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カテゴリ:観劇・映画関連話
(6月15日(日)の“その4”の続きです)
(あらすじ) 夜が更け、時姫を取り戻そうという“鎌倉方”の連中の動きが激しくなってきました。 昼間、既にそのための行動を起こしていた二人の局が、再び姿を現します。 これに加え、北条時政より直々に送り遣わされた安達藤三郎、さらには、その後また新たに使者として送り込まれた「富田六郎」が、「井戸」からその姿を見せます(この井戸は抜け穴になっていて、鎌倉方の陣地につながっています)。 富田六郎は裏に控え、まずは勇んで安達藤三郎が時姫に近づき説得を試みます。が、・・・ その説得を、時姫は聞き入れようとはしません。安達藤三郎が持っていた“北条時政からの使者の証”、守り刀を奪い、「手討ちにする」と凄むと、安達藤三郎は井戸の中へ逃げ込んでしまいます。 我が父から遣わされたという、“守り刀”。それは、父から時姫への直々の、「鎌倉方へ戻って来い。三浦之助たちを斬って」というメッセージでした。そんな事など、できる筈もなく・・・ 時姫は覚悟を決め、自害しようとしますが、三浦之助に止められます。 「それだけの覚悟があるなら、京方の人間として鎌倉方へ忍び込み、父・時政を討て!」 時姫はその三浦之助の言葉に、首を縦に振ります。 と、裏に控えていた鎌倉方の使者・富田六郎が姿を現し、この一部始終を鎌倉方へ伝えるため、井戸に飛び込もうとします。すると・・・ 井戸の中から槍が突き出され、富田六郎の身体を貫きます。その槍の持ち主は・・・ 先ほど井戸に逃げ込んだ、安達藤三郎、でしたが、何やら様子が変です。 そう、この安達藤三郎こそ・・・ 北条時政の御前で直接、その疑いを晴らしていたはずでしたが・・・ この人こそ、鎌倉方が必死にその行方を追っていた、「佐々木高綱」本人だったのでした。 高綱の登場で、その場にいた京方の人間たちは勢い付きます。 時姫も、改めて覚悟を固め、我が手に槍を持ち、父・時政を討つ動作を真似ようとします。すると、思いがけず、その槍の先に、故意に三浦之助の母が・・・ 「私の首を鎌倉方へ持っていけば、北条時政も時姫の事を信用して油断するだろう。それに第一、まず私を討った事で、時姫が父・時政を討つ義理が、これで立っただろう」 最期の最期まで、武家の女らしくあった、三浦之助の母でした。 母、息子、そして息子の嫁の三人は、それぞれの“別れ”を惜しみます。 時は既に明け方近く。気配を感じた佐々木高綱は近くの松の木に登り、京方の拠点・坂本城に敵方が押し寄せつつある事を確認します。 決戦の時、来る! (幕) (“その6”に続きます。29日(日)までにはUP予定です。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.23 21:25:05
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