松方コレクションとその後ー国立西洋美術館常設展示ー
現在、国立西洋美術館では松方コレクションに関連してフランク・ブラングィンの展示を行っていますが、常設展示の方でも松方コレクションに関わる展示が行われています。所蔵の水彩画と素描の展示で、新刊2階の奥の方の展示室でひっそりと行われているのですが、展示されている内容は非常に濃密です。ゴーギャン、セザンヌを始め、秀逸な素描、水彩が40点弱くらいでしょうか。丁寧に保存されているのでしょうね。水彩だというのに非常に鮮やかな色彩に目を奪われます。素描も興味深いものが揃っていますが、企画があまり知られていないんでしょうか?人影はまばらで自分の好きな絵をじっくり見放題、至福の時間が味わえました。個人的なお目あてはギュスターブ・モローの水彩画2枚でしたが、どちらもモローらしい精密な線と不可思議な世界に誘う色彩で、大満足でございました(^^)ちなみにカタログはミュージアムショップで売っています。でも折角だから、大判で作って欲しかったかも(T^T)常設展示の方は滅多に見に行かないのですが、結構いい作品を沢山収蔵しているんですよね。特別展示のチケットで常設展も見られるので、たまにはまったり見に行くのも良いです。