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カテゴリ:不思議スポット
ここは、出雲市の朝山町というところにあります。 お寺の起源はよくわかりません。出雲巡礼(これのことですかね)五番の札所であったのが、明治の廃仏毀釈によって取り壊され、明治22年に、信徒の強い願いによって現在の建物が再建されたとのことです。 不思議なのは、この「根」ですが、実は根っこではなく、ノウゼンカズラの「つる」なのだそうです。断崖の上の方に花の部分があり、7月頃にたくさん咲くらしいです。オレンジの花が少し残っていますね。 ノウゼンカズラについては、「這い登り型のつる植物」という情報を見ました。「根を下ろした」ではなく、「崖を這い登った」ということですかね。むかしむかし、崖を少しずつ上に伸びていって気根をおろし、何かの理由で崖からつるが離れて、宙ぶらりんになったのでしょうか(想像です)。それにしても「つる」というにはあまりに太く、自重を支えるのもたいへんでしょうが、長年この状態なんですね。不思議な、強い植物です。お寺さんではありますが、この「つる」は一種のご神体の様にも感じられます。
檀家も無いお寺のはずですが、綺麗にお掃除されており、お盆には自治会によるお祭りも催されるようです。駐車場や道案内の看板も最近整備されたらしく、ここも、地域に大切にされていることがよくわかりました。 この項おわり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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綺麗な写真と詳細なレポートありがとうございます。こういった場所も訪ねてみたくなりました。俺の場合は食ってばっかりだからw
まだまだ不思議エリアいっぱいありそうねぇ。 (Aug 21, 2011 09:37:31 PM)
>kitasanさん
やはり出雲地方はすごいね。狭い範囲に、寺・神社・古墳・城跡等々いっぱい。マイナーなとこを入れるときりが無い。また、マイナーなところは結構おぞいということもわかった。お盆には丁度よかったかな。 (Aug 22, 2011 01:44:10 AM) |