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カテゴリ:スターウォッチング
いつまで同じ内容の日記を書いているんだと言われそうですが、休日を利用して、少し進めることができましたので、中間報告します。
結論からですが、WebCam(ToUCam ProII)のオリジナルのCCDであるICX098BQを高感度のEXViewHAD CCDのICX618ALAに乗せ換え画像を得ることはできましたが、良い事ばかりではありませんでした。 以下がオリジナルのCCDとExView HADのICX618ALAの比較の写真です。 上段ICX098BQ(WebCam ToUCam Pro IIのオリジナルのCCD) 下段ICX618ALA(ExView HAD CCD) 共に、明りを消した部屋(唯一ノートPCモニタの光源のみ)でWebCamのレンズにて、明るさその他のパラメーターを固定。白黒モーで撮影、ゲインはMin、シャッタスピードは無効(SC-1改造)、露光時間は15秒で撮影(SC-1改造)。 確かにICX618ALAの感度は、スペックどおり向上が見られます。 ですが、ごらんのとおり、ノイズが多いのです。このノイズは、どのフレームでも同じ場所に出ているので、ホットピクセルと思われます。CCDガラス面の保護フィルムを除去していないので、それが原因かもしれませんが、かなり多い印象です。 CCDは、中国のショップ(Alibaba)から入手したのですが、品質の悪いCCDだったかもしれません。 ICX618ALAは、もう1つあるので、そちらも試してみようと思います。 ダーク減算で消えてくれる事を祈りますが、メインカメラにするには難しそうです。長時間露光ではなく、通常の画像転送であれば、ホットピクセルは目立ちませんので、ガイドカメラ専用と割り切った方がよさそうです。 今回、改造のベースとしたWebCamは、ToUCam ProIIです。理由は、QCam Pro4000より改造がしやすいからです。 CCDを剥がす作用も以下の動画の様にあったいう間です。 チップクイックという低温半田を用いて作用します。 そもそも、CCDを剥がすことになったのは、ミラーレスマウントアダプタに組み込んだオフアキで合焦させるためでしたので、少し長めのリードをICX618ALAに取り付けました。 なお結線は前回の日記での私の記載した結線方法では、画像が得られず、先人の結線方法が正しい方法でした。 また、国内にも白黒のICX098AL(DMK21AF04)のCCDをICX618ALAに乗せ換えた方がいらっしゃいますが、この方の情報でも、同様な結線でした。 以下が正しい結線です。 ICX098BQ(基板ランド)のPin番号 - ICX618ALAのPin番号 1 垂直レジスタ転送クロック - 2 垂直レジスタ転送クロック - 6 3 垂直レジスタ転送クロック - 1,2 4 垂直レジスタ転送クロック - 5 保護トランジスタバイアス - 7 6 GND - 10 7 Vout - 8 8 VDD - 9 9 GND - 10(同上) 10 基板クロック - 11 11 基板バイアス - 12 リセットゲートクロック - 12 13 水平レジスタ転送クロック - 13 14 水平レジスタ転送クロック - 14 随分と前にSC1改造(長時間露光),SC-2改造(アンプオフ),ST-4用のバッファを搭載した拡張基板だけ完成していましたが、ToUCam ProIIの基板と結線して、すべての機能は正常に動作することが確認できました。 今回は、CCD交換による、SC-5改造WebCamの位置づけとなります。 ですが、基板丸出しでは。。。。。 ケースが欲しい。 良いものが、部屋に転がっていました。 このキシリトールガムの入れ物に組み込もうかなあ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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