しゃからの日々徒然

[美術展など] カテゴリの記事

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• カポディモンテ美術館展

  既にチケットを買っていたので、行ってきました。金曜の夜間開館は本当に有難い。それほど館内も混んでおらず、ゆっくりと見て回ることが出来ました。結構、いい作品が来ていると思うんですが、あんまり人気ないのでしょうか。ティッツァーノやエル・グレコの作品もありますし、それ以外の作品も秀逸です。宗教画が殆どなので、そういうのにアレルギーがある方には向かないかもしれません。それにしても、アタランテとヒッポメネスを見て、なぜかマティスを思い出したのですが、何ででしょうね？会期は２６日まで。

  2010年09月20日

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• 松方コレクションとその後ー国立西洋美術館常設展示ー

  現在、国立西洋美術館では松方コレクションに関連してフランク・ブラングィンの展示を行っていますが、常設展示の方でも松方コレクションに関わる展示が行われています。所蔵の水彩画と素描の展示で、新刊２階の奥の方の展示室でひっそりと行われているのですが、展示されている内容は非常に濃密です。ゴーギャン、セザンヌを始め、秀逸な素描、水彩が４０点弱くらいでしょうか。丁寧に保存されているのでしょうね。水彩だというのに非常に鮮やかな色彩に目を奪われます。素描も興味深いものが揃っていますが、企画があまり知られていないんでしょうか？人影はまばらで自分の好きな絵をじっくり見放題、至福の時間が味わえました。個人的なお目あてはギュスターブ・モローの水彩画２枚でしたが、どちらもモローらしい精密な線と不可思議な世界に誘う色彩で、大満足でございました(^^)ちなみにカタログはミュージアムショップで売っています。でも折角だから、大判で作って欲しかったかも（T^T)常設展示の方は滅多に見に行かないのですが、結構いい作品を沢山収蔵しているんですよね。特別展示のチケットで常設展も見られるので、たまにはまったり見に行くのも良いです。

  2010年03月19日

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• ボルゲーゼ美術館展

  ようやく行ってきました。東京都美術館はこの展覧会を最後に改装だか改築だかするそうで、２年間休館になるのだそうです。その最後の展覧会であれば、相当に気合いも入っていて混んでいるのでは？と思っていたんですが。拍子抜けのガラガラ(^^;なんでですかね。ラファエロやカラバッジョでは駄目ということなのか、展示数が少ないからなのか、著名なのが前出の画家さんの２枚だけだからなのか・・・個人的にはやはり数が少ないのがネックなのかな～と思ってしまいましたが、どうなんでしょう。私も別に美術に詳しいわけではないので、基本的に知った名前の画家さんといえば、上記２名以外ではギルランダイオとベルニーニ（は彫刻家ですが）くらいでしたが、全体的に水準は高い絵が来ていたように思います。な～んて、素人の感想なのでアテにはならないのですが。個人的にラファエロはそんなに好きではないのですが、カラバッジョとベルニーニだけでも行った甲斐はあったかなあと思います。特にベルニーニの彫刻。大理石でよくあれだけ精緻に彫れるのでしょう。不思議というか理解できないというか(^^;題材がおじさん（爆）なのがちょっと残念ですけど（どーせならアポロとフダネが見たい！）、それでも素晴らしいの一言に尽きました。カラバッジョの洗礼者ヨハネは光によって浮き上がる、陰りのあるヨハネの表情がなんともいえない雰囲気を醸し出していました。兎に角空いていたので、こういう絵や彫刻をじっくり見られるのは至福ですね(^^)他にもギルランダイオのレダとルクレツィア、作者不詳の我に触れるなやロマネッリの巫女シヴィラなど、色々と個人的にいいな～と思える絵が結構あったので大満足です。そういえばラファエロの一角獣を抱く貴婦人、どうもおかしいと気づいて改変を疑った美術研究家がいらして元の絵が見つかるきっかけにもなったようなんですが、そういう方々の目というのは凄いものだと感心します。素人が見ても、筆致なんてあんまり分からないですし、時代背景とか色々な当時の象徴的なものとかの総合的な知識と目の為せる技なのでしょうね。しかしなあ・・・名画を改変しちゃう、その理由が良く分からない(^^;なんでそんな事しちゃうんですかね。修復しようとして失敗して隠しちゃったとか（殴打）展示は確か４月初旬まで。上野の桜ももうそろそろという感じでした。春はすぐそこ、ですね。

  2010年03月18日

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• 愛のヴィクトリアン・ジュエリー展

  ボルゲーゼの券を買いに行って見つけて、行ってみるかとこれもチケットを買っていました。仕事を早朝開始にシフトしているので、夕方さっさと仕事を切り上げて渋谷に直行。見てきました。平日の夕方、終業時間前ということで空いていて、結構しっかり見ることが出来ました。が、しかし。穐場アンティークジュウリー美術館出張展示とでも入れた方がいいのではないかと(--;;;;私は名前は知っていても行ったことがなかったのでまあいいとして、展示の８、９割がここからの貸し出しだったようなので、行ったことがある人が見たらつまらないのではないかと心配なのですが(--;それとも普段は一般展示してないのが多いんでしょうか？そうでないと、なんか失敗した気分になりそうなんですが・・・まあそれはさておいて。初めて見るのであれば、圧巻です。あの当時の宝飾の細工というのは、本当に細かくて繊細。シードパールなんか平気で繋ぎ合わせちゃいますもんね・・・信じられないです。宝飾用の所謂貴石は、古過ぎるとやはりカットなどが単純で輝きもそこそこだったりしますが、この時代になるとかなり成熟してきている感があります。石も良し、細工も良し。文句なしです。ジュエリーデザインの下絵もあったんですが、立体的で細かいこと。感服しきりです。嗚呼、あんなの身につけてみたいもんです（＞＜）今は結構、昔の宝飾に使われている技術は失われている（できなくなっている）ものもあるようなのですが、現代って意外に失っているものが多いんだな～としみじみと思ってしまいました。

  2010年01月22日

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• 古代ローマ展

  １３日までだったので、慌てて夜間開館の今日、行ってきました。時間が時間なのと、金曜ということで仕事帰りのサラリーマンとカップルという客層でしたが、もうすぐ終わりにしては寂しい人の入りでした。まあ、さもありなん、ですかね(^^;既に行った人からあまり期待できないというのは聞いていたのですが、展示内容がちょっと少ないというか、売りがないというか、ポイントがぼやけているというか。大理石の彫像類は素晴らしい滑らかな曲線を描き、フレスコ画も当時を忍ばせるものが数多くありましたが、兎に角これが目玉と言えるものがない。強いていうなら、ブロンズのミネルヴァ（だったと思う）なんですかね。あれはよく残ってた＆修復したな～と思いましたし、コモジ家が所有してたってあったかな？遥か連綿と受け継がれた歴史を感じましたが・・・ポンペイとあったので、ポンペイにもっとスポットが当たっているのかと思いきや、確かに各所の展示品内にポンペイやその周辺の出土品はいくつも入っているのですが、分散してしまっていて、ポンペイとして集められているのは僅か数点のフレスコ壁画やモザイクのみ。折角遠くイタリアからお借りしてくるのだから、もうちょっとどうにかならなかったのかな～というのが正直な感想。でも、西洋美術館の正面玄関のイルミネーションは結構幻想的で良かった（殴打）今年の美術展ネグりはこれで終わりかな～来年はボルゲーゼ美術館展と、松方コレクションとその後はまずリスト上位。他にもいいものが来てくれますように！

