■セーフティーネット保証融資活用は慎重に
最近お客さまの問い合わせで、銀行から「セーフティーネット保証で、融資しませんか?」という話ですがどうしましょうか?という相談がありました。結論から申し上げますとお客様には、「本当にこの制度を活用する場合は、切羽詰っているときですので他の保証制度を検討し、要件に当てはならないようであれば、セーフティーネット保証を活用しましょう」と返答しました。このセーフティーネット制度で、区から斡旋状が出れば、保証協会ではほぼ融資が決定します。しかし、その後の業績が悪くなれば、次の融資を考えている際、保証協会での保証が難しくなることも想定しておかなければならない。。。その理由としまして、1.制度の目的が下記のとおり、緊急対応的な内容なので、セーフティーネットを使うと「倒産寸前?」といった印象があります。----------------------------------------------------------この制度は、取引先等の再生手続等の申請や事業活動の制限、災害、取引金融機関の破綻等により経営の安定に支障を生じている中小企業者について、保証限度額の別枠化等を行う制度です。----------------------------------------------------------2.セーフティーネット保証での融資後、増収増益になる見込みがきわめて少ない会社が多いということです。3.3年ぐらいは、景気も悪く、サブプライム関連で、金融機関(特に都銀や地銀)も融資姿勢が慎重になっている。 *慎重という意味は、倒産リスクが低い会社には融資したいが 倒産リスクが高い会社には、融資したくない。という意味です。何か融資関連でお困りの際には、当社に税務申告書2期分持参して、いただければ初回は無料(30分)で、相談に乗らせていただきます。