きょうは注目のバスバリトン狩野賢一さんも出演したバロックのコンサートに行ってきました。三茶です。
その前にまずニュース!!
狩野賢一さんがバスのソリストの第九があります!!
これを待ってたんですよ~
しかし日にちは12月2日、ヤンソンスの第九の日です。時間はずれていますが4時間しかないので、移動時間を考えると第九は第4楽章から聴くことになるかも?
あとでまた書きます。
まずはきょうのコンサートのことを。
狩野さんはご本人が「バスバリトン」とおっしゃっているのですが、
やっぱりバスじゃないでしょうか?
最初聞いた時バスだと思いましたが、本人がそう言うならとバスバリにしてましたが
バスの曲ばかり歌っておられます。
バッソ・プロフォンドではないか?と先日Giocondaさまがおっしゃっていました。
すばらしく美しい低い声が出ます。
きょうも感動でした。
きょうは高い音が逆にあまり出にくかったような。
やはりお疲れなのでしょうか。
先日のガラでは高い音もすばらしかったです。
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Affetto〜アッフェット 魂に触れる音〜
2012年10月26日
サロン・テッセラ 三軒茶屋駅
ソプラノ 森有美子 森川郁子
メゾソプラノ 新明裕子
テノール 渡辺大
バリトン 小岩太郎
バス 狩野賢一
プロローグ
モンテヴェルディ「オルフェオ」より(ソプラノ2+メゾ)
モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」より、
「私は黒いけれど美しい」
フレスコバルディ「トッカータ第1番」(チェンバロ独奏)
モンテヴェルディ「西風が戻り」
ストロッツィ「私の涙」
Lamento della Ninfa
"ニンファの嘆き"(C. Monteverdi)
ソプラノ+テノール2+バス
休憩
モンテヴェルディの5声のマドリガーレ
Lamento d'Arianna a cinque voci
"アリアンナの嘆き" (C. Monteverdi)
Lachrime Pavan
"涙のパヴァーヌ"
(W. Byrd)
O dolcezze amarissime d'amore
"おお、愛の苦き甘さよ"
(L. Luzzaschi)
Schlummert ein, ihr matten Augen 「Ich habe genug ,BWV82」
"まどろめ、疲れた目よ" カンタータ82番 "我は満ち足れり"より
(J. S. Bach)
狩野賢一独唱
When I am laid in earth「Dido and Aeneas」
"私が土の下に横たわる時" 「ダイドーとエネアス」より
(H. Purcell)
メゾ+全員
Encore (?)
***
狩野さんの歌は、前半は「ニンファの嘆き」
ミゼレーレ、ミゼレーレと繰り返します。
後半はいきなり大曲、「アリアンナの嘆き」です。
これはすばらしかったです!!
そしてついに狩野さんのソロです。
バッハのカンタータ Ich habe genug
イッヒ・ハーベ・ゲヌーク~♪
と歌い出したのでびっくり。ドイツ語ですよ。
なかなか長い曲で、美しい声を堪能できました。
また違う一面が聴けて幸せです!
最後のパーセルは英語でした。これも狩野さん、歌いました。
他の歌手も皆さんすばらしかったです。
とても楽しい宵となりました。
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名古屋のおやじさまにご紹介いただいてさっそくハンス・ホッターのイッヒ・ハーベ・ゲヌークを聴いております。
Bach - Cantata "Ich habe genug" BWV 82 - Hans Hotter
きのう狩野さんは、抜粋で、1のAria: Ich habe genugを歌わずに、2のIch habe genugで始まるRecitativo と3のアリアSchlummert ein, ihr matten Augen をお歌いになったとのことです。確認させていただきました。
?? 5.Aria - Ich freue mich auf meinen Tod も歌ったような…?
名古屋のおやじさま、ありがとうございます。