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日本はもう、桜とか菜の花とかが咲き乱れているそうですが、ここ北イタリアも、ちょっと更新をサボっているうちに、すっかり春の風情になりました。右の写真は、午後6時のミラノ中央駅。
イタリアも四季はけっこうちゃんとあるのですが、日本と違うのはその切り替わり方。三寒四温、という感じで徐々にくるんじゃなく、薄暗かった冬がある日突然、明るい春に変わるという感じです。今年も、先週末までは肌寒い曇りがちの天気だったのですが、昨日、今日はもう春爛漫。昨日は夕方ちょっと雷が鳴って雹が降ったりしましたが、今日は気温15度というぽかぽか陽気です。 イタリア暮らしも10年になると、何となく春の風物詩というのが生活の中に定着して来ます。ぼくにとってそういう意味を持つ世間的なイベントは、毎年3月第3週の週末に行われるミラノーサンレモの自転車ロードレース(自転車シーズンの本格的な幕開けを告げる、最初のクラシックレース)。そして、3月最終週の週末から始まるサマータイムの2つ。 サマータイムへの切り替えは、土曜日の深夜2時になった瞬間、時計を1時間進めて3時にするという強引なやり方で行われます。翌朝起きてみると、まだ9時のはずがもう10時だということになっている。何も悪いことをしていないのに、睡眠時間が1時間奪われるわけですから、理不尽なことこの上ありません。日曜日、つまりサマータイムの初日は、家中の時計を1時間進めるという作業をしなければならないのですが、これも面倒。でも、夕方になると、昨日までは7時過ぎにはもう暗かったのが、8時になってもまだ外が明るくて、それでやっと、ああいよいよ春が来たなあ、という感慨にふけることになるわけです。日の長さが1時間違うというのは、かなり劇的な感じがします。春分を過ぎて、そうでなくとも段々日が長くなるので、これから初夏まではあっという間です。□ (追記)これは、昨日インテル対ヴィジャレアルが行われたサン・シーロ。8時になってもまだ光が残っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.31 01:29:13
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