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カテゴリ:OPERA
Wiener Staatsoper Tournee Japan 2012
Wolfgang Amadeus Mozart Le nozze di Figaro Day 3 and the last Dirigent Peter Schneider Regie und Ausstattung Jean Pierre Ponnelle Chorleitung Thomas Lang Conte d'Almaviva Carlos Álvarez Contessa d'Almaviva Barbara Frittoli Susanna Anita Hartig Figaro Erwin Schrott Cherubino Margarita Gritskova Marcellina Donna Ellen Basilio Michael Roider Don Curzio Peter Jelosits Bartolo Il Hong Antonio Hans Peter Kammerer Barbarina Valentina Naforniţă Ein Bauernmädchen Karin Wieser Orchester der Wiener Staatsoper, Chor der Wiener Staatsoper ウィーン国立歌劇場日本ツアー 「フィガロの結婚」 最終日 2012年10月28日 神奈川県民ホール 指揮:ペーター・シュナイダー 演出・美術:ジャン=ピエール・ポネル 合唱監督:トーマス・ラング アルマヴィーヴァ伯爵:カルロス・アルバレス 伯爵夫人:バルバラ・フリットリ スザンナ :アニタ・ハルティッヒ フィガロ :アーウィン・シュロット ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ マルチェリーナ:ドンナ・エレン バジリオ:ミヒャエル・ロイダー ドン・クルツィオ:ペーター・イェロシッツ バルトロ:イル・ホン アントニオ:ハンス・ペーター・カンメラー バルバリーナ:ヴァレンティーナ・ナフォルニータ 村娘:カリン・ヴィーザー ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団 *** アーウィンの髪の色はきょうはノーマルカラーでした。 いい男だった~ ウィーンのフィガロ、最高のプロダクションでした。 これ以上の贅沢がこの世にあるんでしょうか?? っていうぐらいすばらしかった。 もうこれは歌手の力量とか音とかそんなのかんけーねー 一つの総体としてものすごくすばらしかった! 終演後すべての人が立ちあがってスタンディングオーヴェーションがいつまでもいつまでも続いた! まるで自分が総天然色のDVDの中に入り込んだよう! DVDで見たカルロス・アルヴァレスさまの尊大なコンテ、そのままのお姿でお衣装で、そこにいた! アーウィンのフィガロは映像も含めていろいろ見ましたが、その中で一番すばらしいプロダクションだった! この歌劇が喜劇であることが初めて分かった! ものすごく笑える~そして最後ほろっとさせる 歌手たちが歌もさることながら芝居がものすごく細かくて面白かった。 多分変に演出されていない分、自由にできるのであろう。歌手たちがアドリブかましまくりで実に見事だった~! きょう一番のできは、ケルビーノのグリシュコヴァ。すばらしい声、歌唱力、音量。 バルバリーナのナフォルニタが美少女な上に背が高くて歌唱力抜群! きょうの女性陣は皆ソリストはほとんど美女ぞろい! スザンナはものすごいオーラや派手さはないが堅実な美しい歌唱! フリットリさまはきょうは不調だったと思うが、それを補って余りある芝居のすばらしさ! 男性の脇役はめっちゃ演技うまい!先日のヘロデだったロイダー、芝居うま過ぎる。 ドン・クルツィオのイェロシッツも爆笑ものでした~ 今回注目していたイル・ホンさんは巨体に似合わず繊細なバスバリトン風のバスでした。 私的に今回やはりカルロス・アルヴァレスさまが最大のお目当てだったので、大満足! パワフルな美しいバリトンのお声を堪能。ぜんぜん衰えていない。小芝居も絶妙! もともとアーウィンもすごく芝居がうまいのでほんと飽きないし爆笑の連続でした! セットも豪華で美しく実写的で過去にタイムスリップしたかのような夢の世界でした。 音楽はピーター・シュナイダーきょうも鳴らしとった! 前半およよと思うぐらい鳴らしていた。