  2009年12月04日

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• その３：暴挙：古代カルタゴとローマ展

  最初は３立てやるなら古代ローマ展と思っていたのですが、実はカルタゴ展が２５日までだったので、慌ててこちらに乗り換えました（爆）ここまで来るとただの阿呆です(--;金曜日、２０：３０まで入れます。東京は大丸のミュージアムで開催していました。お目当てはハンニバル時代の鎧とモザイク画だったのですが、一番目を引いたのは有翼の女性神官の棺の蓋だったかな？とても美しい均整の取れた像がありました。それ以外の出土品（奉納石碑みたいなのが一番多かったような気がしますが）もなかなか状態の良いものが見られました。ガラスの小さな壷とかもあったのですが、あんな時代によくこれだけの綺麗なものが作れたものだと感心させられます。お目当てだった鎧も、中世の重装鎧のような迫力はないものの、胸当て部分がしっかり保存されていて、細工もなかなか細かくて綺麗です。モザイク画は１０点ほどもあったでしょうか。ポンペイで見たのと同じようなものではあるのですが、あれだけ色々な色の石を集めて根気よく絵柄を作った昔の人々は凄いなあと、素直に感心させられます。カルタゴは立地や歴史からして様々な国の影響を受けているのですが、それが如実に分かる展示内容でもあります。展示規模は小さいですが、大丸の中ということで立寄もし易く、いかにも会社帰りのOLさんという感じの方々が結構いらしてました。帰りはそのまま１１階の催事場のワインフェアで、何故かリモンチェッロを買い込み（殴打）、カタログ類の重さと酒瓶の重さによろよろしながら（ついでに試飲でおかんついて）帰ってきたのでありました。

  2009年10月23日

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• その２：突撃：皇室の名宝展

  まだ会期あるからいいや～、なんて思っていたら、実は一期と二期は総入れ替えという事を最近知って、慌てふためきました(--;よくよく中身を確認して、一期の方により見たいものがあったので、じゃあ急いで行かないと駄目じゃん！というわけでチベット展からはしご。今日は金曜なので夜間開館日でした。一期は１１月３日だったか・・・その辺までで、主に日本画が展示されています。お目当てはなんといっても伊藤若冲！動植栽絵です。小さい頃から家に若冲の図版が何故かあって、迫力のある鶏の絵とかが好きだったので、これを見に行かないわけにはいきません。展示室１室、丸々が若冲の展示で迫力満点です。３０幅だったかな？結構混んでいたのですが、それでも中央に立って見回すと、四方が若冲のこの至福(^^)鶏の絵は有名だし、何度か見たことがあるのですが、タコやらカエルやらの絵は初めて見ました。なかなか可愛い(^^)大ボスがなんでタコタコ言っていたのか、ようやく納得(^^;しかし本当にいつ見ても大胆で迫力のある絵です。色も鮮やかで（これは保存状態も関係してますが）、細部まで書き込まれた緻密さにただただ脱帽です。若冲以外で面白かったのが、入ってすぐに展示されていた世界地図の屏風。あの時代にかなり正確な世界地図が描けていたのは凄いです。酒井抱一などの絵ももちろん素敵でしたが、近代の工芸品や美術もなかなかです。でもやっぱり若冲に尽きるなあ・・・二期には刀剣の展示があるようなので、それはそれで気にはなるのですが、恐らく２度行く気力はないでしょう(^^;若冲でお腹いっぱいな感じです。

  2009年10月23日

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• その１：逃走ーチベット展ー

  今日は上野に行くぞ！と心に決めて、早上がりを宣告。会社より早々に逃走致しました。朝っぱらから大ボスの机に何故か美術展のちらしが増えていて、あれれ？と思ったら、大ボスは昨日逃走して皇室の名品展に出かけていた模様（爆）良かったよ～、絶対行くといいよ～♪と満面の笑み。いや、いつもお忙しい＆ストレス溜めまくりの方なので、幸せそうで良かったですが、部下は着実に似てきているようです（核爆）いいのかな～(^^;（もちろん勤務形態としては何ら問題はない）で、まずは早い時間に終わってしまう上野の森美術館に乗り込んでチベット展を見てきました。今回の展示は”中国政府”の協力に依るものなのがちょっとな～と思うのですが、日本でこれだけ纏まってチベット美術を見る機会というのはなかなかないのは間違いないので、その辺は取りあえず棚に上げることに。実際、展示されている仏像、曼荼羅、秀逸な逸品が数多くあって、見飽きることがありません。チベット内ではやはり美術館やポタラ宮、各寺院に分散していますから、一カ所で楽に見ることが出来るというのも大きなメリットです。インド密教の流れを受けて、でもチベットで独自に昇華された表現は見事で、仏像類は穏やかなお釈迦様など日本でもおなじみの仏様から、密教系のちょっと変わったものまで、実に幅広く揃っているのではないでしょうか。曼荼羅は紙の劣化しているものもありますが、細部まで細やかに描かれていて緻密にして繊細。まさに一つの世界そのものです。最後の方にあった、医学に関する曼荼羅なんかは初めて見るもので、仏様ではなくて薬草が描かれていたりします。あれは面白いですね。色々な病のタイプによって色を変えて様々な治療法を記した樹状図のようなものもあって、かなり興味深いです。開催は１月まであったと思うので、機会があればおすすめの展示です。

  2009年10月23日

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• ハプスブルグ展

  仕事が終わってから、上野に行こうか六本木にしようか悩んだ末に六本木へ。国立新美術館で開催されているハプスブルグ展に行ってきました。最初はあんまり行く気がなかったのですが、公式サイトを見て結構いいのが来てそうだったので、急遽行きたいリストに追加していました。混み具合はまあまあ。混んでいるけど、見えないということはないという感じでしょうか。オーストリアのハプスブルグ家の所蔵品を中心としたウィーン美術館収蔵品や、その他はプスブルグ家が治めていた領土に入るドイツなどの美術品も含んでいます。基本的に絵画中心で、地方によりスペイン絵画、ドイツ絵画などに分類されています。そんなに数が多いとは思いませんが、粒よりの厳選されたものが持ち込まれているので、見応えは抜群です。シシィの大きな肖像画を始めとした王家の肖像画ももちろん素晴らしいのですが、ベラスケス、ムリーリョ、ファン・ダイク、ルーベンスなどなど・・・眼福！！！工芸品も美しい細工物を含めて良いものが並んでいて飽きません。予想していなかった展示物としては、日本の皇室から送られた１４０年前の日本画が里帰りして展示されているのですが、非常に大切に保存されていたようで、全く色あせない鮮やかな浮世絵などを見ることが出来ます。ただ、ここは水平展示なので行列が(^^;でも、じっくり見る価値ありの逸品です。個人的に見たかったのは、ムリーリョの大天使ミカエルの絵画。宗教画が好きというわけではないのですがやはり綺麗な天使の絵は結構好きなんですよね。もちろん、宗教画は沢山展示されていて、どれも素晴らしかったですけど。エル・グレコはやっぱり色彩が独特ですぐに分かりましたが、受胎告知は沢山描かれているので、以前見たグレコの絵と同じものなのか違うものなのか、てんで分からなかった私です　orz素敵だな～と思ったのはシャーベット用センターピース。皇族一人一人用のシャーベットのカップを吊るすセンターピースですが、カメオにそれぞれの肖像が掘られていたり、細かくて繊細な工芸品です。庶民には縁のない食器でもあります(^^;もう１回見に行ってもいいくらいの充実度。お勧めです。

