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テーマ:障害児の親として(1435)
カテゴリ:家族☆(我が家編)
昨日の日曜日、ラグビー部の保護者達は、学園祭で販売する手作り品をみんなで協力し合ってせっせと作ってきました。 アタシャ、3年生の親だし頑張って行ってきたけど、風邪っぴきでちょっと(かなり?)辛かった (夜は薬を飲んで早く寝ました~) 長男Kは人工芝を持つ高校のグランドを、ご好意で借りての練習でした。 (11/2の準々決勝戦が行われるグランドです) パパが10月11月と、帰って来れない日が多く例年私はこの時期、2人の息子の事で本当に忙しくなっています。ダンナをアテにすると辛くなるのでアテにはしませんが・・・ そんな訳で、三鷹駅まではKの送迎をしなくてはならなく、手作り品も予定の17時までは手伝う事ができませんでした。 松ぼっくり&ワインのコルクを使ったクリスマスツリー
ゴールドのマニキュア&パール&スパンコールをふんだんに使うところが、いかにも私らしい・・・と お褒め(?)の言葉がチラホラと 他のテーブルでもいろいろな手芸品を頑張って作っていたので、学園祭当日はきっと華やかですよ~ ここから先はスルーしてくれて構いません。ご意見やご感想があればコメントしていただけたら嬉しいでーす。 コメント欄にはちょっと・・・という方はこちらのメールで m(_ _ )m またはコチラ お昼の休憩時にママ友のMさんと、学校近くのお蕎麦屋さんで食べてきました。鼻水ジュルジュルなので、お蕎麦はやめて天丼にした私でした 食べながらだったけど、Mさんからちょっとショックな話を聞いたの。 悩んだけどMさんの了解をとったので記事にする事にしました。
Mさんとはラグビー部の保護者として知り合ったのですが、偶然にも私と同い年でうちのパパの高校の後輩でもある人なの。 Kが自閉症だと分かり、この学園の幼稚園に入園させるためにY市から引っ越してきた我が家でしたが、Y君も同じく千葉県のY市からこの武蔵野市まで電車で通学をしています。 (Y君は高校から入学です)
Y君の通っていた中学校は、本来ならKが通っていた中学です。同じ学区ですから。 現にKが幼稚園の年少時代を過ごした時の、多くのお友達が通っていた中学です。 昨年の12月09日の記事にも書きましたが、もしあのままあの場所で私達家族が住んでいたら、きっととても辛い経験ばかりをしていたと思うのです。 Mさんには、『最高の選択をしたね』って言われました。
この中学校には障害児学級というものがある・・・らしい(?)のです。 らしいというのは、Mさん・・・、一度もそこに通う生徒を見かけた事がないらしいの。 今はY君の弟がその中学に通っているんだけど、やはり見かけないと言っていました。 運動会でも修学旅行でも、その他の行事でも・・・。 ユーカリ学級と呼ばれているそのクラスは一体どこにあるの???って、Mさん。
私は…、温室育ちと言われてしまうKの通う学校しか知らないし、だからショックを受けたのかもしれないけど、ある意味私のような立場の保護者はKの通う学校で救われてきた部分も多かったはず。 また、二男Tの通う公立中にも障害児学級は存在しないので、こういう話を聞く機会があまりなかったのかもしれません。
Mさんは中学の保護者会でこんな場面に出くわしたらしいの・・・。 あるお母さんが自己紹介で・・・、 『娘にはユーカリ学級に通っている兄がいます。ユーカリ学級に通う兄がいるというだけでイジメに遭うかもしれないと思って、今まで言えずにいました・・・、・・・、・・・、・・・。』 しかしコソコソと『そんな事黙っていたらいいじゃないね~』とか、『何も今、ここで話さなくても・・・』といったような声が多かったらしいの。
