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Mac Nakata@ いいこと書いてありますねぇ。 おっしゃる通りだと思います。
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空間・計画研究所@ Re:世界恐慌(10/03) Mac Nakataさん >日本は電気自動車や燃…
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Jul 2, 2007
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我々がフランスのパリで業務をしていたころ

のことは何回かこのブログに書いた。



フランスでは、夕方の5時くらいになると、

一般の労働者は、会合をしていても、

それまで喧々囂々としていた会合をぴたっとやめて、

握手をしてニコニコして返ってしまう。



逆言えば、会合等を定時に終わらせる為、

会合中は真剣な議論をぶつけ合うのである。

そして、定時を過ぎても仕事をしているのは、

労働者として要領や効率の悪い労働者である

と、一般にはみなされる。



日本人はパリに行っても、

日本と同じ様に、定刻をすぎても

こつこつと仕事をしていた。

おそらくフランス人の考えでは、

その人の能力というのは定時までに

終了出来る範囲がこれに相当し、

日本人の残業こみの労働能力を100%とするとき

80%程度の力をだして日常の業務を

行っているということになろう。

それに比べると、フランス人の能力を

100%と計算するときには、

日本人は、125%の仕事をしているわけであり、

25%能力以上の仕事をして

金を稼いでることになると考えられている

ようである。



フランス人からみれば、100%の仕事に対し

賃金がきめられており、その後は、家族サービスと

文化への接触と、子供の養育にあてられるべき時間

となっているのであり、

125%の仕事時間をかけなければ

できない仕事をしている日本人は、

仕事をまとめる能力に欠如していると考えられ、

評価が低くなる訳である。



定刻になったら、きちっと仕事を終える事の出来ない

日本人労働者は、能力がないと見なされるのである。



当然父親等の帰宅が遅くなれば

子づくり、子育ての時間がなくなるわけであり、

健康であっても、子供や、異なるライフスタイルが

できないのは、人間としての能力が低いということになる。



フランスの住宅政策はまた、

職住接近を原則とし、

そのために、持ち家政策をとらず、

賃貸住宅政策をとっている。

地方や、衛星都市に勤務するときには、

賃貸住宅ならば支障が少ないが、

ひとたび持ち家を買ってしまうと、

引っ越しが難しくなり、

結果として労働者を苦しめるというのである。

そして、職住接近が容易に可能なのは、

この持ち家政策でなく賃貸住宅政策をとっているからである。

すなわち、家族サービスの時間が通勤時間で

すくなくなることを防いでいるのである。



少子高齢化対策の第一歩として、

定時帰宅を実現するのはいいが、

職住接近を可能とする、

都市政策、都市計画、建築計画、教育政策、財務政策

などの充実と改革が必要である。








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Last updated  Jul 3, 2007 04:15:52 PM
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