  2009年10月17日

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• ファンタジー絵本ー東　逸子の世界ー

  先日、上高地に行く途中で軽井沢に寄ったので、ついでとばかりに行ってきました。絵本の森美術館で開催されていて、５日までだったかな？東　逸子さんときたのじゅんこさん、このお二人のファンタジー絵本のイラストは、昔から大好きだったのですが、これまで肉筆は見たことがなかったのです。両親が車で待ってなかったら、何時間でも見ていられそうでした。実際には展示室１に各国のファンタジー絵本の挿絵類の展示（ただし複製が半分くらい（？）占める）、展示室２が東さんの原画類の展示になっていました。きたのじゅんこさんの絵もそうですが、時の一瞬を切り抜いて永遠に閉じ込めたような感じが大好きです。きたのじゅんこさんの、しんとした森に霧がうっすらとかかったような静寂とは別に、東さんの方は氷原の氷の宮殿のようなイメージがあります。昔はエッチングとか、エンボスの模様をそのまま活かしたモノカラーのイラストが多かったのですが、最近はずいぶんとカラーが増えて、ちょっと雰囲気が変わってきたようにも思いますが、鋭さを感じさせる冷たい透明感は同じです。私は絵なんてからっきしで、見て愛でるのが専門ですが、あの繊細で緻密な筆遣いには脱帽です。

  2009年10月01日

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• ラリック展

  こちらももうすぐ終わり、確か７日までだったと思いますが、国立新美術館で開催中のラリック展にも行ってきました。平日金曜の夜間開館時間に滑り込みでしたが、やはりお仕事帰りといった感じの方々が結構いらしてました。展示品はもう、ため息が出るくらい綺麗(*^^*)特に初期の宝飾品関連はうっとりものでした。細工は細かいし、色鮮やか。唯一残念だったのが、貴石の質がそんなに良くない事くらいですが、これは時代的なものが大きいんでしょうね。図柄も秀逸だし、自然をモチーフにした数々の品をじっくり拝見してきました。チラシの図柄になっている芥子のモチーフ、本当に繊細で美しい逸品です。中期～後期はおなじみのガラス工芸作品の変遷になりますが、ラリックという人は本当に才能と商才の両方があったんだなあ、としみじみ感じさせられます。まさに天は二物を与えた、そんな感じ。挫折ってあったんだろうか？とふと思ってしまいましたが、当然その成功の裏には地道な努力があるわけで、そういう意味でも偉大な成功者だと思いました。図録が買いたかったので、２０時の閉館に間に合うようにちょっと急いで回らなければならなかったのが心残りですが、それでも気に入った作品は結構しっかり見られたので大満足でした。

  2009年09月02日

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• 海のエジプト展

  会期はまだまだありますが、これから夏休みに入ると子供で溢れそうだし、かといって夏休み明けると会期終了１月切って、これまた混みそうな気がしたので、一念発起、午後から出かけてきました。パシフィコの中でも、一番みなとみらい駅から遠いDホール。場所がパシフィコと知った時点で、広くて疲れそうな気はしてましたが、やっぱり疲れた orz普段から音声ガイドは使わないので、混んでる所なんかは人の隙間の空間から見ていたのにも関わらず、たっぷり２時間。混むことを想定して通路を広く取っているのと、子供向け解説も混ぜてあったりしてスペースが更にかさんでる感じです。各所には海底からの発掘作業などに関する映像が流されていて、これが結構沢山ある。一つ一つは長くても３～４分だけど、１０個あったら３０～４０分それだけで必要になりますし。展示品の中で特に見事だったのは、個人的には王妃の像（アルシノエ２世の像）とプトレマイオス朝のステラ。王妃の像は頭部が失われた体だけの像でしたが、ラインが非常に綺麗で美しいという言葉が素直に出る像でした。ステラはとにかく大きい！これ、よく海底から引き上げて日本まで持ってきたもんです。６メートル以上あるそうですが・・・圧巻。クレオパトラの肖像が刻印されたコインは、期待していたほどには鮮明ではなくてちょっと残念。海底からの引き上げ作業の過程なども映像で流されていて、それはそれで面白い内容でした。地上ならともかく、砂に埋もれた遺跡の中から、よくこんな小さいもの見つけたな、という出土品も沢山あります。時代毎の像の特徴の移り変わりの展示なども、興味深いものがあります。しかし・・・展示品に柵が一切ない（ガラスケース展示はともかく、大きい展示品には線しか引かれていないもの多数）というのは、身近に感じられるものの子供が押し寄せたらどーゆー事になるんだろうと危惧してしまいます。実際、触ってたオッサン居たし(--;中身的にはまあまあですが、入場料が２３００円と、美術館などの展示よりも更に高いので、それを考えるとそこまでの価値はどうだろう・・・とか思ってしまいました。今年は東京都美術館でトリノ・エジプト展もあるので、内容的にはそちらの方に期待。

  2009年07月16日

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• ルーブル美術館展

  今日は午前中を休みにして、朝からルーブル美術館展に行ってきました。平日の朝だから少しは空いて・・・ないし　orzまあ、それでも多分、土日よりは空いていたのだと思います。出て来た時には列は解消してましたから。関東にもインフルが発生するのも時間の問題でしょうから、その前に行ってしまえ！の突撃です。今、西洋美術館は常設展示が衣替え閉鎖中で、入り口で常設展に無料で入れるチケット付き絵はがきが貰えました。ちょっと得した気分。展示品は思っていたよりは少なめでしたが、その分空間がゆったり取ってあって、比較的見易い配置になっていました。人だかりが出来たのは、レンブラントの自画像とフェルメールのみかな。ほかは余裕で鑑賞できました。カルロ・ドルチの天使とマリアが対になった２枚の絵画、ちらっとテレビで見かけて実物を見るのを楽しみにしていたのですが、本当に透き通るような美しさ。静謐で神々しい絵画でおすすめです。ムリーリョの６人の人物の前に現れる無原罪の聖女。これちらの聖母はもちろん神々しいのですが、タッチが柔らかくふわりと空間が広がるような印象を受けました。しかし背景に描かれた天使がぼんわりと浮かび上がっているのがちと怖い　orzカタログを実家に送ってしまったので題名が思い出せないのですが、哲学論文か何かを中央に載せた絵画があったのですが、あの論文はまさか手書きなのだろうかと気になってます(--;実物を貼り込んで周囲を絵で飾っているのだと思いたいけど、あの頃の方々は細かくて器用だから、全部手書きもあり得そうで怖い(--;;;ファン・ダイクやベラスケス、ロランももちろん素晴らしいです。どの作品も非常に良いものが来ているなあと思いました。一見の価値はあります。今年は展覧会が豊作っぽいのでとても楽しみです。行きたいのが大過ぎて迷いまくりそうです。

