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鳴らないシンバル

鳴らないシンバル

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Pocky Man
2008.06.23
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カテゴリ:観劇・映画関連話
(6月15日(日)の“その4”の続きです)

―高綱物語の段―


(あらすじ)
夜が更け、時姫を取り戻そうという“鎌倉方”の連中の動きが激しくなってきました。

昼間、既にそのための行動を起こしていた二人の局が、再び姿を現します。
これに加え、北条時政より直々に送り遣わされた安達藤三郎、さらには、その後また新たに使者として送り込まれた「富田六郎」が、「井戸」からその姿を見せます(この井戸は抜け穴になっていて、鎌倉方の陣地につながっています)。

富田六郎は裏に控え、まずは勇んで安達藤三郎が時姫に近づき説得を試みます。が、・・・
その説得を、時姫は聞き入れようとはしません。安達藤三郎が持っていた“北条時政からの使者の証”、守り刀を奪い、「手討ちにする」と凄むと、安達藤三郎は井戸の中へ逃げ込んでしまいます。

我が父から遣わされたという、“守り刀”。それは、父から時姫への直々の、「鎌倉方へ戻って来い。三浦之助たちを斬って」というメッセージでした。そんな事など、できる筈もなく・・・
時姫は覚悟を決め、自害しようとしますが、三浦之助に止められます。

「それだけの覚悟があるなら、京方の人間として鎌倉方へ忍び込み、父・時政を討て!」

時姫はその三浦之助の言葉に、首を縦に振ります。
と、裏に控えていた鎌倉方の使者・富田六郎が姿を現し、この一部始終を鎌倉方へ伝えるため、井戸に飛び込もうとします。すると・・・
井戸の中から槍が突き出され、富田六郎の身体を貫きます。その槍の持ち主は・・・
先ほど井戸に逃げ込んだ、安達藤三郎、でしたが、何やら様子が変です。

そう、この安達藤三郎こそ・・・
北条時政の御前で直接、その疑いを晴らしていたはずでしたが・・・

この人こそ、鎌倉方が必死にその行方を追っていた、「佐々木高綱」本人だったのでした。

高綱の登場で、その場にいた京方の人間たちは勢い付きます。
時姫も、改めて覚悟を固め、我が手に槍を持ち、父・時政を討つ動作を真似ようとします。すると、思いがけず、その槍の先に、故意に三浦之助の母が・・・

「私の首を鎌倉方へ持っていけば、北条時政も時姫の事を信用して油断するだろう。それに第一、まず私を討った事で、時姫が父・時政を討つ義理が、これで立っただろう」

最期の最期まで、武家の女らしくあった、三浦之助の母でした。
母、息子、そして息子の嫁の三人は、それぞれの“別れ”を惜しみます。

時は既に明け方近く。気配を感じた佐々木高綱は近くの松の木に登り、京方の拠点・坂本城に敵方が押し寄せつつある事を確認します。

決戦の時、来る! (幕)


(“その6”に続きます。29日(日)までにはUP予定です。)






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Last updated  2008.06.23 21:25:05
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鳴らないシンバル@ Re[1]:今年の父の日(06/21) HIRO-MICKEYさん >良いですねぇ~♪ >プ…
HIRO-MICKEY@ Re:今年の父の日(06/21) 良いですねぇ~♪ プレゼントしてくれた気…
鳴らないシンバル@ Re[1]:GW2日目(05/03) ミンティ♪さん >国立科学博物館かな?と…
ミンティ♪@ Re:GW2日目(05/03) 国立科学博物館かな?と思い調べてみたら…

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