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片野 道郎

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2006.03.20
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いつもサッカーの話だと飽きるので、今日は食い物の話を。と言っても、スタジアムじゃなくて普通の外食ですけど。
ぼくは原則的に、気取ったリストランテよりも大衆的なトラットリアの方がずっと好みなんですが、たまには前者に行くこともあります。これは、先週の金曜日に地元(ピエモンテ州アレッサンドリアという町です)の某リストランテで食べた、子牛の腎臓(フランス料理で言うロニョン・ド・ヴォー。イタリア語だとロニョーネ・ディ・ヴィテッロ)の串焼きです。
小さく切り分けた腎臓をローリエの枝で串刺しにして、ほんの軽く火を通しただけという、しごくシンプルなつくり。味付けは塩のみ。胡椒も使ってません。中がレアっぽい焼き加減も、ぷりっとした歯応えも、ちょっと血の味がする凝縮感のある味わいも、素晴らしいものでした。ロニヨンは、フランス料理だと煮込んだり、ソテーでもマスタードソースとかで食べたりするみたいですが、素材の味をそのまま出そうとする傾向が強いイタリアでは、いいリストランテでもこういう風に直球勝負で出てきたりします。素材に自信があるからできるんでしょうけど。

ところで、外で食事している時に、出てきた皿の写真を撮るという習慣は、これまでまったくなかったのですが、やってみるとどうもあんまり具合のいいもんじゃないですね。
皿がサーヴされた時というのは、期待と食欲が一気に盛り上がる、最も晴れやかな瞬間なわけです。お皿に目を落とし、思わず口元が緩むのを感じながら、ふふふ、とか言ってナイフとフォークに手をかけ、おもむろに最初のひと口めを口に運ぶ??。その一連の流れこそが幸福の絶頂、と言ってもいいくらい。ところが、その間に、カメラを取り出して写真を撮るという、まったく異質な行為が挟み込まれると、気持ちの盛り上がりに水を差されて何だか白けちゃう。テーブルの華やかな雰囲気がふっと萎む感じがするんですよね。
これからは、写真を撮るにしても、せめて二口か三口食べて気持ちが落ち着いてからにしよう、と心に誓ったのでした。□





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Last updated  2006.03.20 07:14:09



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