  2009年05月19日

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• 阿修羅展

  今日、友人達と阿修羅展に行ってきました。日程自体は２ヶ月近くも前に決めていたので（そこまでしないと予定が合わないこの面子・・・）、悪天候という予報にめげずに出かけてきました。開場は９：３０でしたが、てっきり９時だと思っていた我々。８：４５に待ち合わせて国立博物館の門前に行ったのですが、既に列が(^^;というか、それより前に駅構内やほかのチケット売り場に結構な列。ルーブル美術館展も凄い列。天気悪いから少しは空くかな？と思っていたのは甘かった　orzまあ、チケットだけは先に押さえていたので、比較的列の前の方には並べていまして、開場してすぐに入場できました。阿修羅展といっても、本当は興福寺展と言うべき内容で、興福寺の四天王像やほかの八部衆の像なども来ています。そうはいっても、目玉が阿修羅であることは間違いないし、それほど展示品が多い訳ではありません。仏像類はもちろんとても良くて、何より普通は背中の方までじっくり鑑賞なんて出来ませんから、ここぞとばかりに横へ前へとちょろちょろ動いて観察。八部衆は全体に美男子揃いで嬉しい(*^^*)そして仏像もさることながら、一番最初に展示されていた水晶の細工物に絶句でした。六角柱の中から円柱をくりぬいて蓋を付けたものがあったんですが、凄く綺麗な円柱がくりぬかれてるんですよ。あんな昔によくあんなに綺麗に物が作れるものだと、ひたすら感心。水晶球も綺麗な球だし、たいした道具もない時代によくもあれだけ凄い細工を作れるものです。目玉の阿修羅像は第一会場の奥に一体、別に展示されていて、ぐるっと一周完璧に回って見られます。修学旅行を含めて何回も見ていたと思ったのに、やっぱり近くから見てぐるり見られると、これまでは全く見てなかったんだな～と打ちのめされます。イケメンと騒がれている静謐なお顔ももちろんですが、阿修羅のシンボルとも言える６本の腕のすらりとしたことといったら！ゆっくりと一周して、細部まで堪能させていただきましたm(_ _)mしかし、美術展の目玉作品ではいつも起こることではありますが、ちゃんと立ち止まらないで流れようね(--;係員の方、お疲れさまです。いつもの事ですが、この後はもう１件はしご。最初はルーブルか？とか言ってましたが、朝の列に無謀を悟ってカルティエの作品展示を見に行きました。阿修羅展のチケットで少し割り引きききます。中にはカルティエのかのミステリークロックを始め、目がチカチカしそうなダイヤモンドなどの装飾品の数々！目の保養でございました。ため息しか出ません。それにしても、ミステリークロックの実物は初めて見ましたが、ほんとどーなってるんでしょ、あの構造。不思議です。

  2009年05月17日

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• 大琳派展

  大ボスお墨付きとあらば、やはり行かねばなりますまい。という事で無理矢理時間を捻り出して行ってきました。琳派ということで、俵屋宗達や尾形光琳などの作品がずらり。入ってまずすぐに、４人の画家の風神雷神図がずらり勢揃い！画風の変遷（これは時代も反映していますが）がくっきり見えて、しかも一望できる場所に全部集まるなんて、そうないでしょう。これだけでも見る価値は十分あると思います。宗達、光悦に始まって、尾形光琳、乾山、そして酒井抱一と鈴木棋一と続きます。光琳などは、前回の”対決”の展示物が大分あって、同僚などは「使い回しじゃ～」と言っていましたが、そうはいってもねえ(^_^;代表的で借りられて～となると、やはり限られてくるのは仕方ないですね。同僚曰く、抱一と棋一は真似っこだから、やっぱり源流でなきゃ！という感想でしたが、個人的にはこのお二人の繊細な筆致が一番好みでした。いいじゃん。先達から学んでちゃんと独自の画風が出来てるんだし～（なんて素人がのたまってもしょうがないですが）棋一の、裏から透かして模様が浮き出る屏風、秀逸だと思いました。もちろん、宗達、光琳も迫力満点です。うん。力強さという意味では、やっぱり古い方々の絵の方が凄いかも。乾山は焼き物の方が好きかな。光悦の作品は銀を結構使っているせいか、酸化してしまっているのがとても残念。あれの色彩が元通り再現されたら、凄く綺麗だと思うんですよね～そういえば桜の屏風の図は光悦だったかなあ・・・（図説は親に貸してしまって確認できないんですが）あの桜はとても綺麗でした。しかし。我が母も○シモトに入れたら？と言われるくらいの天然かましまくりですが、こういう方はどこでもいらっしゃるようで(^_^;季節を花鳥図の掛け軸にしたものの冬の鳥の図を見て「やっぱ冬は鳥だよな。鴨鍋は秋には食べないもんな！」と凄い納得の仕方をしている方が(^_^;;;思わずガラスとお友達するかと思いました(-0-;そうか、鴨鍋か・・・なんか違う　orz最後に図説を購入しましたが、これまでで最も高い３０００円。泣くぞ～値段にも泣けますが、あまりの厚さと重みにマジに泣けました　orz今、他には例のもやしもんの菌類展がやっていますが、個人的にはハンマースホイが気になるところ。さてはて、行く時間は取れるのかな～。

  2008年11月06日

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• ミレイ展

  ２６日で終わってしまうので、今日の夜間開館に頑張って行ってきましたが・・・滅茶混みでした(^_^;駆け込みの会社員が来る時間でしたからね～。場所も渋谷の文化村ですし、そら混みますわな。もっと早く行きたかったのに・・・失敗でした。チケット売り場で係員の人が「混んでます！」と言ってましたが、小さい絵などはちょっと後ろからだと全く見えない位の混み具合。上野みたくスペースが広い所ではないので、結構辛いですね、あの混みは。しかもチケット売り場の係員さん、申し訳ないけどなってない。並ぶ列の所のど真ん中に立ちはだかって列に並ぶのを妨害するわ、「並べるだけ列作って並んで下さい！通路一杯に並んで！」ってあ～た、窓口２つしかないのに２列以上作ってどーすんの？割り込んだ割り込まないで修羅場になるの、見えてるんですけど。無理に３列作らせようという感じでしたけど、むしろ客の方が窓口の数を見て２列に制限してましたね。そんなに列を捌きたかったら、窓口増やすか、通路を細くして（所謂ポールにテープで通路を作っていた）通路を折り畳んで場所を稼げばいいだろーに。なんだかな～それでもミレイの作品群は非常に力強くて素晴らしく、無理して観に行った甲斐は十分ありました。わずか１０歳くらいで書いたという素描、凄過ぎます(--;１０歳なんていったら、普通落書きレベルですよ、落書き。もう、素晴らしいデッサン。まさに絵描きになるべくして生まれてきた人という感じです。展示は年代、ミレイの作風に従う形で順番に並んでいますので、作風が少しずつ変わっていくのが楽しめます。チラシにもなっているオフィーリアは流石に圧巻ですね。書き込まれている花々に意味が籠められているそうで、なるほど～と唸ってしまいます。何より、人物画の力のある事。存在感がどっしりと伝わってきます。動物の毛とか、写真？とまで思えるほどの筆致。かと思うと、ちょっと幻想的な風景画もあったりして、非常に見応えのある展示でした。なんていうか・・・引き込まれるんですよね。目が。色の配置とかも、多分計算してどこに視線を集めるか、考えて書いているんですよね。画面全体、細々とした描き込みにも色々とその絵の主題を思わせるものがさりげなく入っていて、きっと頭の良い人だったんだろうなとも感じました。絵を見るのが精一杯で、解説はマトモに読めなかったので、高いな～とちょっと嘆きながら図説を購入してきました。最近、ほんとに図説高い（涙）休日にでもゆっくりと読み直したいと思っています。

