お笑いブログ　さるの独り言

今週、月曜日の祝日に、待ちに待った『ハリーポッター　謎のプリンス』を家族で観に行った。





だからといって、映画の感想だの、見どころなど、そんなものをお伝えするつもりは一切ないし、誰もそんなものを期待して読まれているとも思わっていない。


実は今回も、映画館のロビーで１つ５００円のポップコーンを買って、場内に入った。
１つ５００円である。なんて高さだ。
たかだかあの程度の量のポップコーンが、５００円もするかぁ！？


どう考えてももったいないので、今度からうちでポップコーンを作って、スーパーのレジ袋にでも大量に詰めて持参しようということで、マイハニーと合意した次第である。


そのポップコーンをポリポリポリポリ口に頬張って見ていたときのことだ。


噛み砕かれて、小さくなったポップコーンの片割れを飲み込んだ瞬間、そいつが鉄砲玉のように、おいらの気管を直撃したのである。


ゴホッ！ゴホッ！ゴホゴホゴホゴホッ！！

ゲホッ！！ゲェェホッ！！ゴホゴホ！！ゴゴゴゴゴゴゴホッ！！


気管支に入った、ポップコーンの粒にやられたおいらは、周りはシーンとして映画に夢中になっている中でひとり、あまりの苦しさに映画館のシートでむせ返り、七転八倒したのである。


しかしながらガッチリとおいらの気管支の中で、這いつくばっているポップコーンはいくら咳をしても一向に飛び出す気配はなく、おいらはなるべく声を殺しながら・・・そしてなるべく咳と咳の時間をあけながら・・・それでいて短期集中型の咳で涙を流してむせ込んだ。


それでも咳は止まらない。


劇場内に響き渡る、おいらの断末魔の咳・・・。


前のシートに座っている人が、ちょっと迷惑そうにこっちを振り向いても、咳は止まらない。


真後ろの人が、おいらのシートを明らかに足でグイグイやっていることが分かっても、おいらは咳を止めようが無い。


劇場内の人全員から、


（誰だようるせぇな。咳込んでんじゃねぇよ）


と思われているんじゃ・・・という強迫観念にいくら駆られようが、その意思に反して、おいらの口が取れるんじゃないだろうかというくらい、激しい咳に苦しんだのである。


やがて静まるまで、約１０分。


家でポップコーンを作って、レジ袋にでも入れて持参しようぜ・・・等と、小ばかにしたようなことを言ってしまった罰かもしれない。