しかし後半のいちばん最後では歌手に合わせまくりでテンポを自在に変えていてさすがだと思った。 コンマスはやはりシュトイデ! ほか後述 *** 第1幕階段の下にあるフィガロの部屋。 スザンナとのこのシーン。 フィガロが階段の上にいるときに咳払いをしていたので大丈夫かな?と不安がよぎったが杞憂だった。きょうのアーウィンはやはり低い重いバスバリなのだが非常によく歌っていた。 彼の芝居が自然でほんとレチタティーボはしゃべっているよう。 フィガロはスザンナを抱きしめたり、最後にはキス。 スザンナが奥方に呼ばれて出ていき、フィガロはアリアを歌う。 ♪もしも踊りをなさりたければ 拍手 バルトロとマルチェリーナ。 バルトロのアリア。意外に繊細な声のイル・ホン きょうのマルチェッリーナはクシュプナーでなくて残念。彼女は客席にいた。 最終公演はベテランに歌わすという慣習でもあるんだろうか?こないだのヘロデの件といい。 スザンナとケルビーノ。 ケルビーノのアリア。すばらしい声。完全にアニタを食っている。 いよいよカルロス・アルヴァレスの登場。感動~ コンテはガウン姿。 バジーリオがやってくる。ロイダーは高い声でこの役にぴったり。芝居も超かましている。 スザンナが気絶するとコンテはベッドに抱きかかえてつれていってキスしようとする。 その瞬間スザンナが目をさまし、コンテは顔からベッドに突っ込む(笑)。 コンテがシーツをはがすとそこにケルビーノが! コンテは激怒。 人々がやってくる。コンテは鷹揚な顔を繕うが実はうんざりしている。 フィガロが指揮棒で指揮して歌わせている。 その役のバジーリオは怒って指揮棒を奪おうとするが、アクシデントで失敗し、指揮棒がオケのすぐ近くまで飛んで行ってしまう。 ロイダーはあっ!という驚いた顔をして拾いに行く。 一顧だにしないフィガロの受けの演技さすが!アクシデントもまったく動じず。 バジーリオは指揮しながら歌う村人たちを退出させる。 コンテはフィガロに椅子の位置を回転させる。 ぼろぼろの椅子。 わざと? フィガロはコンテに挑戦的に椅子をどかっと落す。 コンテは椅子に座り、ケルビーノを士官に任命すると言う。 コンテはフィガロに意地悪するために スザンナを抱きしめていいとケルビーノに言う。 フィガロは割って入り、 あの有名な歌を歌い出す ♪もう飛ぶまいぞこの蝶々。 今までなんどこの歌をシュロットで聴いたことか! それがここで生で歌っているなんて私の目が信じられない (実は昨年夏ザルツブルクでアーウィンのフィガロを見ているがこれはグート演出だったのでまったくの別の作品と言っても過言でないぐらい違う。だからまともな演出のフィガロのアーウィン生はお初ということで感動的だ) アーウィンはケルビーノのリボンやら帽子やらをはぎ取り投げる。1回目はスザンナが受け取り、その2回目はバジーリオが受け取る。バジーリオは憤慨して投げ捨てるのだが。 伯爵が怒ったように出て行き、フィガロはケルビーノに目くばせする。フィガロは歌の内容ほどケルビーノをいじめていない。可愛がっているのだということがわかる。 フィガロには考えがあるのだ。 第2幕 コンテッサの部屋。朝陽?夕陽?窓の外を見ているコンテッサ。 コンテッサのカヴァティーナ。 フリットリがずっとしもて方向を向いて歌っていたためか、かみての一番端にいる私にはあんまり聴こえてこない。フリットリさん不調?しかし歌終わりで盛大なブラヴァ!をかけた御仁がいた。こういうファンは歌手を元気にしてくれるのでいいね。すぐ前のケルビーノのアリアが大喝采だったから。 コンテッサは座って刺繍を始める。 スザンナ。そしてフィガロ。フィガロは冗談めかして自分たちの窮状を訴える。軽妙なアーウィンの芝居と歌はフィガロにぴったり。 スザンナとコンテッサはケルビーノの歌をうっとりと聞く。 ♪恋とはどんなものかしら 本当にすばらしい!大喝采! スザンナとコンテッサはケルビーノについたてのかげで着替えさせて見ている コンテッサはケルビーノにキスしようとする。 そこにコンテの声。 Perche chiusa? 鍵をなぜかけているのだ 誰と話してるのだ! あなたとですわ! うろたえるコンテッサ芝居うま過ぎる ケルビーノをしもての部屋に隠す。 スザンナはかみての部屋にいる 疑ったコンテは鍵を取りに行くことにする。 スザンナはケルビーノを部屋から出して逃がす。ケルビーノはしもてのベランダから庭に飛び降りる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月02日 21時04分02秒
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