カテゴリ:読んだり見たりする話
ゴールデン・カップスを知るために最適な一冊、であることは間違いない。多分重要な情報の大半はこの書籍で知ることができるだろう。カップス入門には最適な一冊である、というコトは踏まえた上であえて言うなら。
入門ではない、ある程度関連商品を揃えている向きには不満、と言うより「二度売り」感が有るのではないのだろうか。いや、三度売りか。 そもそも本書内でも触れられている通り、この書籍の原型は「ロック画報」誌のカップス特集である。そして、この特集を元に膨らませたのが「ザ・ゴールデン・ボックス」付属のブックレットであり、そこから更に書籍として読むに耐えるようにインタビューやコラム、レビューを大幅加筆した物が本書である。つまり、この三者は同一の原型を持つ読み物なのである。 俺はまず「画報」を入手、その後本書を読んで「あまり違わないなぁ」と思っていた後にボックスを(運良く比較的安価で!)入手したところ、ブックレットに新たに読むべき部分が殆ど無い事実に愕然とした・・・順番通りに入手していれば「情報が増えていく!」と感動できたかな・・・? とはいえ、やっぱり三つ揃えざるを得ないのは「画報」には未発表ライヴのCDが付属するし、ボックスにはここでしか聴けない音源集があるし、文字情報としての質、量共に「すべて」も外せない・・・という商売であり、畜生!和久井め!というワケで、中古で三つとも入手した俺こそ勝利者。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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