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おもいつくまま きのむくまま(経済指標グラフからみえるもの)

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2010年08月11日
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カテゴリ:国内経済(為替)
 1ドル85円割れ、1995年7月以来の円高水準となった。実に、約15年ぶりだそうである。米連邦準備制度理事会(FRB)が8月10日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国の景気判断を下方修正し、追加金融緩和策に踏み切ったことが原因。日米金利差縮小予想から対円でのドル売りが加速し、円独歩高となった模様。個人的には、先月末に考えた為替相場の方向感を変えていない。


20100811_円ドルチャート.png 米国経済は、『金融危機で発生した不良債権を政府部門で吸収し、塩漬けにした。』ことの副作用が出始めた感じである。市場に大量の資金を供給しても膨らんで行く不良債権の逆ザヤに喰われ効果が相殺されている感じ。日本のバブル崩壊後の状況と良く似ている。不良債権を誰が所有するにしろ、最終処理を先送りすれば膨張を続けてしまう。最終処理が済むまで、米国の金融緩和策は拡大しながら長期化しそうである。

 米国は、公的債務残高が返済不能となるとドルを切下げて、海外居住者に損失を押し付けてきた為、ヨーロッパは共通通貨ユーロを導入し、経常黒字国はドルペック制から離脱、外貨建資産におけるドル資産比率の低下を引き起こしている。基軸通貨発行国のメリットが減じ、米国金融業の優位性は徐々に失われつつある。アドバンテージが縮小する中、米国の経済成長エンジンである金融業が立ち直るには、まだ、かなり時間が必要と見ている。

 ドル安は今年いっぱいは続きそうだが円独歩高は長期化するとは思えない。日本経済は長期縮小基調、国際流通量も減少傾向、財政赤字は前代未聞。基本的に円の価値が上昇する要素は見当たらない。短期的な円独歩高はあっても長期的には円安に向かって行くのだろうと考えている。






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最終更新日  2010年08月14日 00時48分34秒
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