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テーマ:ワイン大好き!(30337)
カテゴリ:建築・都市・建築家
日経新聞によれば、 次世代の照明・表示装置とされる 有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)が、 日本企業がけん引する形で本格的な普及段階 を迎えているという。 有機Elパネルの量産準備が工場で 大詰めを迎えていて、 昭和電工千葉営業所工場棟の一角では 十人近い社員が基盤に有機材料を塗布する装置の 調整に余念がないという。 有機ELは正負の電極の間に光を放つ化合物など 複数の有機材料の層を重ねて作ると言う。 有機ELは電圧をかけると光を放つ有機化合物で 出来た電子材料であり、材料そのものが 発光するので、液晶等に比べ 大幅に薄型化でき、壁に貼付けたり 折り曲げたりする表示装置の実現が期待されている。 今後この手の有機材料の技術が進むと予想され、 有機材料も石油系の有機材料から 植物・動物系の生態系の有機材料に 転換された時に、 資源・エネルギー・環境問題への 光明が見えてくるのではないかと期待される。 そもそも石油系を材料とする技術は、 太陽エネルギーからのフローのエネルギーを 数百万年以上かけてストックとして 手に入れることができたもので、 現在の人類のみならず、子供達の世代にも 利用する権利があるものである。 これに対し、植物系の材料は、 太陽エネルギーのストックでなくフロー(短期間に材料化したもの) として、これからの持続性のある技術社会を 構築してゆくのに、重要な材料であり、 その生態系の技術を基にした技術こそが、 地球システムレベルの 資源・エネルギー・環境問題の解決に 貢献出来るものと考えられる。 科学技術の世界では、 石油系の技術は過去の技術の上に則っており、 生態系の技術は、発展途上ではあるが、 持続可能性ある科学技術を生み出していくためには、 生態系の技術の開発を急ぐべきである。 これにより、業界の勢力図が変わって行くだけではなく、 生態系の有機技術が十分に開発活用される時代が来なければ、 宇宙船地球号の人類に将来はないと考えることもできよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 10, 2007 01:01:49 AM
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