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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2006年08月27日
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引き続きキューブリック。

今回は、あのSF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」

1968年4月公開です。

人類初の月面着陸は同じ年の12月ですから、映画のほうが先。

撮影自体は64年開始ということですから、東京オリンピックの年。

僕はまだ小学生でした。

キューブリックは美術担当として手塚治虫に依頼を出したのですが、多忙に付き実現しませんでした。

「虫プロ」全盛の頃かなあ。

公開当初、この作品は難解に付き、世界中で不評を買ってしまったのですが、なぜか日本だけには受け入れられました。

日本人は「鉄腕アトム」を読んでいたので、科学知識の基本が備わっていたからですね。

「宇宙家族ロビンソン」ぐらいの認識では辛いかもしれない。

というぐらい本格的な‘宇宙映像’でした。

いまでこそ、スペースシャトルの映像などで、宇宙空間・無重力映像は常識的に理解しています。

でも、あの頃は頭では理解していても、実感としてはつながっていませんでしたから。

だって、‘上・下’というものがなくなっちゃうんですよ。

‘地動説’に匹敵するほどの転換です。

それで、物語はというと、説明が難しい。

話の柱に謎が多すぎて、しかも哲学的で、象徴的で、神学的で、神学批判的?

頭とお尻をとってしまうと、ひとつのストーリーが残って、そこは面白いのですが、前後とのつながりが厄介なのです。

撮影当初は、科学者の解説やナレーションで説明を入れていたらしいのですが、出来上がったら、それがすっぱり切り落とされていたのでした。

同時に書かれたアーサー・C・クラークの小説には細かくつじつまがあわされているようなので、興味のある方は合わせてお読みください。

でも、その深いところは何にも解らなくても、宇宙の映像はまったく素晴らしいものです。

‘光’というものが、地球上と宇宙空間とでは、空気がないということで、ぜんぜん違うんですよね。

僕の場合、月面着陸の本物の写真を見てまず驚いたのですが、映画はちゃんとそこまで計算してありました。

宇宙飛行士の談話などで、地球が美しいとよく聞きますが、クリアーな光が反射しているからなんですよね、きっと。

物語の真ん中のわかりやすい部分は、人間‘ボーマン船長’とスーパーコンピューター‘HAL9000’との戦いなのですが、このコンピューターやたらでかい。

当時まだ‘インテル’はなかったから、‘インテル入ってない’んですね。

つい最近まで変じゃなかったから、現実の進歩の速さもびっくりです。

謎の部分の一つは‘モノリス’という真っ黒な直方体の物体なのですが、続編の「2010年」で解き明かすこころみはされています。

でも、さっぱり解りませんでした。

そして、ラストに登場する‘スターチャイルド’

このメッセージを読み取った人は、きっと素晴らしい人になれます。

スピルバーグやルーカスは読み取ったのでしょうか。








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最終更新日  2006年08月27日 06時55分45秒
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