■いしで橋をつくりながら■
言葉はすでに解釈で言葉は時間に縛られずに俺は嘘をつくけれど言葉は二重の意味で救いになる道が無いところに道をつくるには何が必要だろう勇気か希望か現実の不幸かそれとも絶望か言葉は他者で言葉は墓だ言葉こそ地獄ででも、言葉こそ生だ橋を渡るときに思うこの橋をなぜつくったのかとかわらでこどもが遊んでいるいしで橋をつくりながら■もう高校はいらない「もう高校はいらない」なんていうドラマがあった。坂上忍が主人公だったか。菅原文太がお父さんだった気がする。高校に行かずに東大に行く話だったが、ガキだった俺はいい具合にディテールを忘れているので、話の細かいところに突っ込まずに済む。そう、美化されたものとして、おれの記憶に残っている。そして、そのエンディングテーマも記憶に残っていて、いや、しかし、それは全く別のところにある記憶のように残っていたのに、でも、それはやはりどこかで有機的に結合していた。その記憶はまるで詩のよう。■バラッドをお前に /THE MODS俺は ポツンと部屋にいるイラダチが 鼻歌をさそうみんな何処かへ 消えちまえばいいそれともこの俺が 行けばいいのか知らぬ間に 手を汚したぜお前の嫌いな 仕事をしてるこの街を長く 離れる事もあるそれがお前には たえきれないのかお願いだ Babyそばにいて 笑ってその顔を見たくて 俺はボロボロになるこの街を長く 離れる事もあるそれがお前には たえきれないのかお願いだ Babyそばにいて 笑ってその顔を見たくて 俺はボロボロになる時は物を こわしてゆくお前と俺の顔も こわす時間はまるで ダイヤモンドの光さ淋しさの中じゃ 俺も弱くなるお願いだ Babyそばにいて 笑ってその顔を見たくて 俺はボロボロになる