京方の有力武将・佐々木高綱。 鎌倉方はつい最近、高綱を捕えて首を刎ねたつもりでしたが・・・ それが影武者だった事を知り、より一層“高綱探し”に注力していました。 そんな中、伊勢国庄野に進軍してきた鎌倉方は、付近でまたも高綱によく似た“籐三”という百姓を捕らえます。既に捕まえていた高綱の妻・篝火にその姿を見せたところ、「我が夫に間違いない」。 しかしそこに藤三の女房だという“おくる”がやってきて、「我が夫を帰して欲しい」と、鎌倉方の大将・北条時政に嘆願します。かくて、籐三の疑いは晴れますが・・・ 「顔が高綱に似ていては紛らわしい」と、籐三はその顔に入墨をされてしまいます。 入墨姿の“生まれ変わった”籐三は、自ら、京方へ嫁いだ時政の娘・時姫の奪還役を志願します。 時姫の身柄確保は、以前からの鎌倉方の懸案。「成功したら、私の嫁に」という突飛な願いが受け入れられ、藤三改め“安達藤三郎”は、時姫を敵から奪い返すために敵地に乗り込むのでした。 (感想) 私にとって初めての文楽は、やはり最初はいくつかの“戸惑い”を感じながらの観劇になりました。 戸惑いのひとつは、“その1”でも書きましたが、目や耳を通して入ってくる色々な情報です。 人形、義太夫、字幕、イヤホンガイド・・・ どこに重点を置いて観て、聴けばいいのか。そのあたりの見当が最初は全くつかず、オロオロしていました。 それから私が最初戸惑ったのは、『なぜ人形を“三人がかり”で操るのか』という点でした。 文楽では一般的に“主役級”の人形は、“首(顔)と右手”担当、“左手”担当、“両足”担当、の三人で操るのだそうです。『なぜ、三人でひとつの人形を・・・』 しかし・・・ これらの“戸惑い”は、私の場合は“時間”が解決してくれました。 文楽の舞台を見続けるうち、それらの疑問は、いつの間にか解消していました。 (あらすじ) 京方の武将・三浦之助の実母は病を患い、絹川村で嫁・時姫に看病されていました。 時姫の留守中、鎌倉方から遣わされた二人の局(讃岐の局、阿波の局)がその家にやってきて、三浦之助の母に「時姫を鎌倉方へ帰す様に」説得しようとしますが・・・ 「時姫は既に、我が息子・三浦之助に嫁いだ身である」と、全く受け入れられません。 (あらすじ) 外出中だった時姫が、三浦之助の母の家に帰ってきました。どこへ行っていたのかというと・・・ 数人のお伴を引き連れ、買い物に行っていたのでした。徳利の中には、普段慣れない家事を手伝ってくれている近所の女房“おらち”に振舞うための“酒”が入っています。 時姫は、夕飯の支度に取り掛かろうとしますが、慣れない仕事に戸惑います。それを、酒を飲みながら見ていた“おらち”・・・ 見るに見かねて“もろ肌を脱ぎ”、米の洗い方その他全ての支度を時姫に代わって済ませてしまいます。仕事を終えた“おらち”は、空になった徳利をを持ってまた酒の調達に出掛けます・・・ ・・・この間、鎌倉方の局二人は時姫に直接「鎌倉へ帰る様に」説得しますが、時姫も全く受け入れようとしません。 (“その4”に続きます。14日(日)までにはUP予定です・・・) (今回もまた日付が変わり、“火曜日”の更新になってしまいました。お詫び致します・・・) (最初のUP内容から、2箇所訂正を加えました。申し訳ありません・・・) ×:京方はつい最近、高綱を捕えて・・・ ○:鎌倉方はつい最近、高綱を捕えて・・・ ×:イヤホンマイク、○:イヤホンガイド) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.10 21:33:49
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