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《 幸せのひろいかた 》  フェルトアート・カントリー木工 by WOODYPAPA

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2006年09月13日
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しばらく早番が続いたので空いてしまいました。

体調は安定していますので、もし心配してくれた方いらしたら、ご安心ください。

今、養老院で働いているのですが、人のため社会のために仕事をするという意識は、遺伝子に良い影響を与え、精神を安定させるらしいです。

さっき読んだ村上和雄先生の「生命の暗号(2)あなたの思いが遺伝子をかえる」という本にかいてありました。

さて「大脱走」ですが、前回の「荒野の七人」の流れで書く事に決めていたのですが、たまたまBSテレビで放送があったので、たまには見てから書こうと思い、昨日見てみました。

結果は、あれっと思うほど印象が違いました。

まず、この作品は映画館で見たのではなく、子供の頃‘日曜洋画劇場’というTVの吹き替えで見ていたのです。

そのため、今回字幕で見たときの声が、まず違和感でした。

マックイーンの宮部昭夫、ブロンソンの大塚周夫の声は完全に刷り込まれてしまっています。

ホントにいい声なんだよね。

まあそんなことはアラン・ドロンやイーストウッドの映画を見るときもいつも思うことだからいいんだけど、作品として、‘つぎはぎ感’が浮かび出てしまうのはちょっと点数が落ちます。

この‘つぎはぎ感’は、ハリウッド映画の持つ最大の欠点です。

大勢のスタッフが分業で職務を全うするので、それぞれがいい仕事をしても、出来上がってみると統一感に欠けてしまうのです。

ハリウッド映画では、監督でさえ一つのパートでしかありません。

脚本も、ひどい時にはセリフ担当と、情景担当が分かれ、さらにスターの決め台詞専門もいたりします。

衣装も、主役とその他は担当別だし、美術もセットとロケは違う人が見るし、弁当も朝と昼は違う責任者。

バラバラです。

成功パターンの積み上げと、利権の分配、くりかえし、安全主義、責任忌避、どこかの国の官僚主導システムの弊害と同じです。

ハリウッド主義もここら辺で停滞へと進みます。

そこから、アメリカン・ニューシネマが生まれてくるわけですが、またぞろ現在のアメリカ映画はこの時と同じ轍にはまっている感があります。

映画は、上映時間の制限から、どうしても‘説明セリフ’という便利なものを使ってしまうのですが、これが多すぎると話が折れ、長台詞のうるささに辟易してしまいます。

んなこと言うわけないだろ!、とつい突っ込みたくなります。

これがTVドラマだと不思議なことにそうでもないんです。

TVは集中して観るものじゃないから、説明不足だと逆にいらだちます。

だから、吹き替えで、TVで見たらちょうどいい作品になっているのでしょうか。

ということで、子供のとき見たときは、スンごく面白くて当時最高の作品でした。

「荒野の七人」では駆け出しだったマックイーンもブロンソンも3年の間にすっかり大スターになり、そして、子供の間ではデビット・マッカラムが絶大な人気を持っていました。

「0011ナポレオン・ソロ」というTVスパイドラマの‘イリア’です。

あの頃は「スパイ大作戦(トム・クルーズの「ミッション・イン・ポッシブル」の原形)」だとか、「アイスパイ」だとか、スパイ物大盛況でした。

全部「007」のパクリなんですけど、面白かったなあ。

その中でも、イリアはかっこよくて、もちろん主役のロバート・ボーンより人気があり、「グリーン・ホーネット」の脇役の日本人空手名手‘カトウ(実はブルース・リーです)’と双璧の人気でした。

この他、あの渋いジェームズ・コバーンも「荒野の七人」に引き続き登場、リチャード・アッテンボロー、ジェームズ・ガーナーと主役級見白押し。

スターを並べちゃうって、これも作品がまとまらなくなる原因なんだけど…。

その中でマックイーンはやっぱり存在感を出しています。

この頃の世界を見渡すと、フランスにはアラン・ドロン、イタリアにはマルチェロ・マストロヤンニ、イギリスには「007」のショーン・コネリーとその後もその国を代表する俳優が聳え立っていましたが、アメリカはジョン・ウェインに続く人材に窮している感がありました。

グレゴリー・ペックやカーク・ダグラスはいい役者だけど、もうひとつシンボリックでない。

ポール・ニューマンも三船敏郎に対する仲代達也という感じで、ウェインに比べちゃうと一枚おちる感じ?

ああジェームス・ディーンがいきてたらなあ、と思っていたときに、ようやくフラッグを掴んだのがマックイーンだった、という印象を受けました。

やっぱりあの、バイクでのアクションシーンを自ら演じたのが勝因でした。

スタローンやトム・クルーズも危険シーンをやりますが、当時スタントマンなしで演じるってなかったですから。

オールスターキャストの中でひときわ光ってたのは、人にはないものを輝かせてたからですね。

マックイーンはこの作品を最後のステップボードとして大ジャンプして、アメリカの代表スターの道を邁進します。

でも、今回見直してみて気になったのは、カメラの扱いがやっぱり古臭く、昔っぽいなあと思ったのですが、俯瞰で入る所とか、パンでなめていく所とか、スピルバーグの撮り方に似てるんです。

スピルバーグは、数々の新しい試みを投げかけていたような印象がありましたが、案外オーソドックスな撮り方を使っていたのですね。

ということは、彼の映画の‘キモ’は、キューブリックなどの新し物好きとは違うものだったってことになります。

それは何か?

話がそれたので、それはいずれまた。








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最終更新日  2006年09月13日 08時42分48秒
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