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2007.01.07
カテゴリ：休日コラム
銀閣寺 銀砂灘・向月台・銀閣 世界遺産・銀閣寺（慈照寺）の外壁は、定説どおり、創建当時から銀箔（ぎんぱく）が施されていなかったことが、奈良文化財研究所の分析により判明した。金箔で飾られた金閣寺（鹿苑寺）に対し、銀閣の「わび、さび」は対照的である。金閣の華麗さにも目を奪われるが、銀閣の自然と調和した佇まいは心を落ち着かせてくれる。むしろ、定説どおり銀箔が使われていなかったことに、安堵感を覚えた。 そろそろ日本も、金至上主義からの脱却、また環境保全の意味からも、自然との調和を真剣に取り組む時期に来ている。経済成長と環境保全のバランスの取れた地球を維持するためには、「もったいない」とともに「わび・さび」の文化を世界に普及させることも大事なことだろう。「金とわび・さびの中庸の精神」が世界に広まることをささやかな夢としたい。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007.01.07 13:09:01
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