  2008年10月24日

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• フェルメール展

  久々に高校時代の友人達とフェルメール展へ。東京都美術館で人気展の場合、開門前にまず並び。今回もやっぱり、開門前から並んでましたが、意外にチケット未購入の人が多くて入場自体はさくっといけました。入ったらすぐに渋滞していましたが、それには目もくれずに一気に２階へ。折角、開場一番で入ったんですから、空いている間にフェルメールを見ておかねば！という作戦です。多分、同じ行動をする人が結構いるんでしょうね。今回は階段とかにちゃんと２方向の住み分け矢印などが貼ってありました。フェルメールは７作品。現存数が３０ちょっとですがら、結構な数です。フェルメールの見慣れた作風とはひと味違った、まだ若い頃の神話をモチーフにした作品や風景を題材にしたものも見応えありですが、やっぱり光の加減を絶妙に表現した作品の方が、フェルメール！って感じがします。個人的には手紙を書く夫人と召使いが一番良かったです。窓から差し込む光の中で手紙を書く夫人と、それを待っているのか、ちょっと退屈そうに外に視線をくれている召使い。リュートを調弦する女も良かったなあ。今回、細部の解説もしっかりしていて、それらを読んでからまた作品を見ると、違った楽しみが出てきます。満足した所でおもむろに最初に戻って、デルフトの画家達の作品を見ましたが、この時間になるともう結構な人出。レンブラントの影響を受けた作品などもあって、こちらも結構面白い展示でした。火薬庫の爆発で亡くなった若い画家さんの絵なんか、長生きしてたら有名になっていたんじゃあ？と素人でも思えました。しかし・・・最近、キュレーターさんが変わったんですかね。ここ最近の展示はかなり楽しめるので嬉しい限りです。フェルメールを見終わって、お昼にはまだ間もあるし、という事でスリランカ展へ。基本的に仏教遺跡の関連遺物が展示されていますが、時代ごとに追う形で、結構近年のものも展示されています。仏教遺物が好きな人には楽しめると思います。ただ、こっちは展示方法が旧来のものなので（爆）なんかちと物足りないとゆーか・・・もう少し突っ込んだ解説が欲しい！フェルメール展の後だったので、なんだかカユい所に手が届かないもどかしさがちょっとありました。しかし・・・展示２つを見終わって手元を見てみると、何故かフェルメール展で買ったパウンドケーキと、スリランカ展で買ったシロップが（爆）なんでまた食べ物ばっかり買ってるかな、自分　orz

  2008年09月21日

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• 白州次郎と白州正子展

  銀座の松屋で２３日まで開催している白州次郎、白州正子展に行ってみました。白州次郎氏。唯一の従順ならざる日本人と言われた、辣腕家。吉田茂の懐刀。でも政治の世界に未練など残さず、潔く見切りをつけた人。恥ずかしながら、あまり良くは知らずにこの年まで来てしまったので、これは是非見に行ってみたいと思っていたのでした。実際のところ、白州次郎ご本人に関する展示はご自身がかなり身辺整理をして逝かれたとの事で、多いという程ではなかったのですが、それでも書簡や業績を垣間見るに、信念の人であったのだな、としみじみ思いました。筋を通すこと。紳士たること。友を大切にすること。どんな困苦にも諦めずに道を進むこと。悔しい思いを隠すことなく、それを糧として進むことのできた人。圧倒的な存在感だったのだろうな、そう感じました。ご夫人の白州正子さんの展示は、主に集めておられた骨董の数々。武相邸にて使用されていたものを含めて色々と展示されていたのですが（よく分からなかったのは、個人蔵となっているものが、かつての正子夫人の所蔵品なのか、こういう感じ、というだけの展示だったのか、という事なのですが(^_^;）根底に流れているのはシンプルで大胆、という感じでした。和の侘び寂びというのかは、鈍な私には表現として適切なのか分かりかねるのですが、長く手元にあっても飽きない、流行に左右されないというべきか？そんな感触を受けました。シンプルで、陶芸が好きな方には堪らないんじゃないでしょうか。帰りに、白州次郎氏の言葉を集めたという本を一冊、購入してきました。これからじっくり読みたい・・・んですが、ハードカバーは通勤中に読むには重いのが難です(--;久々の銀座だったので、ついついキルフェボンに吸い込まれてしまったりして(^_^;;;煩悩のつきない私には、筋の通った生涯を送ったこのご夫婦の人生は、一つの憧れです。

  2008年09月18日

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• 上野がかもされるらしい

  いや、行ってきたのは金GOLD展なんですが(^_^;今日は夜間開館日なので、定時に会社を脱出して上野へGo!日が落ちるのが大分早くなってきて、そろそろ上野の夜間開館時間は暗闇が怖い時期に入ってきました。まあ、人通りはそこそこあるんですけどね。金GOLD展は人気はあんまりないのか、展示室に入るまで誰も他にお客さんを見かけず、博物館の方々がかな～り暇そうにしてました(^_^;チケットも安く買えたもんなあ・・・中の展示は大きく分けて四部構成かな。鉱物としての金、日本の金、コロンビアの金と金のリサイクル。鉱物好きとしては、世界で２番目に大きいオーストラリア産の金塊が結構な見物。他にも１２０キロだったかな。金塊を手で触れるコーナーもありました。あれだけ重いと、見張りの人は居ましたけど、そう簡単には持ち逃げは出来ませんね（爆）折角なので指紋をつけてきました。日本の金標本の展示もありましたが、あんまり”金！”て感じじゃないです。まあ、そういう埋没の仕方なんだからしょうがないんですけど。日本の金で凄いと思ったのは、刀の装飾。芸術的な細やかさは一見の価値あり。秀吉の金の茶室の再現もありましたが、あれはもう侘び寂びの世界とは無縁ですなあ(--;コロンビアの金は、様々な文明から発掘された装飾品がメインの展示でしたが、これが結構凄い。道具もない時代に、あれほど精巧な細工をどうやってしたんでしょう！もちろん、単純なものも多いのですが、精緻な細工物は是非、じっくりと。リサイクルコーナーは、子供の宿題に丁度良さそうですが、既に夏休みは終わってますな(^_^;お土産コーナーに砂金缶なるものがあって、家で砂金集めを体験できるのだそうですが、缶の注意書きには「本商品の苦情は一切受け付けません」う～みゅ(^_^;;ところでで、タイトルの”かもす”。かもすといったらオリゼー。オリゼーといったらきんはきんでも”菌！”１０月１１日ー１月１２日で、”菌類のふしぎ、きのことカビと仲間たち”が開催されるそうです。ちらしはもちろん、オレンジ色のオリゼーどあっぷ(^0^;もやしもんのキャラがナビゲートしてくれるそうです（爆）ものによっては培養が難しくて展示できない日もあるかも・・・って事はやっぱり、展示期間中、学芸員さんがせっせ、せっせと菌を培養して取り替え取り替え展示するって事ですよね(^_^;凄く大変そう・・・今、ちらしを良く見たら、菌体の培地にオリゼー模様が（爆）抗菌剤をオリゼーの形に塗って培養したんだな、これは(^_^;綺麗に出来てるかも。気になるような、かもされていいのかと悩むような。どうしよっかな～

