フィギュアスケート時々バレエ～浅田真央とパトリック・チャン応援記

ジャパン・アーツさんのサイトで、ボリショイ地方公演のキャストも既に発表になっていたんですね。なんといっても一番嬉しいのは、名古屋での「白鳥」がザハロワ＆ウヴァーロフであること！以前どちらかのサイトで名古屋ではザハロワが踊るらしい、との話は聞いてはいたのですが、いまいち半信半疑だったんですよね。けど、ジャパン・アーツさんのサイトで発表になっている以上、これはもう間違いないでしょう！まぁ、あくまで現時点での「予定」であり、当日になってみないと分かりませんけどね。けど、とにかく今は嬉しい！ザハロワはもう東京以外では踊ってくれないんじゃないか？って思ってたから。今回のボリショイ来日では、札幌でも「白鳥」踊るみたいですね～。流石に札幌までは、いくらなんでも観には行けないけど。けど、それだったらザハロワには、是非とも大阪でも踊って欲しかったな～、というのが本当のところ。っていうかザハロワ、大阪に来てくれたことあるのかな？０３年のマリインスキー来日公演、大阪の「くるみ」に当初出演予定になっていて、「くるみ」にはあんまり興味ない私だけどザハロワ主演なら！と張り切ってボックス席のチケット取ったというのに、その直後にザハロワはボリショイに移籍、マリインスキー来日公演には参加せず・・という悲しい結果となったのでした・・けどザハロワは、ボリショイに移籍してから益々パワーアップした感じで？今や世界を代表するプリマになりましたよね。結果的には移籍はプラスに作用した感じで、良かったですね。ザハロワを評して、「綺麗なだけ、の一言で終ってしまう」というような類のご感想を拝見することもあるのですが、「綺麗なだけ」で充分でしょ～が！バレエに「綺麗」以上の何を求める？なんて私は言いたくなってしまいます(笑)。正に「美しければ全て良し」。ザハロワのあの美しさ、問答無用の「絶対美」を前にしては、他の事などホント、ど～だっていい。
奇跡的なあの美しさに酔いしれる・・私にとって、これ以上の幸福はありません。とまぁ、延々と書き続けたいところではあるのですが、いい加減しつこい！と言われてしまいそうなのでこの辺りにして(笑)。

そうそう、それにしても大阪は、なんでルンキナなんだろ～・・ザハロワに来て欲しかった・・ザハロワが無理なら、アレクサンドロワに踊って欲しかった・・アレクサンドロワって、オディールは想像付くんだけど(実際、今春の「マラーホフの贈り物」公演でも素晴らしいパフォーマンスを披露してくれたし)、オデットを踊る彼女というのが想像出来ないんだよね～。で、だからこそ、観てみたい、というか。ルンキナについてはもう一度、今度はもっとちゃんとした良いお席で観てみたい、そうしたら印象変わるかも、なんて思ったりもするのだけど、う～ん、どうだろうな～。ルンキナは「ジゼル」とか「ジュリエット」←ラヴロフスキー版ね、なんかは凄く似合いそうなんだけど、彼女の持つたおやかさ、なよやかさ、は「クラシック・バレエ」のヒロイン踊るには、私にはマイナスに作用してしまうんだよね～。私は以前、クラシックバレエのヒロインは「王」でなければならない、と書いたことがありますが、ルンキナはあくまで楚々とした「お姫様」。ロシア人の彼女に対して言うのも何だけど、花に譬えるなら「大和撫子」みたいな雰囲気を持ってるんだよね。ザハロワが大輪の白バラ、だとすると。ザハロワが光輝くダイヤモンドなら、ルンキナは「真珠」。あくまで控えめに、しっとりと輝く。こういうバレリーナが好き、って方は大勢いらっしゃると思うし、役柄によっては私も好ましく感じることもあるかも知れないけど、オデットではダメだ、私は受け付けない。ちなみにもっと嫌だと感じるであろうのが、ニキヤ。こういう「哀れな舞姫ふう」のニキヤは、ザハロワのニキヤを至上のもの、と考える私にとってはあまりにもキツイであろうことが予想される(あくまで予想です、実際観てみたら案外好きになる可能性は勿論大です)。
こういう「哀れさに涙させる」ニキヤなんて、私は一番好みじゃないのよね。それだったらヴィシニョーワみたいに、情熱に身を焦がす、灼熱の恋する女、恋が全て、タイプのニキヤの方がまだいいよ。あ～、話がいきなり別のところに行っちゃうけど、ヴィシニョーワのジュリエット、もう一度観たいな～。素敵過ぎたよ、ヴィシのジュリエットは。