当時Y君は、ちょっとだけ変わっている生徒…というだけで、ユーカリ学級の対象ではなかったらしいけど、それでもMさんはユーカリ学級の事をもっと知りたかったらしいの。 この学園でラグビー部に所属し、今が一番辛くも楽しい経験を積んでいるって言っていたMさんだけど、当時はユーカリ学級への編入を考えた時期もあった・・・と、Y君の中学時代を話してくれました。
もしあの時、我が家も引っ越しをしないであの場所に住んでいて、あの学校に通っていたら、私も同じように辛い経験をしていたのかな。 私は二男Tの担任が変わるたびに、(面談などで)Kの事は話してきたけど、全体の前でKの事を話した事はなかった。隠している訳ではないから知っている人も多いけど。 二男Tが小5まで過ごしたのがKの通う学校だったから、それ自体も恵まれていたのかもしれない。
理解のない土地柄(閉鎖的?)だというのは知っていたけど、Kのまわりの人達はそうではなかった。 今でも当時の幼稚園の先生達が、とてもKに会いたがってくれているし、年少時代のママ友達ともほんの数人だけど、今も付き合いがある。 でも、自分がもし保護者会などで、好奇の目にさらされたら・・・? 弟には罪がないのに・・・? 世の中こんなものなのかな~? 隠す事によって偏見が生まれるのに、学校側が障害児学級を隠すなんて・・・理解に苦しむ。 先日ラグビー部からの配布プリントの中で、『もしやコレはKの事?』って思っていたんだけど、今日ONE-BIG先生のブログにアップされていました。 Kの事が書かれている記事です (〃>艸<〃)
親の私でさえも、Kのとる行動に恥ずかしい思いは幾度となく直面してきているの。 それなのに、仲間だ・・といってKと行動を共にしてくれているんだもん。 心から感謝の気持ちを持っているんだ。 世間の人に自閉症や障害者への理解を求めているのではなく、また障害を持つ人には親切にしろ! って言ってるんじゃないんだ。 昔、Kと歩いていたら知らないおばさんに二度見をされた事があったの。(二度見とは、一度スルーしたクセして再度ビックリしたかのように見ること!) コレって意外と傷つくんだよね~。 心の中では『うちの子がアナタ様に何かご迷惑でもおかけしましたかしら?』って気持ちでいたけど、変に謝る癖がついてしまっていてなぜかそのおばさんに謝ってしまったの 今思い出すと悔しいけどさ。 ちょっとした視線や言葉にも傷つく時だったし、人の優しさにも敏感になっていた時期だったんだよね。 身体障害や知的障害、その他の障害を抱えている子を見ると、まずはその子を育ててきた母親の事が頭に浮かぶようになったの。 自分と重ねてしまったのかもね。
以前見たテレビでは、男性教師によるイジメで不登校になった女子生徒とその母親が、モザイク付きでインタビューを受けていたっけ。 女子生徒の兄には障害があったらしいのだけど、クラス全体の前で毎度毎度、 『おまえがそんなんだから兄貴も障害児なんだよ』 と言ってクラスの中で笑いをとっていたらしい。こんな教師だっているんだもん。 バリアフリーなんて言葉、どこかに行っちゃったよね。
金木犀(きんもくせい)の香る11月に、まだ2歳10ヵ月だったKは自閉症と診断されたの。 千葉県こども病院で女医さんに『普通はここで泣き崩れるのが母親なんだけど』って言われたの。 自閉症だという事をうすうす感じてはいたけど、どうやって泣き崩れろっていうの? 腕の中には当時 生後4ヵ月のTを抱っこしていてね。診断をもらう為だけに検査、検査で3ヵ月も通ってこの言葉を浴びせられて、金木犀の香る道を泣きながら歩いたの。 車の中では運転しながらパパも泣いていたっけ。
今日まで頑張ってきた自分がいるけど、平気で人を傷つける人が多い事も改めて知った気がしたよ。
Mさんが中学の保護者会で・・・、勇気を持って自己紹介をしたそのお母さん、辛かっただろうな。 (金木犀の香りは私にとって辛い過去をイヤでも思い出しますが、一番好きな香りです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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