ひとけのないお寺で人恋しくなりましたので、人がいそうな所へ。
こちらは加茂水族館です。
さすがに平日ですので、たくさんのひとはいらっしゃいませんが、そこはまあそれなりに…
この加茂水族館は、クラゲの飼育で有名な水族館で、おススメはミズクラゲの大水槽。
幻想的です。
ま、となりで別なクラゲの餌になってたりもするのですが。
ちなみにクラゲのアイスも食べられます。
コリコリしておいしいですが…やや複雑な気持ち。
写真はテンコ(メバル)です。
みんな天を向いているのでテンコというそうです。
つぶらな瞳で天を見上げる姿がかわいかったので、パチリ。
海の世界を堪能したあとは、再び孤独な旅に。
めざすは湯田川温泉、しかしお目当ては温泉にあらず。
式内社、由豆佐売神社へまいります。
式内社というのは、延喜式の九巻・十巻にあたる神名帳に載っている神社のこと。
延喜式が書かれたのは、延喜五年(905年)ですから、そのぐらい古くからある由緒正しい神社ということになります。
この神社、一見お寺のような風貌。
この拝殿が造られたのは、安永年間だそうですが、この当時はまさに神仏習合の真っ最中だったとみられ、当時の密教寺院によく見られる平面構造を持っているのだとか。
以前は観音堂と称して十一面観音を祀っていたり、社名も滝蔵権現などと呼ばれた時期があったようです。
長い歴史の中にはいろんなことがあるのです。
ともあれ信仰を集め、時代を生き残ってきたこの神社、現在のご祭神は溝?姫命・大己貴神・少彦名神の三神となっております。
境内のイチョウの木。
湯田川の乳イチョウとして知られ、県指定の天然記念物にもなっています。
垂れ下がる「気根」が乳房に見えるために、乳イチョウと呼ばれています。
なんとなく母性を感じる木なのですが…実際は雄株。
実はなりません。
それにしても、八月の昼下がりにあってこの静寂感。
さすが歴史を背に立つ式内社です。
さて…お名残り惜しいですが、陽光照り返る現世へ戻らないといけないでしょうねえ。
木陰の涼しさに後ろ髪を引かれながら、次へ。
次回に続く。
よろしければ、どうぞ↓
一見貧相にも見えるだだちゃ豆ですが、これを食べたら他の豆は食べられません。
産地鶴岡の中でも、白山でとれたものだけを本当のだだちゃ豆というそうです。
地元の方にたくさんいただきましたが、ぜったいおススメの味です!