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2010年01月14日
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カテゴリ:米国経済(貿易)
 輸出に比べ輸入の戻りが大きく収支が予想以上に悪化。収支は364億ドルの赤字となり持続可能な範囲を超えてしまっている。現状水準の収支が今後も続くとなると、またぞろバブルが発生することになる。既に原油先物市場(WTI)は相当にバブルっている気がしてならない。ドルの更なる切り下げが必要になるのではないかと考えている。
UPDATE1: 11月の米貿易赤字は364億ドルに拡大、輸入の大幅な伸びで(2010年 01月 13日 00:30 JST ロイター)

 貿易収支をグラフ化すると下図のようになる。 20100114_米国際収支_短期.jpg

 輸出は、前年を下回る水準で推移し、
緩慢な増加基調。直近3ヵ月増加。前年同月比はマイナス圏で推移し、上昇基調。
 輸入も、前年を下回る水準で推移し、増加基調。直近3ヵ月増加。前年同月比はマイナス圏で推移し上昇基調。
 輸入が輸出を上回り国際収支は悪化。持続可能な赤字幅を超えて増加し始めた可能性がある。

 現状の世界経済における米国の地位を考えると国際収支の赤字を以前と同様に上手くファイナンスできるとは、とえも思えないのだがどうなんだろう。

 米貿易統計の詳細をみると対中国赤字は縮小し、日本のそれは拡大。対中国貿易赤字の伸びが鈍化したのはの米国から中国への農産物輸出増加の影響。中国の金融政策はなにやら引き締めに転じているようなので、対中国収支の改善は一時的。更にカナダ・中国以外はすべて収支が悪化していることから、ちょっと雲行きが怪しい。


 貿易収支の長期推移をグラフ化すると下図のようになる。
 20100114_米国際収支_長期.jpg
 長期推移グラフから見て、現状の国際収支赤字額は持続可能範囲を超えていると個人的には考えている。バブル崩壊と言うほど大きな調整にはならないだろが何時かは調整されるはずだと見ている。

 実体経済は既に調整を終え、緩慢だが拡大基調であることは間違いない。しかし、景気対策が効きすぎて金融主導の景気拡大となっているようで実体経済の拡大が中々進まない。為替レートと金利による米国当局のコントロールが効き難くくなっている様に思われる。ホントにうまくソフトランディングするのだろうか?。ちょっと心配になってきた。






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最終更新日  2010年01月15日 00時25分25秒
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