W杯出場注目国紹介するぜチェケラッチョ☆ vol.9―グループB―
既にスウェーデンを紹介させていただいたグループB!! 本日は、他の3ヶ国をチェケラしちゃいまーす☆☆ ま・ず・わ、やっぱりイングランドでしょうか。66年地元開催ぶりのW杯制覇を目論むイングランドは、そのポテンシャルを十分に秘めていると言われています。テリー、ファーディナンド、キャンベル、キャラガーという豪華なCB陣、ベッカム、ランパード、ジェラード、J・コールというクリエイティブな中盤、ルーニーとオーウェンの2トップ……。確かに期待を抱かせるだけのメンバーは揃っています。しかし、まあ皆さんご存知のようにルーニーはケガをしてしまい、メンバー入りはしたもののグループリーグ出場は絶望的だと言われています。 そこでエリクソン監督は賭けに出ました。オーウェンも負傷明けで計算が立たない中、でっかいけどまだまだ経験不足のクラウチ、プレミアデビューも果たしていないウォルコット君をFWとして召集したのです。今季プレミア9得点のデフォー、18得点のベントは何故か選ばれずに……。 それを見た僕は正直「あぁーエリクソンはW杯終わったら辞めるからヤケになってんのかな……?」なんて思ったものでございます。その後、1トップにクラウチを置いたり、トップ下にジェラードを据えたり、色々と試していましたが、何と「ゴールが入らない2mのCF」として日本でも有名になったクラウチが、親善試合のハンガリー戦で1得点(3?1で勝利)、ジャマイカ戦で3得点(6―0で勝利)を上げたのです!!!!!!!! エリクソン監督も「クラウチはパラグアイ戦(グループリーグ第1戦)でスタメンかも」なんて話しており、ウォルコット君にはスーパーサブとしての役割を期待しているとのこと。ルーニーの復帰、オーウェンの復調を含めて、イングランドの浮沈はFWが握っているはずです。要チェックだYO☆ お次はパラグアイです☆パラグアイは3大会連続7回目のW杯ですが、実は出ている大会全てでラウンド16まで進み、かならずそこで負けているという不思議な伝統を持つ国です。98年大会ではGKチラベルトに強固な4バックが特徴のチームでしたが、その4バックで残っているのは既にCBのガマラのみ。時代の移り変わりを感じます。 今まで小粒な感が否めなかった攻撃陣は、イケメンのサンタクルスとヴァルデス、ベテランのカルドーソなど決定力の高いストライカーが揃っています。そして、僕は個人的に注目しているのはW杯メンバーに抜擢された若いプレーヤーです。今冬にドイツのバイエルンに移籍したドス・サントス(23歳)、オランダのNECに所属するバレット(21歳)、リベルタのリベロス(23歳)オリンピアのモンティエル(19歳)のように、中盤から前は母国の未来を担う若いプレーヤーが多く選ばれているのです!!アジアのどっかの国も見習うべきなのでは……。 最後は、W杯初出場のトリニダード・トバゴです。千葉県よりやや大きいくらいの面積に、130万の人口しかいない国がW杯出場を決めた裏には、監督のレオ・ベーンハッカーの存在があります。アヤックスやレアル・マドリード、サウジアラビアとオランダ代表監督も務めた63歳の名将は、就任から僅か半年でトリニダード・トバゴをW杯に導きました。 現チームは、英国の植民地だった関係もあってかイングランドやスコットランドでプレーする選手が非常に多いです。しかし、大半が下部リーグのチームに所属しており、知名度がある選手はごく僅か。同国史上最多得点を誇るスターン・ジョン(コベントリー/イングランド2部)、かつてはマンチェスターUで一時代を築いたドワイト・ヨークといった辺りが有名所でしょうか。ともかく「出場国で最弱」という評判を覆すようなハツラツとした戦いを見せて欲しいものです。 こーんなグループBです。みなさんはどう見ますか?(白鳥大知)