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カテゴリ:ライブ
今回演奏させていただいた廣明さんの音楽はコードづかいが独特で、一般的な音楽理論があてはまらない。 パターンがないため、「裏コード使えばソレっぽい響きが出るぞ」といった小細工がきかんのです。 小節数も自由だから、うっかりしていてはいけない。
と思えば、逆にコードが超シンプルな曲もある。 ただ、こちらはリズムが11拍子。 やはり、うっかりしていてはいけない。 例えばロック寄りのバンドにまぜてもらうと、1、2ヶ所くらいはジャズフレーズがハマるシーンが見つかるなど、今まで培ってきたものが何かのカタチで多少は役に立つものですが、今回はちっとも応用がききませんでした。 つまり、廣明さんの曲は派生ではなく、まったくの新ジャンルなのだなぁ。 youtubeで聴くだけでなく(廣明さんのチャンネルはこちらhttps://www.youtube.com/user/hiropyom8)、演奏しようと踏み込んでみると、あらためて曲の新しさと良さがよくわかり、気持ちが引き締まりました。 どの曲もかっこいいんだよねぇ。 血が沸く。 この曲をもっと活かしたい、もっと雰囲気を出せれば、と思い続けて、時間切れで本番を迎えました。
新しいことに向けて伸びる道が見えるのは、わくわくするものです。 だが、自分の演奏がふがいない。 当日は「わくわくするふがいなさ」、言い換えたら「若手の気分」で胸がいっぱいでした。
会場になった大阪・西成の「KAMA PUB」は、シェアスペースとして、いろんな方がオーナーさんとしてお店をされている場所でした。 だから日によって、店名が違う。 ライブをさせていただいた日のお店は、「たんぷーり」。 店長さんは、廣明さんが曲を提供された映画「どっこいしょ」を撮られた監督さんでした。 映画関係者の方もたくさんご来場され、みなさんが廣明さんのことが大好きってことがよく伝わってきました。 すごいなぁ。
音楽でも映画でも、ものづくりをする人のことを直感で好きだし、尊敬しています。 ライブ後に撮影時のエピソードをちょっとうかがうこともでき、ものづくりをする方々が集まって、相乗効果でさらに力がアップしたであろう撮影現場の様子を想像しながら、いまここでみなさんと居合わせることができて嬉しいと思いました。
あと、まかないでいただいたおにぎりとおかずとお味噌汁がめっちゃ美味しかった。 心が豊かになるような、丁寧に作ったごはん。 素材の味が濃くて、若手に戻った心身にしみました。
ライブ後にビールではなくて、4人で食卓について普通にごはんを食べる、という絵もおもしろくてよかった。 [Ya Mar Favia Session Live] 2022年10月27日(木) 廣明輝一 P,Vo 山下秀哉 Bass 榎本明宏 Dr かわださやか Tp
10月はいろんな方向性の音楽を演奏させてもらっております。 次回は、友人のかもかものデュオにまぜてもらったライブのお話を。 「Ya Mar Favia」の次回公演が「12月23日、桜川の0g(ゼロゲージ)」(大阪市西区南堀江)に決まりました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.10.31 14:17:19
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