カテゴリ:米国経済(住宅)
2010年6月の新築住宅販売件数は前月比23.6%増、年率換算33.0万戸。先月の反動増、前月比増加率は、1980年5月以来の大きさを記録。V字回復には成っているのだが、基調が変化した様には見えない。 米新築住宅販売件数(年率換算)をグラフ化すると下図のようになる。 作成者:キュー 新築住宅販売件数(年率調整済)は減少基調、直近は上昇。対前年同月比は下降基調でマイナス圏で推移し、直近は上昇。販売件数は、直近増加しているのだが前月の落込みを取り返す程には回復していない。減少基調に回帰している。急激な落ち込みは流石に予想されないがズルズルとした減少が2~3ヵ月は続く可能性が高いと見ている。 米新築住宅販売件数(年率換算)の長期推移ををグラフ化すると下図のようになる。 作成者:キュー 現状は、一時回帰直線から大幅な下方乖離。いずれは上昇に転じるのだろうが先の住宅バブルで大量供給された住宅が重しになり、当面は、年率換算で31万戸前後を横ばいすると見ている。米国経済も日本経済同様、4~5年位は資産デフレに苦しみそうな雰囲気である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月27日 20時51分29秒
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