  2008年09月05日

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• コロー展

  昨夜はコロー展もハシゴしました。貧乏性です（爆）こちらは客層は明らかに会社帰りの方々ばかり、しかも空いていて一つ一つの絵をじっくりと鑑賞できました。コローという画家さんの名前は認識していなかったのですが、絵を見ていると、間違いなくどこかで見ているな～と思いました。所蔵場所もルーブルとかだし、間違いなく見てる筈。絵画を見るのは好きなのですが、一向に何がどう分類されているのか全然覚えられません（爆）キュビズムとかシュールレアリズムは流石に分かるんですが(^_^;印象派の先駆けと言われる方なんですね～・・・って解説を読んでいても、印象派の代表って誰だっけと言ってしまう私です(--;確かモネとかって印象派の画家さんでしたよね。基本的に風景画を得意とされた方のようで、１９世紀のフランスやイタリアの農村の風景がメインでした。兎に角風景の中の光の使い方というか、独特の逆光の風景がとても綺麗です。人物画だとコローのモナリザや、青い服を着た女はやっぱり凄くしっかり描かれていて素晴らしいです。ピカソが所持していたという小さなイタリアの女性の絵も凄く綺麗でした。やっぱり、あの位空いててゆっくり鑑賞出来るのが良いですね～。上野に出たのは久々だったのですが、科学核物館でGoldの展示をしているのが気になります。８月中に終わってしまうようなので、なんとかまた時間を作って行かなければ。今後だと、やっぱりフェルメール展。これはもう９月に友人達を出かけるのが決まっているのですが、同じ頃にスリランカ展もあるようで、これも気になります。ミレイ展も見たいな。変わった所だと白州次郎と白州正子展も是非行きたいところです。

  2008年07月26日

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• 対決！巨匠たちの日本美術

  予定通り（というより無理矢理ぶっちぎって（爆））１６時に退社成功。暑い中をあくせく歩いて東京国立博物館平成館で開催中の対決！巨匠たちの日本美術展に行って参りました。しかしどーしてこう、帰るぞ！と意気込んでいる時に限って退社間際に色々持ち込まれるんですかね～(^_^;運慶対快慶、若沖対簫白など、同時代だったり、先達と追う者であったり、様々な”対決”をテーマに２人の人物の作品を対比するように展示する趣向です。まあ、小難しい事を考えるのはキュレーターさんや美術研究家の皆様にお任せするとして、個人的には自分がいいな～と思える作品があるかどうかなんですが、対決の選び方がどうこうはさておいて、似たようなものを二つ並べてあると、それぞれの作風の違いが際立って感じられるのは面白いと思います。お目当ては若沖が一番でしたが、等伯、応挙、光琳の作品も素晴らしかったです。もちろん、どの作品も凄いのですが。同じような絵でも、絵師の解釈の違い、画風の違いというのは本当に大きいものなんですね。仏像は快慶とかよりは円空、木喰のものの方が身近な感じがして好みでした。焼き物もありましたが、特に茶碗類は善し悪しが全然分からないので、ふ～ん・・・で終わってしまいました(^_^;存在感は感じるんですけどね。会場は夜間開館時間だというのに何故かお年寄り多し。普通、この時間帯は仕事帰りの人が殆どなので、あまり年配の方は見かけないのですが・・・やはり中身が日本美術なのと、何よりこの猛暑で昼間出かけるのが嫌なんでしょうね(--;でもねえ・・・仕事ある人は昼間動けなくて夜、駆け込んでくるんだから、混まないように昼間に行って欲しいなあ(--;猛暑で倒れる危険があるから、強くは言えないですが。朝早めの時間とか。個人的希望。会場、結構混んでました。身動きできないような混み方じゃないですが。確か会期は８月中旬まで。今週末あたりとかに、一部作品の入れ替えがあったと思います。

  2008年07月25日

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• 自爆４立ての４。ターシャ・テューダー展

  今日から銀座の松屋で開催されているターシャ・テューダー展。たまたま近所のお花屋さんでちらしを貰って開催を知りました。NHKの番組は見ていないのですが、本屋さんでターシャの庭だったかな、本を見ていいな～と思っていました。お庭がとにかく素敵。最初はハーブガーデンとかそういう方面の方かと思っていましたが、本業は絵本作家さんなんですよね。今回はターシャさんの日常の細々した品の展示や、絵本の原画などが展示されていました。庭を再現して花が植わっている所とかあったんですが、綺麗だけどちと急仕込みなのがバレバレなのと、ああいう環境だとお花もちと可哀想ですね。で。この展示会が一番、読みが甘かった。激混みでした（爆）客層。オバサマだらけ。ええもう、見事に。平日の銀座の客層ですわなあ・・・(--;考えてみれば立地からしてこの危険性を考えるべきでした。それでも私の行った時間はまだ少しは空いていたらしい・・・っても会場はさほど大きくはないし、オバサマ方がおしゃべりしながらまったりと見ているので全然列が進まない(--;;;仕方ないので、後ろから隙間から覗くようにして見てました。もちろん、邪魔にならないように細心の注意も必要なので、これが一番疲れました。普段、料理に使ったり、手芸に使ったりする日用品が沢山展示されていて、糸車とかまでありましたけど、あれって借りてて生活に影響ないのかな？と余計な心配をしてしまったりして。蝋燭、バター、石鹸、全部手作りしていらっしゃるんですね。凄いなあ・・・お裁縫もするし絵本も書くし。しかも結構なお年なのに、そうやって自活していらっしゃる。尊敬の一言です。素朴で、でも自然と一緒に一番人間らしい生き方のような気がします。恐らく、日本人はこういう生活の中のゆとりがなかなか持てないこともあって、彼女の生き方に憧れるのかもしれませんね。出来なくはないんでしょうけどね・・・田舎暮らし。でも踏ん切るのはなかなか難しい事だと思います。展示の中で個人的に一番嬉しかったのは、原画の展示。最新作だったと思うのですが、コーギーの絵本の原画が多分、丸々１冊分だと思うのですが、順を追って展示してあります。いやもう・・・可愛い！！！それ以外にもいくつか原画があったのですが、兎に角可愛い。子供の絵も可愛いですが、個人的には動物の絵が特に可愛いのが多かったです。一番気に入ったのは、女の子が鶏を抱っこしているもの。これはポストカードが売られていたので、思わず買ってしまいました。そう、ポストカードとか売ってたんですよ。最後の売り場で。ここがまた激混みで　orz根性で（？）ポストカードとお庭の写真の本とスケッチを纏めた本を買ってきましたが、ほんと今日で一番疲れました。会計の時に聞いたら、お昼頃は会計待ちの列が会場を突破して伸びていたのだとか(--;;明日は祭日だからもっと行くでしょうね～と店員さんはおっしゃってました。明日や土日に行く予定の方、覚悟が必要かもしれません。

  2008年03月19日

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• 自爆４立ての３。VOCA展

  これはボカ展と読むのか、ヴォキャ展と読むのか悩んでます。どっちなんでしょ？こちらは前の２つとは全く趣きを異にしてまして、新人作家（平面）さんの展示会です。普通の展示会と違うのは、キュレーターさんとかの推薦によって出す人が決まる事らしく、推薦＝出品となり、普通は応募してから篩に掛けられるのがないのだそうです。なんでまたこれに行こうと思ったのかといえば、たまたま見た入選作が気になって本物を見てみたかったから。展示内容が内容なので、客層はほんとに若い人メインでちらほら。きっとこれから自分もこういう場を目指す！って気合いを入れていた人も居たのではないでしょうか。場所は上野の森美術館。会期はうろ覚えなのですが、３０日くらいまでだったかと思います。行かれる方は公式サイトで確認されると良いかと思います。私が見たかったのは伊藤雅恵さんという作家さんの作品で、入ってすぐの突き当たりに展示されていました。当然、印刷なんかよりずっと鮮明な色にほけ～っと見入ってしまいました。やっぱり、本物は綺麗ですねえ・・・こういうので賞を取ると、作品も売れるってことなんでしょうか。この方のサイト、最初に覗いた時よりsoldが増えていってます。先立つものがあればねえ（爆）＜ついでに飾るスペースも（核爆）会場には油絵の匂いが結構濃厚に漂っていて、これも古い絵の展覧会と違う所ですね。所謂現代アート的な作品は私には全くもって理解不能なのですが、それでもやっぱりこういうものを”産み出す”人って凄いなあと思います。私は鑑賞するのは好きですが、不器用で芸術的才能０ですから(--;平面作品が対象なので、絨毯みたいなのに描いた絵だとか、写真だとか、色んな種類の平面作品があります。こういう表現もあるんだな～という所にも目から鱗でした。こういう展覧会も今後は出来れば行きたいです。

