春の創作活動 その2
コミティア148のための漫画を描いています。本日は下描きの様子をレポートいたします。今回の漫画は旅行記です。旅の舞台は神奈川県茅ヶ崎市。稲毛三郎重成が建久9年(1198)に架けた橋と考証されている「旧相模川橋脚」にも行って来ました。このコマは撮って来た写真を元にトレースで描いたもの。ここからペン入れしやすい線に直して行きます。このニョキっとしているのが橋脚らしいです。実はレプリカで、本物は地中に保存されています。毛利楓さんは23年前にも行ったことがあるんだけどその時は実物が見えていたんだよ?「写真いっぱい撮った!帰ったらもりもり描くよ!!」と意気込んでたのに、存外撮っておらずアングルも似たようなものばかりになっていました。「何を遠慮したの!?ヲタクでしょ??」と思いましたとさ。ところで限界ヲタクとしてはね、あの橋脚のグッズが欲しいんですよ。茅ヶ崎市さん、作って。稲毛重成さんと言えば……と言うほど関係していないんだけど、先日検索していたらヤバすぎる予測変換候補が出て来たので見て欲しい。「稲毛重粒子線」って何ぞ??稲毛さんの一族には「重」という字の入った人はたくさんいるんですが、「重粒子線」って名前の人は多分いないんですよ。ヤバすぎるよ何これ。稲毛重成さんってさ、創作物の中ではしばしば人間やめてるキャラで描かれてるけど近頃は量子の世界にデビューしたの?人間卒業を超えて、最先端の科学技術っぽい方向へ!……どうして?とか何とか思いながら「稲毛重粒子線」で検索してみたら、千葉市稲毛区に重粒子線治療の施設があるみたいですのよ奥様。武蔵国の稲毛重成さん案件ではなく千葉の稲毛案件だった模様。絵柄を変えて真剣に遊ぶコマ、今回も描きました。久しぶりに野田サトル風の絵柄に挑戦。楽しかった。ペン入れとトーンも楽しみなコマになりそう。久しぶりに義経が登場します。ただし、幽霊の義経。左のビビってる人物は頼朝です。鎌倉時代の幽霊を描くに当たり、気になったのが「足はあるのか?」「人魂が一緒に出て来るのか?」といった今日一般的な幽霊表現を鎌倉時代人もしていたのかという点。結局よく分からないまま、足は描かない・人魂が飛ぶ方針で描きました。ステレオタイプ表現で笑わせたいだけなのである。早めにペーパーの下描きをしました。うちの鎌倉時代テイストな続き物漫画の小四郎(義時)です。いろんなポーズを描いてみたくてネットでポーズを取っているモデルさんのフォトを探してガン見しながら描いてます。ところが。うちの小四郎は猫目という設定なのに、モデルさんはタレ目さん。猫目さんの場合、この角度の目の形ってどうなってるの?という初歩的な問題にぶち当たりました。ちまちま描き直しながら、結局「よく分かんねーな!」となりました。仕方ないから気合いで描いた。こういうのは勢いが大事なんだぜ。今度は猫目さんのモデル写真を探して、研究しながら描いてみたいわね。次回、ペン入れ!【悲報】稲毛さんの橋の欄干が分からない。