どこかの省庁がいい加減な発表をしたかどうかは知らないが
とうやら既に梅雨らしい。
好むと好まざるにかかわらず、6月のこの気候は体中を覆い体力を奪っていく。
鉛色の空から垂らされた無数の糸が、僅かに残された運さえも絡み捕っていく。
幸せをもたらすという天使は、雲の上から一体何処に舞い降りるのか。。。
~スプーン一杯の幸せ~ (a spoonful of happiness )
スプーンの上に彩られた冷たいジュレと、
それに包み込まれた油霜が喉へと滑り落ちる時、
かすかに幸福を感じ取ることが出来るのかもしれない。
今夜も鉛色の空から銀の雨が降る。
生憎だが銀のスプーンは生まれつき持ち合わせてはいない。。。
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