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隠れ舎 「伸楽舎」の日々

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2018.11.15
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カテゴリ:塾長の思い
以前にも似たようなことを書いた気がするが、
少々思うところがここ数日重なったため、
今の自分の思いを改めて書きたいと思う。

「個人塾」というのは
良くも悪くも
「塾長」自身の考えがすべてであり、
その指導方針に共感した生徒・保護者が
通う場所である。

だからこそ、個人塾の塾長は
入塾に先立って、しつこいくらいに、
自分自身の教育観・人生観・指導方針を説明し、
それを踏まえたうえで、自塾に入塾したいかを確認する。
入塾後に
「こんなはずじゃなかった」
と後悔してほしくないからね。
まして、うちのような厳しい指導を行っている塾は、
尚更その点を強調して、確認をする。
そこまで話をした上で、それでも
「入塾して頑張りたい」
と覚悟を決めてくれたなら、
あとはこちらも誠心誠意指導にあたらせてもらう。

しかし、それだけ入塾前に念押ししても
それでも入塾後に、
お互いに指導する側・指導される側のギャップを感じることは往々としてあり、
その際に、どう対応すればいいのかは、
今でも悩み、正解が見いだせない。
おそらく、個人塾の塾長先生方は、
同じような苦しみを一度は味わっているだろう。

経営の面でいえば、
塾生が1人増えればそれだけ安定するし、
1人減れば死活問題にかかわることさえ珍しくない。
だからこそ悩む。
器用な先生であれば、
生徒1人1人に対する指導方法を変えて、
ある生徒には厳しく、ある生徒には優しく丁寧に対応される、
そんな風に臨機応変に対応できる先生もいるだろう。
それはそれで素晴らしいことだと思う。

ただ、俺が大事だと思っていることは、
「開塾当時からそのスタイルで指導してるか」
ということ。
例えば、開塾時は、
「1人1人に優しく丁寧な指導をする」
ということをコンセプトにしていたのに、
ある日、保護者の方から厳しい指導をお願いされたからと、
あるときから厳しい指導を行うようになったり、
塾の理念と異なる要望を
あれもこれも受けるようになったりすると、
新しく入塾してくれた子にとってはいいが、
それまでの塾を気に入って通ってくれている塾生・保護者に対しての
裏切り行為だと、俺は感じてしまう。
だから、まずは塾で決めたルールを絶対的なものにして、
それに反した場合は、理由はどうであれ退塾していただく。
それによって自分の首を絞めているのはわかっているが、
それでも、この塾を信頼して通塾してくれている現塾生にとって、
今の環境を崩すようなことがあってはならない。
(だからいつまで経っても儲からないわけだが)

また、一度引き受けたはいいが、
明らかに塾の指導方法では、
この生徒は伸びない、伸ばせないという場合もある。
これは、どちらが悪いわけではなく、
単純に塾の指導とその生徒にとって必要な指導がミスマッチしていることが
少なからずあるのである。
(例えば「褒めて伸びる」タイプの生徒に厳しい指導をして、
その子の可能性を潰してしまう場合や、その真逆のパターンなど)
これは体験授業だけでは見いだせなかったことで、
入塾して数日、数週間指導を受ける中で明らかになること。
問題はそれに気づいたとき、どう対応するか。
悲しいかな、利益至上主義の塾では、
それに気づきながらも、塾に通わせ続けるところも少なくない。
通ってくれさえすれば、月謝を徴収できるからね。
が、通う側からすれば、言わずもがな、
合わない塾に通い続けることは苦痛以外何物でもない。
やってもやっても成果が現れないのだから。
その時、俺は迷わず退塾を勧める。
「一度引き受けたのに無責任だ」
ということを言われることもある。
しかし、俺にとってみれば、
合わない塾に通わせ、月謝だけもらっている方が
余程無責任に感じる。
個人塾ではできることが限られている。
大手塾は、その点を個人塾の弱点と捉え、
広告で指摘してくるところもあるが、
俺は、できることが限られていることこそが、
個人塾の利点であると思っている。
限られたできることを、只管に塾生に還元していく。
生徒との相性・信頼が合致すれば、これほど心強く、頼りになるものはない。
だからこそ、
その子にとってもっと相性のいい塾があるなら、
その子の将来のためにもそちらに通うべきであり、
転塾することを勧める。
この仕事で重要なことの一つは、
縁あって知り合った生徒の将来を、
本気で案じる責任を持つことだと思っている。
その子にとって、自塾を辞めることがいいと判断したなら、
無責任と言われようが、しっかりと俺自身の考えを保護者の方にも示した上で
そうしてもらう。
今までも、自塾を辞めた生徒が、
他塾の広告に高校に合格した笑顔の写真が載っていたことが何度かあり、
その度に、
「うちの塾に通い続けていたら、きっと合格させてやれなかったな。
本当によかった。」
と素直に思う。

まぁこれは各個人個人の見解の違いなので、
どっちがいい悪いではないと思う。
ただ、この10年間、
「伸楽舎」という塾をここでやってこれたのは、
自分の信念を曲げることなく
「厳しい塾」であり続けたからだと思っている。
こんな塾に共感し、
そして、こんな過酷な塾で頑張ろうと
努力している塾生のために、
これからもしっかりと責任を果たしていきたい。
そして、自塾の信念にそぐわないことに関しては、
一貫して無責任でありたいと思う。





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最終更新日  2018.11.15 18:37:42
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