頑張って頑張って・・・・・
うちの猫と変わらないぐらいの愛情を持って接していたリラ(猫)が亡くなりました。糖尿病でした。まっきーが気が付いた時には、もうぐったりして目はうつろだったそうです。リラは年齢不詳ですが結構な歳だったと思われます。しかし元気いっぱい遊び好きで、人間が大好きな子でした。だいぶんメタボ体型だったのですが、ちょっと前ぐらいから痩せてきて、丁度いい体型になっていました。今思えば急激な痩せ方だったと思います。ぐったりする前日までご飯も食べ普通に過ごしていたらしいのですが、まっきーが行った時にはちょっとやばそうな状態になっていたようで、急遽うちに連れて帰って見守ってあげることになりました。てんこを寝室兼猫の遊び場に移して、てんこの部屋兼パソコン・ルームをリラに解放しました。知らない場所で嫌がったり興奮しないかと思いましたが、そんな余裕がないほど弱っていたようです。とはいえ、夜中に少しだけ甘えてスリスリしてきてくれました。初めての家庭の味を楽しめたとは言えないまでも、その時だけはちょっとは嬉しかったんじゃないかな?しかし、あとはぐったりです。この日から夜はまっきーがリラの側で寝ることになりました。 翌朝病院に連れて行くと、糖尿病で肝臓・腎臓も悪いとのこと。そして何より糖尿病が悪いから、その治療でインシュリンと点滴を打たれました。家に戻っても昨日と変わらずしんどそうで、それなのにフラフラしながらもトイレにちゃんと行って・・・猫ってそうなんですよね・・・脱水症状も起しているからと、犬・猫用のスポーツドリンクを飲ませるように言われて、まっきーがスポイドで飲ませるものの、少し経つともどしてしまっていました。それがまた苦しそうで、けど飲ませないと低血糖になることもあるとネットで読んでいたので、飲ませるのを止められずとても辛かったです。注射を打たれても良くなる兆しは見られませんでした。 翌日も病院に行くと、まず熱を測られるのですが、「熱が出ているから、まだ闘ってる。」といわれました。くろやたんちんを点滴で延命させて、かえって苦しい思いを長くさせるようになった経緯があるので、治療を続けるかどうか悩んでいました。闘っていると言われたら、もしかしてという気になり止めれないですよね。しかし、その日は前日よりも苦しそうで、早い息づかいの中、1,2秒止まってはまた呼吸をはじめるといったことが繰り返されるようになりました。今にも完全に止まってしまいそうでした。苦しくてじっと寝てられないみたいで、しんどいのに何度も寝返りを打ったりして、「なんとかして!」と言われているようでした。そんな状態でもまだトイレに行っていました。水分はほんのちょっとずつあげてみてと言われて、あげてみたけどやっぱりすごく苦しそうにもどすので、もうあげないことにしました。 翌日も同じ治療で、熱もまだあると言われました。この日は病院からすぐ帰らずに、仲間の猫達に会わせに行きました。2匹が挨拶に来てくれましたが、リラは分かってたのかな?仲間の元に置いといてやるのがいいのか(ここは常時人がいるわけではありません)、連れて帰るのがいいか悩みましたが、結局もう1日連れて帰ることになりました。連れて帰るとぐったりしたままで、もうトイレも行けなくなってて、垂れ流していました。点滴を打ってるからか、しみしみと染み出してきます。寝返りを打ったりちょっと動いたりするので、すぐ拭いてやらないと毛皮で拭いてしまいます。呼吸は弱々しくなってきて、夜になると痙攣が度々出るようになりました。その頃になると、息が止まって何秒かして、もうダメなのかと思いそうになった時に、体をピクっと動かして「まだ死ぬもんか!」と呼吸を続けるリラがいました。お迎えを何度も何度も跳ね返して、頑張りすぎなほど頑張っていました。ちょっと痙攣がひどくなった時にまっきーが抱き上げて「もうそんなに頑張らなくてもいいよ。」と。自分も心の中でそう思っていました。しばらくして苦しそうに水分を吐き出して、まっきーの腕の中で息をひきとりました。リラ、苦しかったね。疲れたやろ?けどもう苦しいことも辛いことも寂しいこともないからね。先に逝ってる仲間たちとまた一緒に遊んだり楽しむんだよ。そして今度生まれてくる時は、家庭のあるところに行くんだよ。 リラ(ライラック) posted by (C)しっぽのしもべ by ぽち