カテゴリ:音楽レビュー
何故か時々聴いてしまうのがディープ・パープルのトリビュート盤、Who Do They Think We Are?だ。Amazonのレビューなどで「出来のいいトリビュート」と言う意見が並ぶが、どうもそうらしいな。
演奏はパープルを研究し尽くしている人達みたいで全く違和感が無い。それどころか、ライヴ盤とスタジオ盤と美味しいところ取りをした上で自分の「ミュージシャンとしてのエゴ」も上手に出している印象の演奏が並ぶ。上手い。 ヴォーカルは人見元基が圧倒的。特に3期の、カヴァーデイルを歌う時は完璧だ。Lay Down Stay Downとか聴いてると一瞬混乱するからね。混乱するからには彼と絡む「グレン・ヒューズ役」もなかなかで、Lay Down~での宮永英一(ドラマーらしい)も良いのだが、(以前にも書いてる筈だが)デーモン小暮の「グレン・ヒューズのウザさを完コピする」という技には感動した。単にデーモンが鬱陶しい人(グレン・ヒューズ並に)なだけかもしれないが。 反面、Amazonでは絶賛されていた森川之雄のヴォーカルは俺には全然駄目だ。みんな「ギランを超えた」みたいなことを言うが、いや、全く超えるどころか近づいてもいない。高音に品が無いのが嫌なんだよな。全然延びが無いし。下の方は結構上手いんだけど。それなら前記の宮永英一が歌うHighway Starの方がまだマシ。あと二井原実がLazyを歌うってのはギャグのつもりなのか。 1期と4期の曲が全く入っていないのが残念極まりない。いくら上手いとはいっても、所詮その程度の認識か・・・。アルバムタイトルが殆ど無視されてる二期のラストアルバムのもじりってのはまあ、気が利いてるけどそのワリにはWoman From Tokyoしか入ってないし。Rat Bat Blueくらい演れ(笑)。Mary Longでも可。いやそれよりGettin' Tighterも入れずに何がパープルトリビュートだよ阿呆。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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