「所轄刑事・麻生龍太郎」 柴田 よしき
麻生といえば、練なんだけど…。それとは違って、さくさく読めておもしろかったです。錬が出てくるシリーズが、読みたい!でもこの後悲劇が待ってるだろうから読みたくない!でもやっぱり読みたい!とかっていう葛藤も好きなんだけど(^o^) 読み終わりも爽やかなんだけど、一応犯罪ものなんだよなー。犯罪=動機・犯人・方法の謎解きミステリーなんだろうけど、私は、犯人は?どうして?とか特に推理しなかった。だって、麻生が聞いている話を、真剣に読んでいたら、麻生が解決しちゃうんだもん(^o^) 「大根の花」下町の住宅街の花(鉢やプランター)+子供の自転車のサドルが壊される。変わるかもしれないけれど、将来は立派な犯罪者の妻になりそうです。普通の人は、カッとなって物に当たるって言っても蹴る位じゃない?刃物持ち歩いてて、切り裂くなんてねー。「赤い鉛筆」真面目な人ほど、怖いのに…。いっときの快楽の為に手を出すから、こんなはめに。「割れる爪」かわいそうといえばかわいそうだけど、バカバカしいったらバカバカしくてあきれちゃう。そんな考え方をするから、捨てられるんだよ。「雪うさぎ」見事な精神異常による逆恨み。まっ、どうせ、優し~~い支援団体や弁護士先生が援助してくれて無罪でしょうよ。次に殺す人は、そういう人にして下さい。「大きい靴」こちらも、頭からっぽ・体だけ大人のなれの果てですな。とりあえず子供には害がなくて、よかった。それにしても、悲しい「正解でーす」だな。成長して、その意味に気づいたら、傷つきそうだ。些細なことだし、麻生しか知らないから、大丈夫かな。「エピローグ」しかし、この後で、麻生は錬と出会うんだよねー。どう考えても、麻生はここにいた方が幸せだったよな、残念。それにしても、もう色々忘れちゃってます。及川って…どこかで絡んできてたっけ?