カテゴリ:吉宗
<前回までのあらすじ>
吉宗おみくじイベントのため、はりきってやって来た吉宗ジャンキーの3名。(汗) 朝いち軍ランプが点灯するというハプニングに笑わせてもらったリコの台だが、 ハマっては単発ハマっては単発の地獄ループが続き、おまけに引けどもオバケばかり。 謎解除を1回したという理由だけでやめるにやめられず、 すでに笑っていられなくなったリコはようやくお昼過ぎに2500GぶりのBIGを引いた。 相方のSちゃんは同じく朝から絶不調で、朝いち1700Gハマリ超えした末、 やっと来たBIGが単発で途方に暮れていた頃、そのSちゃんの右隣が大吉であるコトが判明。 「絶対大吉じゃない」と見切ったSちゃんはその台を離れ、 リコがおじいちゃんからもらった台に移りBIGを引いた。 すでに2人合わせて投資は10万オーバー。 大吉をゲットできる可能性は極めて低い。 またもやのピンチ…さぁどうする?! どうするもこうするもねぇよ~もうこうなったら終わりだ。 (´A`) 例のおじいちゃんの台でBIGを引いたSちゃんが193Gを抜け、 「俺どうしよう…」と呟いた。 その台はただループ中にやめてったってだけで、大吉かもしれないというような台でもナイ。 これをきっかけにリコが、言おう言おうと思っていたコトを口にする。 「Sちゃんが朝やってた台、ホントに大吉じゃないよね?」 「なんだ、どうしただ?急に」 「ホントに大吉じゃないならイイけど、もし大吉でもSちゃん怒ったりしない? 朝あんなにハマったのに、後で大吉ってわかったらどうする?」 「エ、もう1回戻った方がイイってリコは思うのか?」 「まだ1回しかボーナス引いてないしサ…隣に大吉があるからちょっと気になって」 「だけど見切って1回やめたのに、また戻るの恥ずかしくねぇか?」 「じゃあ今から何打つ?」 「……」 それもそうだ…という表情のSちゃんを見て、すかさず恥ずかしげもなく再びあの台を取りに走るリコ。 Sちゃんがやめてから、まだ誰も座っていなかった。 「さっきBIG単発で抜けたんだから今モードBだしサ!もうちょっとがんばってみたら?」 「お前がそこまで言うならわかったよ」 隣の大吉を打ってるお兄さんに「また戻って来たのか!?」という顔をされながらも、 リコに言われるがまま朝いちの台に恥ずかしそうな表情で戻ったSちゃん。 でも、またこの前の二の舞になったらいかんしネ! ところがさすが今日すでに投資を10万超えているツイてない2人。 このリコの提案が大誤算だった…! リコの台、2500Gぶりに来たBIGの後もループを続け、 107Gでオバケ。 オバケ後1Gでオバケ。 お前、リコを地獄の底まで突き落とすつもりか! ヽ(`Д´)ノ そしてさらなる悲劇に襲われたリコ。 そのオバケ2連の後、あっさり193Gをその…なんと言うか…えぇーっと… まぁわかりやすく言えば、193Gスルーしたとです。(そのまんまだよ) もうイヤ… この時、約3000G回してBIG3回のオバケ6回。 単発3回、天国行き1回。謎解除1回。 設定6を見極めるアイテムのひとつでもあり、 去年の流行語大賞にノミネートされた「謎解除」だが(ウソをつくなー)、 正確に言えば謎でも何でもない、引けばボーナスを100%放出する完全ハズレによる解除を指す。 忘れちゃいけないのは設定6しかこの完全ハズレを引かないと言うワケじゃなく、 ただ単純に全設定の中で6が1番この完全ハズレを引く確率が高いだけ。 今一度、その確率を思い出してみよう。 設定1 1/3276.80 設定2 1/3640.88 設定3 1/2520.61 設定4 1/1724.63 設定5 1/1456.35 設定6 1/1092.26 …というコトはつまり、リコが今の台で謎解除を1回引いてしまっただけでやめられずいるものの、 3000Gも回してその回数が1回ってコトは、極端に言えば設定1でも普通にありえるのダ。 やめるなら今?もう深入りはやめておいた方がイイ? 不安になったリコは相方のSちゃんに相談しに行った。 「ねぇリコの台やめてもイイかね?」 