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カテゴリ:映画、本などなど
小説『落語娘』を読みました。 女性落語家が主人公の話です。 実は映画のDVDを持っていて、もう台詞を憶えるくらい何度も見ています。 僕は基本的に映画と原作がある場合、原作を先に読むほうなのですが、『落語娘』は反対になってしまいました。 映画を先に観ると、読むときに、どうしても映画の登場人物を思い浮かべてしまうのですよね。そのためキャラクターの違いに違和感をおぼえることも多いです。 でもこの『落語娘』ほとんど違和感がありませんでした。映画のキャラクターそのままでしたね。 逆にいうと原作のイメージを壊すことなくうまく映画化されていたのだなあと思います(^O^)。 小説では、主人公の三々亭香須美が、大変な師匠に弟子入りし、苦労をしながら成長していく話です。でもそれだけではありません。 師匠の三々亭平佐が演じると死ぬといわれている禁断の話『緋扇長屋』にチャレンジすることになるのです。 平佐師匠の運命やいかに。 これ以上はネタバレなので書きませんが、映画の方ではかなり怖い演出になっていて、初めて見たときはゾッとしました。 そしてこの本に収録されている短編『ええから加減』がすごく良かったです。 こっちは女性漫才師の話ですが、笑っているうちに悲しくて切なくて。ほっこりしました。 この『ええから加減』はオール読物新人賞を受賞した作品だそうです。どうりで面白いと思いました。 これもぜひ映画にして頂きたいです(絶対に観ます・笑)。
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最終更新日
2021年03月30日 19時02分47秒
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