それにしても、今回もやっぱりボリショイは素晴らしかった。「明るい小川」「白鳥」「ドン・キ」と、それぞれ本当に素晴らしくって感激だった。「白鳥」に関しては、名古屋でもっと良いお席で観て、大阪でのアレクサンドロワと、ザハロワとを、もっとよく見比べてみたかったなぁ・・というのが唯一の心残りというか残念だった点だけど、まぁ済んだことをいつまでもうじうじ思っていても仕方が無いよね。「白鳥」は、とにかく演出が気に入ったので(唯まぁ、あのオデットの登場シーンだけは意表を衝かれましたけどね・笑)ぜひまた持ってきて頂きたいなぁ。王子とロットバルトが主人公、みたいに私は思ったけど、ロットバルト役をもっとスターオーラのあるダンサーが踊ったら(ベロゴロフツェフはベロゴロフツェフで良かったけど)、ほんとロットバルトが主役みたいになっちゃうかもなぁ。ツィスカリーゼのロットバルト、観てみたいわ。それにしてもアレクサンドロワのことを、私がこんなにも好きになるなんてなぁ。前回来日時に観た時には、ガムザッティでさえちょっと拒否反応だったというのに、この変わりようは凄い。いや~、それもこれも全てルンキナのお陰です、って、いつまでもルンキナを引き合いに出してくるのも申し訳ないのだけど・・
「明るい小川」は正直あまり期待してはいなかったのだけど、予想外に面白くて、本当に観に行って良かった!と思えた作品でした。私はこの作品を観るのは全くの初めてで、正直どんなお話なのかも知らなかった。ので開演前にストーリーを一応頭に入れておかなきゃ、と思ってプログラムを開いてビックリ!もの凄い一杯書いてある!けどとにかくストーリーだけは一応頭に入れておかなきゃ、ってかなり焦って、開演前はずっとプログラム読みふけってました(笑)。
けど、どんなややこしい話かと思えば、さくさくと話は進んで行くし(当たり前といえば当たり前ですね・笑)、登場人物の関係も分かりやすいし、可愛らしい汽車も走ってくるわ、ほんとアッという間に舞台上の世界に入り込んで行くことが出来ました。可憐なクリサノワには、ジーナはぴったりでしたね。確かにこの役ならルンキナも似合いそう。私的にはクリサノワというダンサーをしっかり認識出来たので良かったです。メルクーリエフは、まだこの日はエンジンかかってない?って感じでしたけど。アレクサンドロワとフィーリンに関しては前に書いたので割愛。お話は単純で素直に楽しむことが出来るし、脇役の方たちの名演技も光ってて、その上踊りも一杯で、しかも2幕でのフィーリンのシルフィード姿と言ったら!いやもう、ほんとに感服致しました。男性ダンサーがポワントで踊るのって初めて観ましたが、フィーリンはバレリーナとほんとに変わらない!ほんとに綺麗なポワントワークでビックリ。けど思い切りコミカルに相手役?の別荘住人の方と戯れてみせる。はぁ~、ほんと面白かった。私が東京に住んでて、9日の公演を観たなら、絶対翌日も観にいっちゃっただろうと思う。ほんとにほんとに素敵な作品でしたね~。
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最終更新日
2008年12月28日 14時46分34秒
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