「うーん」 「さすがに大吉じゃないよね、どうかね?」 「どうするかはリコが決めなきゃ、俺打ってたワケじゃないしわかんないよ」 「……」 「それより俺だってこの台いつまで打てばイイだ?今865G過ぎたケド」 「知らんよ」 「だってお前が打った方がイイって言ったじゃん」 「それは…もし大吉だとまたSちゃんが怒ると思って!」 「別に怒らんて!」 投資10万オーバーは、2人の仲さえ険悪ムードにさせる。 朝からお互い思うようにいかない状況にイライラ。 泣きべそになりそうになったリコは、半分どうでもイイという気持ちで自分の台に戻り、 ボーナス後200Gからまた黙々と打ち始めた。 もう10万以上使ったんだから、ここまで来て怖気づいててもしょうがない。 もうこうなったら…なるようになれ!! 清水の舞台から飛び降りる気持ちで…もとい、会社の事務所の窓から飛び降りる気持ちで回し出した。 事務所2階建てだけど。(爆) 自暴自棄になったリコ、その後381Gめで松を揃えた。 その瞬間、姫お持ち帰り演出になり…出てきたのはアンガールズの宙太!(違) 「もしや松解除!?」と手に汗握り、液晶ではなく八代将軍の八の部分を一点に見つけBETを叩くと… ひ、光った! 松解除、キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!! Sちゃんと険悪ムードになっていたコトも忘れ、「松解除したに!」と慌てて報告しに行く。 「すげーじゃん、リコ!よくやった!」 そう笑顔になってくれたSちゃんの頭上には1200台の数字が表示されたデータカウンタが。(汗) み、見なかったコトにしよう… きっと120の見間違いかなんかだろう… ((((;゚Д゚)))) イソイソ 松解除により引いたボーナスはオバケだったものの、めげずに回していると155GでBIG! よーし、その調子でBIGをジャンジャン引いてこう! と、ようやく生きる希望を取り戻したと思ったら… なんと… せっかく命がけで引いた松解除だったのに… そのオバケとBIGの仲良しセットのみで強制送還。(死) またもや地獄へと連れ戻されたんじゃ!! どうして?なんで?なんでなん? ショックで呆然としとるところで、あれから1200G過ぎにBIGを引いたSちゃんがリコの元へやって来て… 「俺んの193G抜けそう、しかもたぶんもう1台の大吉…俺んのじゃのおて大吉の右隣のがそうやで! 今Pくん(昼間常連組のひとり)が打っとるんじゃが、謎解除しまくっとる!」 今は何も聞きとぉない耳にそがぁな訃報まで入る。 もうエエ加減にせいや! …っと、暗い話だからせめて威勢をつけようと広島弁に変換してみた。(カバチタレ愛読中のためすっかり影響を受けているリコ) カバチタレおもしろいだよ、広島弁すごくイイだよ。 流されるまま、リコはそのまま打ち続けた。 実はいまだにリコのいる島の10台で2台あるはずの大吉が見つかっていない。 もしかしたらリコのこのクソ台が大吉なのかもしれない、そうとまで思えてきた。 例の台で案の定193Gを抜けて困惑しているSちゃんと、今日何度目になるかわからん緊急会議を開いていると、 Pくんが打ってたらしい大吉の右隣が…空いてるじゃないか! 「エ、Sちゃんこの台大吉っぽいんじゃないの!?Pくんなんでやめちゃったの!?」 慌ててPくんを捕まえ事情を聞くと、大吉かもしれないけど吉宗は怖すぎてこれ以上は追えない…とのコト。 取り返しのつかないコトになるのがイヤとのコト。 「そっかぁ…」 (・∀・(・∀・`) ←すでに取り返しのつかないコトになってる2名 この時すでに今日2人が大吉探しのために使った費用は15万。 きっともう嫌気の差しているSちゃん、打ちたくないと言い出すだろうとリコは思った。 「なぁ、リコ…俺打ってみてもイイか?ここまで探して大吉取れないの、俺すげー悔しいモンで!」 「おし、わかった!Sちゃんがそう言うなら打てばイイよ!」 Sちゃんが今日初めて見せたイキイキとした表情だった。