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テーマ:ワイン大好き!(30337)
カテゴリ:建築・都市・建築家
かつて、温室効果を削減し、淡水資源を雨 として降らす方法を考えて、 以下の様なブログを書いていた。 Jan 28, 2007 地球を冷やす [ 建築・都市・建築家 ] 地球温暖化問題は、 太陽エネルギーに対し不透明な温暖化ガスの濃度が 産業革命以前の自然状態に近い地球環境に比べて 絶対的に高くなっていることによる。 従って、根本的解決には、 温暖化ガスの濃度を下げる方策を 創案する必要がある。 その一つが、 温暖化の影響力が多いCH4を メタンハイドレイトとして海底に埋蔵する方法であろう。 同様に、CO2を ドライアイスとして固定化する方法があろうか。 しかし、いずれにせよ、メタンハイドレイトや ドライアイスを生成する時のイニシャル=エネルギー=コスト がどの程度であるかが問題となるし、 安全性があるかどうかが問題になる。 安全性と言えば、 緑色植物利用によるCO2吸収があるが、 これについては、各方面で既に試みられつつある。 地球の歴史を紐解くと、 地球の温度が低下するきっかけとなった状況として、 隕石の衝突などにより、地球の内部の物質が 大量に大気圏内に放出されたり、 火山の大噴火により同様なことが 生じた場合がある。 これに類する方法で、 宇宙から大気圏内に降り注ぐ 太陽エネルギーを調節する方法がないかと言えば、 雲による日影が定常状態より多い状態が 或程度続く場合が想定されるだろう。 すなわち、雲が多くなって、 外から来る負のエントロピーである 太陽エネルギー(特に赤外線)を 反射することができるならば、 地球温暖化を軽減できるのではないかと 考えることもあり得るのではないかと期待する。 また、雲と雨はつきものであるから、 同時に、淡水資源を乾燥地などに 降り注ぐことも出来、 ついでに緑色植物を増やせるのではないか と期待することも出来るかもしれない。 地球の水と大気の循環システムを操作するのは、 ある意味で非常に危険なことであり、 地球温暖化問題とは、個別の問題解決というよりは システムの問題であるから、 その道の専門家達に 十分なシミュレーションを行った上で、 検討していただければ、 思わぬ結果に繋がることもあるかもしれないと 期待する次第である。 さて、現在の理解とては、「温暖化ガス」というより、 「温室化ガス」と言った方が正しいのではないか と思っているが、副作用については十分考えた上で、 地球を冷やす方法を検討すべきであると考えている ことにはかわりない。 本日の日経新聞によれば、産業革命以降の 地球温室化の歴史の一方で、 「エーロゾル」という、 大気中に浮遊するSO2や煤などの微粒子が、 産業革命以降排出されており、 上空を漂うエーロゾルは太陽光を吸収・反射するため それだけ熱エネルギーが地表に届かなくなり、 また、さらにエーロゾルが核になって雲ができるため、 太陽光を遮るため、「冷却化ガス」に準ずるもの となっていることが記されている。 東大の中島映至 気候システム研究センター長によれば、 「過去100年間、CO2等による温暖化の影響の 3分の1はエーロゾルが相殺してきた」という。 「大気を汚染する物質なので増やせばよい というものではない」ともいう。 むしろ、温暖化の「隠れた借金」ともいえる かもしれないと日経新聞は考えている。 しかし、「大気を汚染しないエーロゾル」が 開発できれば、温室化を減少させ、 人工雲の発生により、 冷却効果があるのみならず、 淡水資源を、砂漠等の乾燥地域に供給できる システムになり、農業や砂漠緑化に貢献出来る かもしれないと考える事はできないだろうか。 おそらく、解決の鍵は、「エーロゾル」の成分と 粒子の大きさのバランスであろう。 そもそも、地球に自然に出来る雲はといえば、 雪になって降ってきたものをとかしてみれば わかるように、泥水になることから、 「エーロゾル」の一種であることは ほぼ間違いないだろう。 十分な実験やシミュレーションをして、 地球の淡水資源を農業とバイオ燃料獲得のために 確保して欲しいものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2007 11:25:22 PM
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