アメリカにおける植民地抗争と黒人奴隷貿易
【公開授業】今日は公開授業を行いました。といっても、校内限定ですが。「見せる授業」ではなく、「生徒のための授業」になるよう心がけました。したがって、特別なものを準備するのではなく、普段通りのグループワーク。見学してくれた先生たちは、「いつもこのようなグループワークなのですか?」「ほとんど板書しないのは、通常授業でも同じですか?」と質問してきました。ちなみに写真の板書は、ほぼ生徒によるものです。いつものようにやらなければ、公開授業の意味はないですから。前置きが長くなりました。では今日の授業記録です。【本日のテーマ】黒人奴隷貿易がもたらしたものは? 【内容把握】5分グループ(基本的に4人)を二つに分け、教科書の読み合わせ。 互いにわからない用語があれば調べ、説明しあう。 【説明】9分第二次英仏百年戦争について、特にフレンチ=インディアン戦争に触れ、パリ条約で、イギリスがフランスやスペインから領土を奪ったことを確認。また、フランスはスペインにミシシッピ以西のルイジアナを譲渡したため、北米植民地をすべて失ったことに言及し、最終的にイギリスが勝利したことも強調。17世紀にヨーロッパ、アフリカ、アメリカ大陸を結ぶ三角貿易がさかんとなり、その一環として黒人奴隷がアフリカからアメリカ大陸に送られる貿易が活発化した。【考察】14分 空欄を補充し、次の二つを考える。 1.「白と黒の三角貿易」とは? 2.黒人奴隷貿易が現代社会にもたらした影響とは?【解答・解説】8分プリントを配り、内容を確認しながら、不十分なところを付け足す。わからないところがあれば、グループ内で教えあう。【発表】3分生徒がいつもより早く終わっていたので、教案にはないアドリブで、黒板に各グループの代表者が書き、情報を全体で共有する。【確認テスト】5分 基本用語の一問一答を3問黒人奴隷貿易が現代社会にもたらしたものをなるべく多く書く。【答え合わせ】4分 互いの友人のテストを採点。補足するものがあれば赤で書く。そのうえで100点とし、気の利いた前向きなコメントを書いて戻してあげる。 【振り返り】2分 自己評価と授業の感想・次回への課題授業後の先生たちのコメントはまずまず。KP法もいいお披露目になったかな。でも重要なのは生徒にとってどうだったのか。振り返りシートによれば、全体的に集中できたみたい。