(まぁ現実問題イキイキしてる状況じゃないのだが) 2人で「今度こそ大吉だよね」と言い切って、恐れるコトなくその台を打つコトに決定した。 Sちゃんはその大吉容疑のかかる大吉の右隣へ移動、 リコはあまりにも出なすぎて台移動すら考える気力のなくなった自分の台へと戻って行った。 リコ…552GでBIG。 わかってたけど、モードAのテーブル解除か… 「キーーーン」 考えゴトをしながら消化していたBIG中、その音にハッとするリコ。 あまりにも朝から苦労が耐えなくて、1G連のコトすっかり忘れてたよ! ピンクのフラッシュを浴びたリールに7を狙い、揃える。 やった~! ヽ(・∀・)/ こんなのが1回くらい鳴ったところでリコたちの命が救われるワケでもないのだけれど、やっぱり嬉しい。 すると、またしても…「キーーーン」 また鳴った!! 考えもしなかった赤い空の下でバカンスを楽しむ爺。 Sちゃん気づいてくれるかなぁ?とSちゃんの方を見ると… Sちゃんもいつの間にか、八代将軍ランプを点灯させながらBIGを消化していたのダ! 良かった… 。・゚・(ノД`) そしてSちゃんは1G連を2連させた後ループし始め、あっという間にホッパーエラーに! 「リコ、俺の台空くぞ!」 やっと…やっとリコたちの手に大吉が! ドキドキしながら一緒に店員さんがくじを開くのを見守った。 何も心配するコトない、投資15万がナンダ! これが大吉だとわかれば、万枚出せばイイだけのコトじゃないか! 疑うコトすらせず、すでにそんな今日の今後の予定を立てていたリコ。 ところが… 「!」 な、ナイ! 大吉の文字がナイ! Sちゃんの台、大吉じゃない! もうね、途方に暮れるというより…2人で顔見合わせて笑っちゃったよ。 ダメだ、こりゃ!(長) 今日はこういう日なんだろう、神に完全に見放されたと思うしかなさそうだね。 朝からあまりにもツライコトがありすぎて、だいぶ打たれ強くなっているSちゃんは偽大吉のその台をやめ、 1700枚程のコインを換金。 もうこうなったら大吉を探すのは諦めて、せめてリコのクソ台が大吉なのかどうかわかるまで打とうという話にまとまり、 疲れ切ったリコと交代し、Sちゃんが座った。 「ほいじゃあ、リコなんかサンドイッチでも買ってくるこんにするで! サンドイッチ食べて少しでも元気つけるか!」 あまりにも自分らのコトでイッパイイッパイになりすぎてすっかり登場していなかったけど、 みかん姫はその時すでに吉宗勝負を諦め、パチンコを打っていた。 見に行ってみると、飯島直子のパチンコで連チャンさせてるみかん姫発見。(爆) おにいがいなくて寂しそうにしてるみかん姫の分のサンドイッチも…買ってきてあげるとするか。^^ 歩いて行ける程の距離にあるお店までおつかいに行き、 一旦台を休め、スロットコーナーの脇にあるテーブルと椅子に集まった3人。 「みかん姫、うちらもうヤバイよ。このサンドイッチ700個買えるくらいお金使ったに…」 「マジで!?そう言えばリコちゃんの台は大吉だった?」 「…知らん」 静粛に!その話題には触れぬように!(裁判官より) 「パチンコはどうなの?」 「あれサー、飯島直子の画像がいつの飯島直子だよ!?ってくらい古いんだけど!」 「アハハ」 みかん姫とくだらん話題で盛り上がっていると、 先にサンドイッチを食べ終わったSちゃんが立ち上がり、 「俺先戻っててもイイか?早く大吉かどうかわかるまで出さんと!」と言った。 いつもなら「ひとりにしないでよぅ!」とブーたれるリコも、みかん姫と一緒だったので軽く頷いた。 「それでサー、こないだサー!」 2人になるとどうも主婦たちの会話のようになってしまうリコたち、 サンドイッチ片手に話に夢中になっていると… 去ったばかりのSちゃんが戻って来た。 「リ、リコ!大変だ…!!」 「ど、どうしたの!?落ち着いて!」 一体Sちゃんに何が!? <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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