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カテゴリ:ひとりごと
「この味がいいね」と君が言ったから
七月六日はサラダ記念日 今日はブログをお休みするつもりでしたが、この歌を思い出したので、出てきました 流行語にもなった「サラダ記念日」・・・もう20年も前になるんですね。 本当は「この味がいいね」と言われたのは「サラダ」ではなかったそうですが、作句の折に変えたそうです。元の味は何だったのかな? 俵万智さんの短歌は、独特の感性で、日常に隠れている一瞬を切り取り、きらきらした物に変えてゆく、不思議な力を持っています。 数年前から、新聞の短歌欄で選者の一人として名を連ねています。どうやら年功序列のようで、一番下に名前があります。入選作には選者の好みが反映されるので、読み比べると楽しいです。 彼女が選んだ作品は、お年を召した方でも、若々しい感性で瑞々しい句が多く、発想のユニークさに驚かされることもしばしばです。 長患いのお年寄りが、病院でもらう薬の袋をユーモアたっぷりに詠み込んだ句に、読んでいるこちらが元気づけられることもありました。 独身のまま母親となった彼女は、歌集「プーさんの鼻」で、シングルマザーの日々を詠っています。五感をフルに使って育児をする母と、日々成長する可愛い幼子の様子が伝わってきて、思わず目元が緩みます。 言葉を大切に扱い、我が子の発する小さな単語一つにも耳をすませている母親の姿が微笑ましいと同時に、自分はどんな言葉をかけてきたのか、振り返りたくなりました なんでもない会話 なんでもない笑顔 なんでもないから ふるさとが好き お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月06日 00時36分38秒
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