  2008年03月19日

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• 自爆４立ての２。ウルビーノのヴィーナス展

  ルーブルを見終わったら、すぐに国立西洋美術館に移動して今度はウルビーノのヴィーナス展です。本来の開館時間は９時半。もちろんとっくに過ぎてましたが、幸いそれほど混んでいませんでした。シルバーデイではないというのもあるんでしょうけれど、なんとなく働き盛りのお父さんの姿が多かったような気が？？？鞄、抱えて背広で・・・って仕事は？？？とちょっと謎。もちろん年配の方もおられましたが、ルーブルより空いているからじっくり見られるのをいい事に、顔を作品のガラスケースに近づけ過ぎてごん！とぶつけているオジサマも(--;あの～、音聞こえるくらいの勢いだったんですけど？内容のせいもあってか、比較的若いカップルも見かけました。やっぱり内容によって客層って随分違うものです。目玉はもちろん、チラシを飾っているウルビーノのヴィーナス（ティツァーノの作品）ですが、会場内は様々なヴィーナスが一堂に集まっていて、見応えありです。ヴィーナスはローマ神話の美の女神で、元々はギリシャ神話から発生していますので、古代ギリシャから始まって、中世に絵画などの素材として復活して以降の様々なモチーフが見られます。古いものだとポンペイとかエルコラーノからの出土品なんかもこっそりあったりして。目玉のティツァーノの作品は結構大きくて、混んでいなければ目の前にある椅子にゆっくり座って鑑賞するととても良さそうでした。今日は混み具合はそれほどでもありませんでしたが、やはり目玉の前はどうしても人垣がねえ(^_^;それでも押し合いへし合いするような感じでは全くなく、ゆったりと立ち止まって見られてとっても満足でした。同じ部屋にはミケランジェロ下絵によるヴィーナスや、同じティツァーノの工房の別のヴィーナスもあって、とっても充実。でもやっぱりウルビーノのヴィーナスの、あのちょっと挑発的ともいえる目線は堪りません。この後はアドニスとの恋をテーマにしたものの一連の作品、トロイア戦争の元となったというエリスの黄金のリンゴを題材としたものと続いていました。この辺はやっぱり、神話の内容を知っている方が面白いかもしれません。カンビアーゾのアドニスの死なんか、なんとなく雰囲気がピエタのような感じがしました。ヴィーナスの悲嘆が伝わってくるようで、個人的には綺麗な絵（内容は暗いですが）だと思った一枚です。これ以外だと、ジャンボローニャの身体を拭くヴィーナスがなんとも綺麗な身体の線で惚れ惚れ。そして一番最後に飾ってあるラファエッロのキューピッドを鎮める賢明。これがなんともいえず見事な絵で、しばらく椅子に座ってじっと堪能させて頂きました。この後、今度工事で一部閉鎖されてしまうという常設展示へ。実はロダンの作品とか結構あるんですよね。それを知っていながら今まで行ったことがなかったので（殴打）、行ってみました。こちらは常設なのでガラガラです。好きなだけゆっくりと絵が見られるっていいですね。モネなどは複数ありますし、結構著名な画家の作品がゴロゴロ。モローがあるとは知らなかったのでちょっとサプライズでうれしゅうございました。ここらでお昼が近くなったので、１階にあるカフェ・すいれんにてお昼。ここ、どういうわけか結構テーブル空いていても案内遅いんですよね・・・なんでかなあ(^_^;上野に来ると、大抵ここか、法隆寺館下のレストランで食べてます。今日頼んだランチは美味しかったな。ごちそうさまでした。

  2008年03月19日

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• 自爆４立ての１。ルーブル美術館展

  トップバッターは東京都美術館のルーブル美術館展。ここは９時開館で早いことと、４月６日最終ということでかなり混んできているという情報があったので、一番最初の突撃対象にしました。８時５０分くらいに門に並んだのですが、見事におじーさまおばーさま（特におばーさま）の集団！耳聞こえない振りして平然と割り込みしようとするし(--;;平日の朝だからしょうがないかと思ったのですが、今日はシルバーデイでした（爆）そらじさまばさまばっかにもなるわ(--;他にも高校生らしき集団が別個に列を作っていて、ちと嫌な予感がしましたが、それでもやっぱり平日の朝一番。そこそこ混んではいても、作品そのものはちゃんと間近で見られました。ルイ１５世あたりからルイ１６世の時代まで。フランス王朝における美術工芸品の変遷が時代ごと（様式ごと）に分けて展示されていました。どっちかといえばこの時代の王宮美術は女性が牽引していると思うので、ポンパドール夫人からマリーアントワネットまで、と言う方が正しいのかも。豪華絢爛、見事な燭台やカギ煙草入れや陶器類。もううっとりです(^0^)燭台や銀器のあの装飾はもちろん優美な曲線や細かい細工が凄いのですが、やっぱり陶器でああいう複雑な曲線を出すっていうのは凄いことだよなあと感動してしまいます。しかしそうやって密かに感動している脇では年配のオバサマが銀器の塩入れを見て一言。「これじゃあんまり入らないわね～」一気に現実に突き落とされました　orzちょっと驚いたのは、チラシなどで見た金にダイアモンドなどで細工した見事な箱。何の箱だか分かってなかったのですが、カギ煙草入れでした。要するに、すごく小さいんですよこれが！いや～、ある意味期待を裏切られました(^_^;細工はほんとに凄く綺麗だっのでいいんですけど。カギ煙草入れといえば、君主が自分の肖像画のミニチュアールをあしらって作ったものが結構あって、贈答用にもされていたようなんですが・・・オッサンの絵を貰って嬉しかったのだろうかと、ちと問うてしまう私はイケナイ人でしょうか(--;朝見かけた高校生、女の子はやはりキラキラ物が好きなようで、装飾品は結構見ていたようですが「これ、超きれ～くね～？」って言葉は頂けません(--;;大半は３０分程度で斜め見て終わっていたようですし、本物を見る前に一般教養・・・と遠い目になってしまった私です。笑えたのは後半に展示されていた版画。当時の風俗を風刺しているんですが、貴婦人の髪型が滅茶苦茶笑えます。こんなん、アリか！？と思えるような絵なのですが、考えてみるとマリーアントワネットなんか頭に船被っちゃったりしてたんですよね。さて、あの絵はどこまで真実だったんでしょうか。後で図録の解説をよく読まねば。全体として、見応えはありました。最後に飾ってあるアントワネットの旅行用の食器類を入れる鞄、一見の価値はあります。よくあんな物を作れるものです。でも、お供が持ってくれるから成り立つんですよね、ああいうのも(^_^;ほんとに最後の最後に飾ってあった絵がポンペイのベスビオ火山爆発の絵というのが、ブルボン王朝の終焉を暗に語っているようで、上手い配置だな～と感心した次第です。ちなみに図録は２３００円。金ピカのカバー付き。印刷を良くするので値段がある程度するのは仕方ないけど、こんな無駄なコトするくらいなら１０円でも値を下げてくれ！と叫びたい（爆）最近、どんどん図録の値段が上がっていると思うのは気のせいだろうか・・・めっさ財布に痛いんですけど。

