カテゴリ:音楽レビュー
「何で輸入盤こんなに高いんだぁッ!」とわめき散らしていたところでふと「ポイントと3枚で25%off合わせ技」を思いつき、その勢いで「ぽちっとな」としたハードスタッフのCDが届いた。だが、一緒に買ったのがプリテンダーズ2(デラックス/紙ジャケ)とロッド・スチュアートのComplete Marcury Recordingsだったのであんまり安く済んでいない、という罠。
さて、高いのにショボかったらどーしよう、とビクビクもんで聴いてみたハードスタッフ。結論としては「まあまあ充分に良い」という、どういう意味だ的なモンですが、結局第2期アトミック・ルースターから一番重要なものを抜いてベースを加えた、という構成なのでサウンド的にはあまり違和感がない。そして、ジョン・デュ・カンが何をやりたくて何をやりたくなかったか、更にはヴィンセント・クレインが何をやりたかったか、まで見えてくるという意味では重要なアルバムかもしれない。 はっきり言って焦点はぼやけてるし、圧倒的に荒っぽい。「素晴らしい名作」とは口が裂けても言えないが、そんなこと別に言う必要も無いんじゃないか、という気がしてくる、いい意味でのB級ぶりが心地よい。ジョン・デュ・カンという人にあんまり名演名作を求めるべきではないのだろう。それとは別の次元でいいものを作ってくれてるみたいだから、それでいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.24 21:18:43
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