この国の未来、子ども達の未来を決めるのは貴方自身の責任だ!
だれも予想しなかった衆院解散、そして明日12月2日、第47回衆院総選挙が公示されます。皆さんはもう投票する候補者や政党を決めましたか?まさか、棄権などしないでしょうね?もしそう思っているのならば、一度考え直して下さい。 前回の総選挙から丁度2年が経とうとしています。この間、皆さんの生活は良くなりましたか?確かに東証平均株価は9,895.68円(12年12月17日 始値)から17,459.85円(14年11月28日 終値)へと1.76倍に跳ね上がりました。そして円ドル相場も84.35円/ドルから118.61円/ドルへと円高が「是正」されました。 お陰でトヨタなど輸出企業はウハウハですし、株を保有している人も笑いが止まらないことでしょう。 けど、考えて下さい。株式も持っていない普通の庶民の暮らしはどうなりましたか?確かにこの四半世紀続いた円高局面は異常なものがありました。お陰で多くの企業が倒産したのも事実です。しかし四半世紀の間に日本の経済構造は劇的に変化しました!つまり多くの企業が生産拠点を海外に移してしまったお陰で、「輸出立国日本」はもはや過去の姿となっているのです! そして、今や食料品から電化製品、自動車、燃料に至るまで多くの物品を海外に依存する「輸入大国」となっているのです。そうした中で「円安」となったらどうなるか?それは勤労者の実質賃金がこの15ヶ月間低下をし続け、食料品など生活必需品の大幅値上げが続いていることから見ても明らかではないでしょうか? そして、今や日本は巨額の貿易赤字を出す国なのです! さて、あの東日本大震災から早くも4度目の冬を迎えようとしています。しかし未だに多くの被災者の方々が不自由な仮設暮らしを強いられています。 あの大震災で我々日本人は一つの大きな教訓を得ました。それは「原発の本質的な危険性」です。正直、私自身も震災以前は「原発は地球温暖化対策の面からみて必要悪」と考えていました。しかしあの福島第一原発事故でその考えがいかに浅はかであったか思い知らされました。 そして、FBやTwitterなどの交流を通じ、原発が「ハイリスク・ハイコスト」な代物であり、高レベル放射性廃棄物の処分場所も存在しない「トイレの無いマンション」だという事を理解しました!それに気付いたのは私だけでは無いと思います。だからこそ「エネルギー基本計画」に対するパブリックコメントの結果があのようなものになったのでしょう! しかし今、鹿児島の川内原発の再稼働が着々と準備されています。しかも免震重要棟も無ければフィルターベントも未整備、欧米では当たり前にある二重格納容器やコアキャッチャーに至っては言わずもがなです。 一方で昨年9月以降、国内の全ての原発が稼働停止状態にありますが、一体どこで「電力不足による停電」が発生しましたか? あと、「集団的自衛権の行使」「特定秘密保護法」「TPP」など今回の総選挙における争点は数多くあります。しかしそれをひとまとめにしてしまうと、「この2年間、どうでしたか?未来は明るいと思いますか?」でしょう! もしそう思うのであれば、与党に一票を入れると良いでしょう。しかし少なくとも私はそうは思いません。そして「投票しても何も変わりはしない」と思って 棄権する人、その人は「白紙委任」してしまう事であり、それはまさしく「お任せ民主主義」であり一番タチが悪い事です。 少なくとも、日本が「議会制民主主義」「国民主権」の国である以上、国民が投票行動によって政治に参加することは「権利」であり「義務」でもあります。そしてそれを放棄する者に「政治に対して文句を言う」資格は断じてありません!! 自分や大切な家族の生活や未来を真剣に考えるのならば、来る12月14日(日)には自らの意思を一票に込めるべきです!もし当日どうしても都合が付かないというのであれば、期日前投票制度を活用すべきでしょう! いずれにせよ、この国の未来、子ども達の未来を決めるのは貴方自身の責任なのですよ!