隠れ舎　「伸楽舎」の日々

生徒から昨日の授業での出来事をお聞きになられたかと思いますが、

昨日の数学の授業の中で、中学２年のクラス全員に向けて、

全員塾を辞めても良いうという覚悟で厳しく怒鳴りつけました。

おそらく伸楽舎を立ち上げて以来、一番の怒鳴り方だったと思います。

私は常々「テストは受けたあとが重要」だと生徒１人１人に指導してきました。

しかし、今の中2の学年は、

定期テストが始まる２週間前くらいになると

どの学年よりも一生懸命勉強するのはいいのですが、

定期テストが終わるやいなや、自習に来る回数は一気に減り、

テスト終了直後の授業態度はテスト前とは明らかに異なる集中力を欠いた状態になります。

テストの結果が良くなくてもです。

過去、伸楽舎で指導してきた学年の中で、

一番それが顕著であった学年でしたが、

それでもいつかは変わってくれるだろうとその都度話をしてきたつもりですが、

流石に昨日の態度には堪忍袋の緒が切れました。

そして全員に向けてこう話しました。

「この塾の指導は定期テストで点数が取れればそれでいいという指導はしていない。

もし、定期テストだけできればいいという人は、遠慮なく塾を辞めろ。

まして、テスト後こそ大事なのに、テストが終わったことに胡座をかき、

やる気をなくしてだらけるようなら、

それは俺の指導方針に従えないという意思表示だろ？

そんな自分の指導方針に従えない生徒を俺は指導したくもないし、

なにより、俺を信頼し、月謝を払っていただいてるご家族に申し訳ない。

もっとお前らに合う塾を探してそっちに行くべきだ」

これは、怒り任せて出た言葉ではなく、私の本心です。

その後、数人の生徒は泣きながら私のところに謝りにきました。

もしかしたら、私の思いに気づいてくれたのかもしれません。

今までの塾生も、そしてその保護者の皆様も、

私の思い、信念を理解して通っていただき、

厳しい指導に耐え、笑顔で卒塾して行きました。

そのことが、私の一番の誇りであり、

その信念を今後も曲げることなく貫いていくつもりです。

保護者の皆様へお願いです。

生徒にとって合わない塾に通うことほど辛いことはありません。

周りには多くのタイプの異なる塾が存在します。

今回、現中２の塾生にはかなり厳しい言葉を浴びせました。

おそらく、もう塾を辞めたいとお子様が言ってくることでしょう。

あんな塾長には教わりたくなくという子も出てきて当然だと思っています。

そのときは頭ごなしに叱らず、無理に自塾に通わせるようなことはしないでください。

いよいよ受験生となる今年、

自分にあった塾に通うことは、１年後の受験を左右する重要命題です。

今後のことをしっかりと話し合っていただき、

それでも保護者、本人ともに自塾で頑張りたいというのであれば、

これまで以上に厳しくも１人１人に愛情を注ぎ、指導していく所存です。

どうか、よろしくお願いします。