  2008年03月19日

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• 牛乳を注ぐ女とオランダ風俗画展

  国立新美術館で開催中のフェルメールの牛乳を注ぐ女とオランダ風俗画展に行ってきました。国立新美術館での展示に行くのは初めてだったのですが、斬新なデザインの建物なんですね。日当たり良しでお昼寝しちゃいそうです(^_^;１０時開館なのですが、混んできたため繰り上げ開館。１０分くらい早かったでしょうか。国立らしからぬgood job!入ってすぐ、まずは会場の中程にある牛乳を注ぐ女に突撃。驚いたのは、想像していたよりもずっと小さい絵だったこと。根拠もなく、もっと大きい絵なんだと思っていました。開館してすぐにその前まで行ったというのに、既に人だかり(^_^;それはまあ仕方ないんですが、ちゃんとちょっと遠目の立ち止まっても可のレーンと、近いけど立ち止まれないレーンが設けられているにも関わらず、正面間近に陣取って再三の注意を無視して全く動かないオバサン、オジサン方。こういう光景を見る度、いっそこういう有名画の前は超低速の動く歩道を設置してしまえ！と思う私です(--;ジリジリと動きながら正面で見る絵はとても静謐な雰囲気を纏っていて、細部まで描き込まれ、光の加減が絶妙な画面構成に唸ってしまいました。牛乳を注ぐ女の周辺にはレントゲンなどで透視した下書き跡などの解説がありましたが、なんか折角頑張って完成させた画家さんの努力を無駄にするみたいで、面白いけどちょっと切ない、複雑な気分。それらを見てから最初に戻って他のオランダ画家の絵をじっくり見て回りました。こういう回り方が出来るのは、国立新美術館のホールが大きくてゆったりしているから。展示ホール、大きいです。オランダの普通の農民などの生活を現した絵が殆どで、油絵の他に沢山のエッチングが展示されています。難を言うなら、絵が小さめなので近くに寄らないと見え難いことでしょうか。エッチングには何点かレンブラントがありました。展示を見たら、３階のレストランでお食事。かのポール・ボキューズの店です。１１時頃だったのですが、既に凄い列が（汗）それでも相席にしていただいて、３０分も待たずに入ることが出来ました。コースはメインとデザートの限定数ものと、前菜、メイン、デザートのコース。折角なので前菜込みのコースをお願いしたのですが、いや～、流石に美味しかった(^0^)栗カボチャのスープは味も濃厚で、カボチャの甘みが口一杯に広がり、豚ロースは柔らかく、味付けの塩が程よくお肉にしみ込んでいて、とても肉の味とマッチ。デザートのクレーム・ブリュレはとろっと口の中で溶けて、流石三ツ星シェフのお店です。ここで食事だけってのも良さそうな（爆）帰りはミッドタウンをぶらついて一杯になったお腹をこなして帰りました(^_^;久々に友達にも会えて、美味しいご飯も食べられて、幸せでございました(^0^)

  2007年10月21日

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• 木村圭吾展

  船橋の東武にて開催中。展覧会は２３日、展示即売会は２４日まで。木村圭吾氏は静岡のクレマチスの丘に美術館をお持ちなので、もちろんそこで大型作品を見ることは可能ですが、今回の展覧会の特徴は、お若い時期の絵やスケッチも展示されていること。今年のカンヌでの美術展出品作品を中心に、数多くの作品を一挙に見ることが出来ます。桜で有名な日本画家の先生ですが、日本三大桜の作品全てが展示されています。日本画家なのに、ビル群の絵や中世ヨーロッパのお城の絵を描かれる方はこの方くらいしか思い浮かびません。幻想的で、幽玄の世界に導いてくれる絵の数々、一見の価値ありです。日本画家では一番好きな画家さんです。

  2007年10月20日

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• トプカプ宮殿の至宝展

  以前、トルコ展に行っていたので、行くのをどうしようか最後まで悩んでいたトプカプ宮殿の至宝展。サイトを見てみたら、前回は来ていないものが結構ありそうだったので、急遽行くことにしました。で、夜間開館してるかな？と思ったら・・・してない（汗）東京都美術館はやらないんですね（涙）２４日までなので、この最後の三連休は混むのは見えてます。こういう時の為に（？）今の勤務形態があるんだ！とばかりに早朝から仕事をして、そそくさと午後早々に脱出、上野を目指しました。平日の午後だというのに、かなり混んでました。特に年配の女性が目立ちます。理由は展示物を見たら納得。「きんぴか～（はあと）」いえいえ、豪華絢爛と言え、ですね。流石はオスマン・トルコのスルタンの至宝です。金はもちろん、七宝、エメラルド、ルビー、水晶、トルコ石・・・兎に角装飾が見事。トルコの細工は細かくて綺麗なものが多いのですが、その粋を堪能できます。そしてターバン飾りのエメラルドの大きいこと、色の深いこと。素晴らしいです。個人的には最初の方にあるスルタンの花押も御薦め。芸術です。でも、一番嬉しかったのは武器の類の展示かな（爆）特に斧と曲刀が(^0^)思っていたよりはずっと個性的な展示で、行った甲斐はありました。面白かったのは、スルタンは失脚に備えて必ず何か手に職をつけていた、という解説。凄いなあ。何があっても喰いっぱぐれはないんですね。しかも結構腕の良い王様もおられたようで。結局また重いのにカタログ買ってきてしまいました。最近の図録、充実しているのは嬉しいけれど、高い＆重い(T-T)これだけはもうちっとなんとかならんのかと・・・CD-ROMの図録が欲しいぞ！

  2007年09月21日

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• インカ・マヤ・アステカ展

  今日も夜間開館を利用して、国立科学博物館で開催中のインカ・マヤ・アステカ展に行ってきました。インカなどの中米の古代文明の出土品、特に土器類って凝っているけれど素朴で、時にコケティッシュな表情を見せてくれるのが好きです。でも同時に、戦いと特異な死生観が切り離せない文明でもあり、血なまぐささも持ち合わせている、ある意味二面性の強い文化でもあるように感じます。展示は土器や石に彫られた神々の像、王墓の出土品などから構成されていますが、今回の目玉は多分、最後の方に展示されていた親子のミイラでしょう。動物のものも含め、他にもミイラは展示されていましたが、特に父親とされる方の大人のミイラは保存状態がとても良くて、三つ編みにした髪や赤みを帯びた肌がそっくり残されていました。生々しさはそれほどないとはいえ、こういうのが苦手な人には御薦めしません。個人的には、前回のマヤ展の方が中身は充実していたような。アステカの黄金装飾品の展示は圧巻でしたけど。結構、映像での背景紹介が多くて、そういうのをじっくり見ようと思うと１時間では全然足りない内容ですね。映像については詳しいしいいなと思いました。今回は展示終了間近ということで、遅い時間にも関わらずそこそこの人出でした。来週は最後の夜間開館でもっと人が多いんじゃないでしょうか。来週といえば、そろそろトプカプ宮殿の至宝展も終わりなんですよね・・・前回のトルコ展とどの程度違うのかちょっと悩んでしまいます。ま、これは１週間行くかどうか悩むとして。少なくとも確実に行きそうなのが、フェルメール展。これは行きたい。誰か、絵好きを誘って行きたいと思っております。

  2007年09月14日

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