カテゴリ:作りモノ
嫁はんから面白いものがある、と紹介された。
それは糠漬けをする際に、糠床とコミュニケーションをとるために作られたNukaBotです。渋谷ヒカリエの8Fで開催されている「Fermentation Tourism Nippon 〜発酵から再発見する日本の旅〜」というイベント会場にNukaBotがいる、っちゅうことで、嫁はんと行ってきました。 〜発酵から再発見する日本の旅〜 ![]() っちゅうことで、会場には日本国中、47都道府県から集結した発酵食品が展示されていました。 発酵食品マップ ![]() ずらりと並んだ発酵食品。中には現物の匂いをかぐことができるものもありました。会場には何となく発酵臭が... (^^; そんな展示品の中に NukaBot はいました。 NukaBot ![]() 木樽に目玉おやじが張り付いたような独特のユーモラスなフォルム。目玉はときどき瞬きをして、そのときNukaBotが喋ります。曰く、「漬け時だよ、野菜を漬けるとおいしいよ」曰く、「そろそろ糠床をかきまぜてほしいなぁ」等々、糠床の状況を判断して、喋りかけてくれます。 こんなNukaBot、中身はどうなってるかというと、センサで糠床の状況を観測し、コンピュータで状態を判断して、喋っているようです。そんな感じのビデオが隣のモニタで流れてました。 中を見てもいい、っちゅうことやったので、内部を観察してみました。(^^;; 糠床には2つのセンサが仕込まれている? ![]() 糠床容器に2つのセンサらしきものが突っ込まれています。PHとか塩分濃度とか測ってるのでしょうか... これが説明にある「コンピュータ」らしい ![]() ワンボードコンピュータのようですが、ヘッダピンの様子と右端に見えるコネクタらしきものから、Raspberry Pi っぽいですね。これにセンサの情報を取り入れてるんでしょう。 その他、糠床の蓋にもセンサらしきものが付いていました。 糠床の中(空中)にもセンサが仕込まれてる ![]() 蓋に付いてるセンサのアップ ![]() 蓋に付いてるセンサは何でしょうか? ガスセンサっぽいけど、2つ付いてるのは何でしょうね。片方は温湿度かな。 このボードが謎 ![]() 嫁はんがNukaBotはデータをWiFiで飛ばせるようになってる、っちゅうてたので、最初はこれがWiFiのボードかと思ってたのですが、最近の Raspberry Pi やとボード上にWiFiが載ってるし、何か違う感じ。蓋に付いてるセンサが2つともつながってるし、何でしょうね。 こんな感じでNukaBotの中身を見てきましたが、市販品をうまく組み合わせて目的を達成してるなぁ、っちゅうのに感心しました。っちゅうか、そういうのが簡単にできる時代になってきてるんでしょうね。 NukaBotが取ってきたデータをどう処理してどういう判断をしてるのかは不明ですが、今まで勘と経験でやってきた糠漬けを、データに基づいておいしいものにしよう、っちゅうことなんでしょう。NukaBotは漬け時を教えてくれたり、糠床のメンテナンスタイミングを教えてくれるだけで糠床をかきまぜてはくれませんが、それは、糠床をかきまぜる人間の手に付いてる常在菌が糠漬けをおいしくするのに必要だからのようです。嫁はんから聞いた。(^^;; 嫁はんからは NukaBot みたいなのを作って~、と言われてますが、センサの調達とかナカナカ難しそう。NukaBot 作者のドミニク・チェンさんは NukaBot をオープンソースにする、と言うてはるらしいので、それに期待かな。(^^;; --- 20:55 --- お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 15, 2019 09:46:30 PM
コメント(0) | コメントを書く
[作りモノ] カテゴリの最新記事
|
|