カテゴリ:音楽
先回のNo.60AでYAMAHAがLUNAに追いつきました(共に4本)。 しかしそこはジャパニーズウクレレの王者LUNA、とんでもなく多くの グレードやバリエーションがあってネタが尽きません。 というわけでまた1本増えちゃいました。これでまたルナが1歩リード(笑)
今回入手したのはこちら。
No.400です。
適度に小汚いですね(笑) 造りはしっかりしており、古レレにつきものの板の割れや剥がれ等は ありません。 今までの物と違い、手に取るとずっしりと重いです。 ボディーはそれほどでもないんですが、ネックにかなり目の詰まった 木材が使われているようです。 「MODEL BY KAMAKA」のNo.350なんてバルサみたいに軽いんですが、 こちらはまるで鉄木のよう。
エンブレムは綺麗に残っています。 ペグは今時の安レレに付いているようなオーソドックスな物です。なので 作られた年代は今迄の物より比較的新しいと思います。
指板はローズウッド。指の跡が付くぐらいには弾かれています。 エンドは一直線に切られています。12フレット仕様なんだから凝っても いいのに・・・ ちょっと味気ないですね。 ポジションマークは小さめのパーロイドです。 フレットはブラス。結構内側で切られているので端が指の腹に当るような 事はありません。
1弦のすぐ横が欠けてしまっています。ヘッド側ならあまり影響ないですが ネック側だとビビりかねません。 修理で済ませようか、交換してしまおうか・・・。
ロゼッタはありません。そのせいで締まりと味気がありません。
おや?ラベルをがいつものデザインと違います。 マルKマークの代りにエンブレム、「LUNA」もゴシック体ではなく ロゴのフォント。 おなじみの「ESTALISHED」が無く、その下の製造元標記が筆記体で 書かれています。 違いは他にもあります。 裏板にラウンド処理がなく、横一直線のペッタンコです。 ボディーの厚みも他の物より5ミリ程薄いです。
一番上の写真にもありますが、弦がありません。 それもそのはず、 ブリッジがない。 きれいさっぱり外れています。 真ん中に穴が開いています。 以前の持ち主さんが穴開けてネジ留めしたのか、オリジナルのものか。 気になったのでネットで同じタイプの物を見た所、ブリッジ中央に何かが 映っています。 どうやら元からブリッジに飛び防止の留めが打たれているようです。 これは筆記体ラベルモデルの独自仕様のようです、今の所他のタイプでは 見かけていません。 にしてもここまでされて飛ぶブリッジって・・・よほど接着が甘かったん ですね。 ↑の写真を見ても真ん中に帯状に接着剤が残ってますが、その前後には 跡が無く、塗装だけでくっついていた感じです。
と、このように各部を点検しましたがブリッジが無い以外は特に大きな 問題はなさそうです。 とりあえずやらなくちゃいけないのは新しいブリッジ作り。 他の部分は作ってる間にどうするか考える事にします。
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最終更新日
2016.03.26 13:35:12
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