|
テーマ:ワイン大好き!(30337)
カテゴリ:建築・都市・建築家
軽井沢から引き上げてきたので、 少々長い文章もワープロ打ちできるようになった。 軽井沢を引き上げる時、 自然の尾根筋にある、うちの別荘は、 14年前に建てたときは、周囲の林が小さかったが、 現在では、林の中に、建物が取り込まれつつある。 従って、家の横にガーデンチェアを出して 本を読んでいると、 日射が遮られ、木の葉の間から涼風が吹き抜け、 森林のアロマテラピーが感ぜられる為か、 実に気持ちのいいものである。 しかし、同じ軽井沢でも、 国道を走る自動車とか、 大規模小売り店舗のスーバーマーケットの 樹木や並木のない大規駐車場へいくと、 日射がもろで、暑いのである。 車の外部気温センサーを信じるとすれば、 うちの周辺では27度くらいであるが、 スーパーマーケット付近では34度位あるのである。 緑の癒しの効果について着目している企業もあるようであるが、 適度の茂みのパラソル状の樹木の葉っぱは、 一枚一枚の葉の間に風がとおりぬけるだけでなく、 その一枚一枚が熱を反射している。 葉緑素を持った木々の葉っぱは、 確かに、太陽エネルギーである負のエントロピーを吸収し、 デンプンやセルロースの糖分に変換しているのであるから、 ただ、小さな日影ユニットを配列したのとはことなるのであろう。 都会の街路でも、適度な日影を作るパラソルではなく、 太陽エネルギーを吸収し、日影を作り、風通しを良くする、 生きた樹木の並木、林、森などの配列が必要であろう。 ヒートアイランドだからと言って、 屋上緑化や壁面緑化だけでは、 植物を生態系として扱っているとは言いがたく、 隙間を走り抜ける風の流れも乏しいのであり、 大地に根を張って、自分で水分を吸収し、 太陽エネルギーも吸収し、糖分を生成出来る、 並木や林の存在が必要になるだろう。 やがて、技術が進歩すれば、 そうした木々から太陽エネルギーを変換した 電気エネルギーも手に入れられるかもしれない。 そうした、植物の不思議な効果により、 生物達に、癒しと安楽の効果が与えられ 好ましい印象を与えることが出来るのである。 軽井沢は1000平米の土地に100平米くらいの容積の 建物しか立っていないが、都市近郊の住宅地といえども、 それに近い密度にして、グリーンゾーンをこしらえて行かないと、 温暖化現象にたえることのできる街や田園都市を 築いてゆくことができないであろう。 今、東京に必要なのは、 人口を減らし、その分民族大移動をして、 周囲を本当の意味での田園都市にしてゆく ことであろう。 それが出来ないとすれば、 東京の首都圏は人口の過剰集中が進んでいるのであり、 この問題を解決するためには、道州制などの 早期実現が必要であるかもしれないのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 16, 2007 01:36:16 AM
コメント(0) | コメントを書く
[建築・都市・建築家] カテゴリの最新記事
|
|