ウィーン国立歌劇場「フィガロの結婚」最終日 Part 2
スザンナはしもての部屋に隠れる。
コンテが戻ってくる。
ここの芝居がほんと面白い。
中にいるのはいったい誰なんだ!?
Parlate!
話すんだ!
これをアルヴァレスは泣きそうな顔で切羽詰まって言う。笑。
コンテッサは中にいるのがケルビーノだと告白する。
コンテは右手にサーベルを構え、フェンシングのように部屋に向かって進む(笑)。
出てきたのはスザンナ
フリットリの演技が爆笑もの
スザンナ!?
コンテは情けない顔でコンテッサの手にキスする。
そこにフィガロ。間が悪いと不機嫌になるコンテ。
コンテは手紙についてフィガロに聞く。
アントニオがやってきてベランダから男が飛び降りるのを見たと言う。
in giardino!
in giardino.
フィガロはとっさにそれは自分だと嘘をつく。
そして足をくじいたと。
アントニオはその男が落して行った手紙を出す。
絶体絶命の大ピンチ。
しかしフィガロはスザンナとコンテッサの手助けで切り抜ける
(ここのフリットリの芝居も絶妙のおもしろさ)
マルチェエリーナ、バジーリオ、バルトロがやってくる。
またまた結婚に暗雲!ここで第2幕、了。
休憩
第3幕
伯爵の部屋。ここのセットも豪華。執務机でうなりながら何か書いているコンテ。
どうにも解せない!
コンテッサとスザンナのたくらみ。
スザンナは気つけ薬をもらいにコンテのもとへ。
持って行きなさい!
スザンナはコンテの誘いを受けると言う。
とたんに大喜びするコンテ。
スザンナの芝居とも知らず、せつない恋心を吐露する。
ここ大好きなシーン!
コンテはスザンナに迫る。
若い女性に狂う中年男の機微がにじみ出ている。
Mi sento dal contento
Pieno di gioia il cor.
美しいメロディ。Keenlysideのも良かったけど、C.アルヴァレスもやはりすばらしい!
コンテの見せ場が続くこの幕
スザンナが退場すると、裏切りに気付いたコンテが烈火のごとく怒るアリア。
Hai gia vinta la causa!
すばらしい!
大拍手!
そしてコンテッサの見せ場
Dove sono i bei momenti
ここはやはり彼女の本調子ではないが、歌いきった。
Dove sono i bei momenti の2回目に入る時に、弱音から入りヴォリュームアップしていく。
大拍手
ここで爆笑キャラクタードン・クルツィオが登場する。
借金を返さないとマルチェリーナと結婚することになるフィガロ。
つっかかってしゃべるクルツィオの口真似をしてしゃべる
私は貴族の出なので親の同意がいります
一同笑う。
しかしマルチェッリーナは自分の子だと気づく。
バルトロ「お前の母さんだよ!」
Sua madre!
(客笑う)
ここの六重唱で、かみて側でコンテとクルツィオのアドリブ芝居が繰り広げられている。
つっかかってしゃべるくせがあるあので「Sua Madre!]と言えないクルツィオにコンテがしゃべり方を教えている。するとクルツィオが言えるようになり、2人は喜ぶ。
こういう小芝居がいたるところで繰り広げられていてすごい。スザンナとコンテッサも小芝居がすごかった。
スザンナがやってきて勘違いしてフィガロを平手打ちする。
ここ、パチン!大きな音がするが実がフィガロが自分で手を叩いて音を出しているのがわかった。うまいよね~!
伯爵が出ていく
喜びの4人
もらえるものは何でももらう!とほくほくのフィガロ(客笑う)
バルバリーナとケルビーノ。
バルバリーナは美人で背が高く歌も美しい!
帽子を投げ捨てるケルビーノ。
アントニオとコンテ。
アントニオは帽子を拾ってケルビーノが舞い戻っていると注進する。
かみてのドアから出て行こうとするコンテ。威厳を保って先に出ていく。こういう芝居がすごいカルロス。うまいんだよねえ~
スザンナとコンテッサが殿様を騙す手紙を書く。美しいすばらしいシーン。最高でした~
農婦たちがやってくる。一番最後が女性に化けたケルビーノ。
コンテッサへの花を受け取るスザンナ。ケルビーノだけが花を渡さない。
スザンナはコンテッサに耳打ちする。
ケルビーノがどかどか歩いてきてひざまずき花をコンテッサに捧げる。
アントニオがやってきてケルビーノの首根っこを捕まえる
殿様の怒りが爆発しそうになった時、バルバリーナが割って入る
コンテは勝てない。
フィガロに皮肉を言うコンテ。
くじいた足で踊るのか?
皮肉で返すフィガロ
若いから治りが早いんですよ!
苦笑
コンテ「鉢は粘土でできてたんだな」
幕が下りて幕前にコンテとコンテッサ。
コンテは座ろうと先に腰掛けるがコンテッサがにらんでいるので立ち上がる
お先に。
コンテッサはコンテをにらみつけながら座る(客笑う)
バルバリーナともう一人の女性が歌う。
コンテにバルバリーナがスザンナのヴェールを渡す。
コンテはバルバリーナに取り繕ったような愛想笑いをしながら受け取る
さっきの応酬を引きずっているのだ。
コンテはスザンナにヴェールをかぶせる。
スザンナはコンテに手紙を渡す。
コンテはピンで指を刺す
イタッ!
フィガロはまだ気づいていない。
コンテは手紙を読みだすがピンを落したので探している。
フィガロがスザンナに耳打ちする
Andate, amici
幕が下りて場面転換
幕前にバルバリーナ。
この歌唱が飛びきり素晴らしい。シュナイダーも歌わせている。ゆっくり。
フィガロがマルッチェリーナとやってくる。フィガロはスザンナの裏切りを母に相談していたのだ。マルチェッリーナはフィガロに自分のピンを渡す。フィガロは拾ったふりをしてそれをバルバリーナに渡す。
怒ってるの?
関係ないものね。
ないともさ、ないとも
niente niente
ここザルツブルクでは意味ありげに歌っていたが、きょうはあっさり。
マルチェッリーナはスザンナを信じている。
マルチェリーナのアリアはなし。
Part 3 に続く。
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最終更新日
2012年10月29日 20時27分49秒
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