What’s　シドニーライフ！?

モモの検疫日記やその他でも事あれば話題にしているが、オーストラリアは、国外からの持込物に関して厳しい。
半端でなく、厳しい。

その名も、『検疫局』（だか省だかは定かでないが）がデンッと構えているくらいだからして。
まず、ここに飛んでくる人皆口にするのが（特にカンタス航空で）、機内から何度も何度もある放送に案内書。よほどビビらせるのが目的かというほど記憶させる、「アヤシイものはもってはいっちゃだめなのよ」告知。もってるお土産全てが罪であるような気にさせる。

これは、もともと陸の孤島であるこの南半球最大の島で、ここにしか生息していない特殊な動物等を保護する（はては人間も、であるが）ためであると思うが。そのおかげで、狂牛病を始め数々の伝染病類が少ないのであろう、というより、そんなものが入ってしまったら一巻の終わりなのかもしれない。

土、種、などは最大の標的。ここでゴルフをしようなどと軽々しくゴルフシューズなぞをもってきたりしたら、徹底的に、土は一つぶたりとも入れないぞ、くらいの勢いで調べられることをお忘れなく。日本からなんとなーく持ってきた自転車が、再びもどってきたとき車輪がぴっかぴかになっているのをみたときは驚いた（土落し係、なんてのがいるのかぁ～などとヘンに感心したりする）。

で。それほど意識はあるとしても。
時々日本から美味しいモノをおくってもらいたいわけだ。で、先日、とりあえず、なんとなーく、もしかしていいかも、などとおもいつつ、実家に生ラーメンを発注。
過去、カップラーメンは無事届いた歴史あり（それも全部カップから取り出し、卵など載っていそうな写真はとり、送る箱もみかんの箱などはもってのほか、紙できれいに包み、の最大細心の注意を払い）。

で・・・。届いた箱は確かに、毎回の通り、検疫局で開けられている。そして今回、生ラーメンの代わりにしつこいほど入れられた3，4枚のブローシャーと一通の手紙。

『貴殿当てこの箱に、卵のふくまれるヌードル発見なり。よって強制送還、もしくは没収』

あたたた～やっぱだめか。
おいしそうな（はずだと思われる）生ラーメンは姿を消し、送付先へ返して欲しくば金を払え（郵送代ね）、との指示。
いや、いいです、どうせ腐りますから。

して、その生ラーメンたちはごみ箱行きなのか、誰かその検疫局のヤツに食べられるのかは定かでない。