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片野 道郎

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2006.04.29
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 何回か前のエントリーで乳呑み小羊ちゃんの話をしましたが、春の味覚といえば、忘れることができないのが(そしてずっと一般的なのが)このアスパラガスです。3月くらいから八百屋の店先やレストランのメニューに顔を出し始めて、夏になるまでの2、3ヶ月はまさしく「旬」という感じ。
 イタリアでも、一般的なのはこのグリーンアスパラで、どこの八百屋に行ってもスーパーに行っても、この時期には山積みです。お値段は一束で1ユーロから1.5ユーロというところでしょうか。日本円だと150-225円。このところユーロは完全に高止まり状態で、生活感覚としては1ユーロ150円という感じになっているんですが、それでも日常の食材に関しては、日本よりもまだ割安感がありますね。
 
 一般的なグリーンアスパラだけでなく、ホワイトアスパラもこの季節が旬。ホワイトアスパラというのは、アスパラガスを育てる時にわざわざ土を盛って日光を遮り、光合成をさせずに白いまま大きくした結果できるもので、種自体はグリーンアスパラと基本的に同じものです。

aspara_bianco

 ヨーロッパではフランス、ベルギー、オランダなどが産地として有名ですが、ここイタリアでも北東部のヴェネト州(ヴェネツィアの上の辺り。ロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエーロの出身地です)を中心に作られています。この写真のは、今日近所のスーパーマーケットで見つけて買ってきたものですが、これもヴェネト州パドヴァ産でした。
 お値段はこれで4ユーロ(約600円)と、グリーンアスパラよりはぐっと割高。でもまあ旬のものだし、出回る量もずっと少ないので、そのくらい出しても年に一度や二度は味わっておく価値があるというものです。グリーンアスパラと比べると味はずっと淡泊なんですが、独特の甘さとほろ苦さがあって、けっこう癖になります。
 食べ方はいろいろあるんでしょうが、うちではシンプルに茹でて、ゆで卵、マヨネーズ、ピクルスなどでがーっと作ったオランダ風のソースでいただくのが好みです。一束10本あったので、ひとり5本、たっぷり堪能しました。今回のパドヴァ産は、その辺のスーパーで買ったにもかかわらず、すごく濃密な味わいで、これまで食べた中でも屈指のおいしさでした。ごちそうさま。

 と、それはいいんですが、このアスパラガスにはちょっとした“副作用”があります。野菜類の中では特に利尿作用が強く、膀胱、腎臓、尿道などの病気に効果があるといわれている有り難い野菜なわけですが、まさにそれが理由で、スポーツダイエットにおいては、試合前には食べない方がいい野菜のリストに入っていたりもします。そして何より、その利尿作用によって促された小便が強烈に香ばしい。これはたまんないっす。
 日本のアスパラはアク抜きされているのか何なのか、食べてもそれほどでもないような気がするのですが、こっちの味の濃いアスパラはその後の香ばしさもひとしお。映画『オースティン・パワーズ』(何本目か忘れましたが)でも、マイク・マイヤーズがこの「アスパラ小便」を敵に嗅がせて失神させるという場面があって、あれは爆笑もんだったな。
 ちなみに、経験的にいうと臭いの強さは緑でも白でも変わらないみたいです。□





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Last updated  2006.04.29 06:50:52



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